Macのストレージが逼迫している時に確認すべきフォルダまとめ

Macのストレージが特に理由もなく逼迫し、ストレージの詳細で「その他(あるいはシステム)」が肥大化している場合などに確認すべきフォルダや不要ファイルのまとめ。

注意
管理人は実際に本記事で解説しているフォルダの情報を削除してMacのシステムに影響がないことを確認しておりますが、デリケートなファイルも含みますので削除は自己責任でお願い致します。
不要ファイルを削除する前にTime Machineなどでバックアップを取ることを強くお勧めします。

各フォルダへの移動の仕方

本題に入る前に各フォルダへのPath(パス)を入力して当該フォルダに移動するにはFinderを開いてCommand+Shift+Gキーを押すか、メニューバーの「移動」>「フォルダへ移動」を開いて移動パネルを表示してそこから移動しよう。

当該フォルダへ移動するには移動パネルを出してそこから移動しよう

Macのストレージ逼迫要因フォルダと削除方法まとめ

ダウンロードフォルダ

/Users/ユーザー名/Downloads

ダウンロードフォルダは極一般的なフォルダで目にする機会も多いが、デフォルトでは自動的に削除はされないためチェックしておこう。

iPhone・iPadのバックアップフォルダ

iPhone・iPadのバックアップをローカル(Mac上)に取っている場合、下記フォルダに移動して「Backup」というフォルダのバックアップ容量をチェック。

~/Library/Application Support/MobileSync

iPhone・iPadのバックアップは膨大なファイルサイズに上るため、外付けHDD/SSDを導入している場合は下記記事でバックアップ先を変更しよう。

MacでiPhone・iPadのバックアップ先ドライブを変更する方法

TVアプリの一時ファイルフォルダ

macOSのTVアプリで映画などを購入してダウンロードした場合、稀に一時ファイルとして不完全な映画ファイルが残ってしまう場合がある(途中でダウンロードを停止した場合など)。

TVアプリの一時ファイルをチェックするにはまずホームディレクトリの「ムービー」フォルダを開こう。

ムービーフォルダに「TV」というフォルダがあるので開く。

続いて「メディア」フォルダを開く。

もしここに「Downloads-TV」というフォルダがあった場合、これが不完全にダウンロードされた映画の一時ファイルフォルダだ。

「Downloads-TV」フォルダを開くと中に不完全にダウンロードされた映画ファイルが入っているので「Downloads-TV」フォルダごと削除してしまおう。

一時ファイルフォルダ

ターミナルで下記コマンドを実行し一時ファイルフォルダを開いて不要なフォルダがあれば削除する。

一時ファイルは大抵の場合、再起動やシャットダウンで自動的に削除されるが、稀に不要なファイルが残ってしまう場合がある。

open $TMPDIR

フォルダが開いたら不要と思われるフォルダ類を削除しよう。

なお、一時ファイルフォルダの全消去や削除してよいかどうかわからないフォルダの削除はやめておこう。

ちなみに一時ファイルの場所は使用するユーザーやMacの環境によって違うため、各Macで上記コマンドを実行する必要あり。

一時ファイルとは
Macにおいて一時ファイル(Tempファイル)はアプリやプロセスによって作り出され、その後の使用状況に応じて再度使用される場合に備えて必要とされるファイルが保存されているもの。

キャッシュファイルとは違い、前述の通り大抵の場合再起動やシャットダウンでリセットされる。

例えばMacのソフトウェアアップデートなどでダウンロードされるファイルは一時ファイルとしてUpdatesフォルダ(後述)や一時ファイルフォルダに保存されるが、ソフトウェアアップデート完了時、あるいは再起動時にはフォルダは空になる。

