Mac版Steamクライアントの動作が重い時の対処法

PCゲーミングプラットフォームである”Steam”は、たとえPCでゲームをしない人やMacユーザーでも耳にしたことくらいはあるほど有名だ。

Steamの主なターゲットはWindows搭載PCであり、macOS版やLinux版もあるのだが、その動作には極めて癖があり、最適化不足のためか動作もかなり重い。

ここではMac版Steamの動作が重い時の対処法を紹介する。

なお、ここで言う「動作が重い」とはゲームが重いのではなく、ゲームランチャーであるSteamクライアントそのものが重いことを指す。

具体的に言えばSteamコミュニティ閲覧・Web閲覧・ストア閲覧、全てが重いのである。

これはMacのスペックは関係なく、単純なSteamの最適化不足だと思う。

Mac版Steamの動作が重い時の対処法

Steamの設定からGPUアクセラレーションを切る

環境や使用MacのCPU性能にも依る可能性があるが、皮肉なことにMac版SteamはGPUアクセラレーションが効いていると重くなる。

本来CPUでは不利なUIの描画をGPUに担当させることで動作を軽くするGPUアクセラレーション機能が、Steamでは真逆に働き重くなる原因となるのだ。

Steamの動作が重いと感じたらまずはGPUアクセラレーションを切ってみよう。

SteamのGPUアクセラレーションをオフにするにはメニューバー>Steam>Preferencesをクリックして個人設定を開き、インターフェースの項目にある「GPUアクセラレーションレンダリングをWebViewで有効」のチェックを外す。

Steamの再起動を促さられるので、Steamを再起動するとGPUアクセラレーションが無効になり、動作が以前と比べて軽くなっていることを実感できるはず。

ただ、GPUアクセラレーションをオフにするということは、描画をCPUが担当することになるため、CPU使用率が上がることに留意する必要がある。

eGPUを接続しているならeGPUを優先設定にする

もしMacでeGPUを使用しているなら、アプリケーションフォルダを開きSteamのアイコンを右クリックして”情報を見る”を開き、”外部GPUを優先”にチェックをつけてみよう。

これはmacOS Mojaveから追加された項目で、eGPUが非対応の(無効化されている)アプリケーションで強制的にeGPUを有効化する機能だ。

この項目にチェックをつけたからといって必ずしもeGPUが使用されるとは限らず、パフォーマンス上昇が保証されるわけでもないが、eGPUを使用しているなら試してみる価値はある。

WebブラウザのキャッシュやCookieを消去する

Steamは内部的にはSteamを実行しているOSのWebブラウザのレンダリングに依存しているため、ストアやコミュニティページの閲覧も実際にはWebブラウザ経由で表示しているのとほぼ変わらない。

ゲーム中にオーバーレイ機能でWebブラウザを開いた際も同様だ。

そのため、Steamを使用していく内に内部にはキャッシュやCookieなどの情報が溜まっていき、結果的にSteamの動作が重くなる場合がある。

長い間Steamを使用しているなら、一度Steamの設定からWebブラウザのキャッシュやCookieを削除してみよう。

キャッシュとCookieを削除するにはメニューバー>Steam>Preferencesをクリックして個人設定を開き、Webブラウザの項目を選んで「Webブラウザのキャッシュを削除」・「ブラウザのCOOKIEをすべて削除」を実行する。

Big Pictureモードを使う

SteamにはBig Pictureという、テレビやコントローラーでのプレイ、Steam OS(Valve社がLinuxをベースにして開発したOS)用に独立したインターフェースモードが存在する。

Big PictureモードであればMac版Steamであっても動作は快適であり、通常モードで利用可能な機能のほとんども利用出来る。

加えてコントローラーでの操作も可能なため、PS4などのゲーム機でコントローラーに慣れている人はこちらの方がむしろしっくり来るかもしれない。

Big Pictureモードを使用するにはSteamウィンドウ右上の拡大ボタンをクリックするだけだ。

Big Pictureモードを終了したい場合は画面右上の電源ボタンをクリックし、”Big Pictureを終了”を選ぶ。

ゲームライブラリのタブを閉じる

Steamでゲームを大量に所持している場合はライブラリからゲームのリストを非表示にすることで、多少動作が軽くなる。

Steamにあるゲームライブラリで、左側に所持ゲーム一覧を表示させているならリストの下矢印アイコンをクリックしてタブを閉じよう。

これだけでも大分Macへの負荷が減り、見た目もスッキリする。

この設定はSteamを終了させても保存される。

まとめ

以上、簡単にMac版Steamを軽くする方法を紹介したが、正直Valveにはもう少しMac版Steamの最適化を頑張ってほしい。

Mac対応ゲームは年々増えており、Mac自体もeGPUの普及によりゲームをプレイする人も一部ではあるが存在する。

Mac版Steamは2年ほど前までRetinaディスプレイにすら非対応だったので、今後のMacユーザーを取り込む上でも最適化は必須ではないかと思う。