画面収録一時ファイルフォルダ

スクリーンショット機能で長時間の画面収録を行うと下記の場所に画面収録の一時ファイルがGB単位で溜まる場合がある。

~/Library/ScreenRecordings

キャッシュファイルフォルダ

下記の場所にキャッシュファイルが蓄積されストレージを逼迫する場合がある。

~/Library/Caches

キャッシュファイルはアプリの動作に必要不可欠であり、削除すると問題が起きる可能性がある点に注意。

キャッシュファイルとは
Macにおいてキャッシュファイルとは、アプリやプロセスが使用するファイルという点では一時ファイルと同じだが、キャッシュの中身は頻繁に更新され、アプリの終了やMacの再起動・シャットダウンでもリセットされないことが大半。
例としてブラウザのCookie情報やミュージックアプリの検索履歴など。

また、主要なブラウザのキャッシュファイルは下記の場所に存在する。

~/Library/Caches/Google
~/Library/Caches/Microsoft Edge
~/Library/Caches/Firefox

ブラウザのキャッシュファイルにはアカウント情報や拡張機能などのデータも含まれているため、削除は非推奨。

ブラウザのキャッシュがストレージを圧迫しているのなら下記記事を参考にキャッシュサイズの変更を試そう。

Macブラウザのキャッシュサイズ変更方法とキャッシュの場所

なお、Safari関連のキャッシュファイルはiCloudとの兼ね合いもあって気軽にフォルダごと削除といったことはできず、キャッシュサイズの変更も不可(Safariの開発者メニューでキャッシュをクリアすることは可能)。

ちなみにSafari関連ファイルは下記フォルダに存在する(不用意に弄らない方が良い)。

~/Library/Safari

システム診断ファイルフォルダ

Macがクラッシュした際などにシステム診断、あるいはWi-Fiに問題が発生した際にワイヤレス診断などを行った場合、デフォルトでは下記フォルダに診断レポートが保存される。

/Private/var/tmp

tar.gzアーカイブ形式の診断レポートがあった場合、不要であれば削除しても問題はない。

クラッシュレポートフォルダ

Macやアプリケーションのクラッシュ情報は下記フォルダに保存されており、特にクラッシュレポートが必要ないのであれば削除してもいい。

~/Library/Logs/DiagnosticReports/ 
/Library/Logs/DiagnosticReports/ 

ただ、クラッシュレポートは大した容量ではない(管理人の環境では全クラッシュレポートの容量は3MB)ため、ストレージの空きを作る上ではあまり意味はないかもしれない。

スクリーンセーバーフォルダ

ユーザーによってダウンロード・インストールされたスクリーンセーバーは下記フォルダに保存されているため念の為チェック。

~/Library/Screen Savers/

Time Machineのローカルスナップショット

Time Machineを利用している場合、macOS High Sierra以降ではTime Machineに指定したディスク以外にもローカル側に一時的にバックアップファイルを書き込む「ローカルスナップショット」という機能がある。

通常は自動的に削除されるが、タイミングによってはローカルスナップショットによってディスクが逼迫する場合があるのでターミナルを起動し以下のコマンドを実行する。

sudo tmutil listlocalsnapshots /

パスワードの入力を求められたら管理者パスワードを入力してエンターキーを押そう。

コマンド実行後、上記画像のように日付が付与されたローカルスナップショットが表示されるので、その日付のローカルスナップショットが不要であるなら下記コマンドで削除しよう。

NOTE
ターミナルでのコマンド実行の際に「Operation not permitted」というエラーが出た場合はこちらの記事を参考にターミナルにフルディスクアクセス権を与えてください。
sudo tmutil deletelocalsnapshots 2021-01-16-050046

上記コマンドの日時の部分は自分のターミナル画面に表示されたローカルスナップショットの日時を参考に適宜置き換えよう。

コマンドを実行するとその日時のローカルスナップショットが削除される。

なお、このTime Machineのローカルスナップショット機能の無効化コマンドとして以下のようなコマンドがあるが「disablelocal」というコマンドは廃止されたようで、ローカルスナップショット機能は現在は無効にできない。

sudo tmutil disablelocal

上記画像のようにdisablelocalコマンドでローカルスナップショットを無効化しようとしても「Unrecognized verb」というエラーが出る。

ローカルショットを無効に出来ない以上、ここでローカルスナップショットを削除してもすぐに新たなローカルスナップショットが生成されるため削除はあまり意味はないかもしれない。

ローカルスナップショットを完全に無効にするにはTime Machine自体をオフにするしかないようだ。

Font Bookで重複しているフォントを検索

もし自分で任意のフォントをMacにインストールしている場合「Font Book」を開いて重複しているフォントがないかチェックしよう。

「Font Book」を起動するにはSpotlightなどで「Font Book」と検索しよう。

Font Bookを起動したらメニューバーの編集から「使用可能な重複項目を検索」をクリックしよう。

フォントの重複問題についてはAppleサポートに詳しい情報が載っている。

Application Support類フォルダ

下記の場所には各アプリの設定情報などが保存されており、通常削除の必要はない(というより削除は非推奨)であるが、既にアンインストールしたアプリの情報が残滓のように残っていることがある。

~/Library/Application Support
~/Library/Logs
~/Library/Containers
/Library/Application support
/Library/Logs
/Library/Containers

例えば管理人の場合、AdobeのPhotoshop・LightroomからAffinityへと移行したが、PhotoshopやLightroomをアンインストールしてもAdobe関連のフォルダが上記のフォルダに残っていた。

念の為既に使用していないアプリケーションのフォルダがあるかチェックしてみよう。

ソフトウェアアップデートフォルダ

macOSのソフトウェアアップデートなどを行うと一時ファイルとして下記フォルダにアップデートに必要なファイルが保存される。

/Library/Updates

ソフトウェアアップデートが完了する、もしくは再起動を行うとリセットされるため大抵の場合はストレージを圧迫することはないが念の為チェック。

Siriやアクセシビリティ用の音声ファイルフォルダ

下記フォルダにはSirやアクセシビリティ、テキストトゥスピーチなどに使用される音声ファイルが保存されている。

/System/Library/Speech/Voices/

もしSiriやアクセシビリティ用の音声ファイルが不要であるのなら削除しても問題はない。

詳細は下記記事にて。

Macの空き容量確保のためにスピーチ・VoiceOver音声を削除する

Xcodeの不要ファイルフォルダ

もしXcodeを利用している場合、数十GB単位で不要なファイルが溜まる場合がある。

Xcodeの不要ファイルの削除については長くなるため下記記事参照。

不要なXcodeのファイルを削除しよう。30GBの容量確保

Homebrewパッケージフォルダ

Homebrewを利用している場合、下記フォルダに各パッケージが保存されるのでチェック。

~/Library/Caches/Homebrew/downloads

ただし各パッケージは上記のフォルダから削除するのではなくターミナル上でアンインストールしよう。

Homebrewのアンインストールコマンドは下記。

brew uninstall パッケージの名前

Adobe Creative Cloud CleanerツールでAdobe関連ファイルを削除

既にAdobeアプリケーションを使用していない場合はAdobeが提供する「Adobe Creative Cloud Cleanerツール」でAdobe関連ファイルを削除しよう。

詳しい使い方は以下の記事にて。

MacでAdobe CCを削除したらジャンクファイルも消そう

Microsoftアプリケーション関連ファイルを削除

もし以前Microsoft製アプリケーションを利用しており、現在はアンインストールしている場合、Adobeと同様に下記記事の方法でMicrosoft関連のファイルを削除してみよう。

Microsoft Auto Update の通知を止める、または完全に削除する方法

なお、現在Microsoft製アプリケーションを利用している場合、関連ファイルなどを削除しても自動的に復活するため意味はない点に注意。

まとめ

もし今後新たにストレージを逼迫する要因となるファイルやフォルダを発見した場合は随時追記する。