
Macでは障碍を持つ人向けのアクセシビリティ機能として「スピーチ」や「VoiceOver」という音声の読み上げ機能があるが、これらの音声データはかなりの容量に上るため「スピーチ」や「VoiceOver」、あるいは「Siri」を使用しないのであれば音声データを削除することでMacの空き容量をそれなりに確保することができる。
ここではMacの音声データを削除する方法をまとめる。
INDEX
Macの音声データ削除手順
1. システム環境設定の「アクセシビリティ」から音声ファイルを無効

まずシステム環境設定の「アクセシビリティ」を開く。

「スピーチ」の項目にある「システムの声」のドロップダウンメニューをクリックして「カスタマイズ」をクリック。

各言語の音声データの一覧が表示されるのでSiri以外の音声をオフ(Siriを使用しないのであれば全部オフ)にする。

上記のようなメッセージが出たら「削除」をクリック。
以上でシステム環境設定からチェックをオフにした音声が無効になったが、音声ファイル自体はまだMacにいくつか残っているため次の手順へ移る。
2. Finderで音声ファイルを削除

前述の手順でアクセシビリティから音声を無効にしたら続いてFinder上でCommand+Shift+Gキーを押して下記のパス(Path)を入力して移動する。
/System/Library/Speech/Voices/

移動すると大量の音声ファイル(.SpeechVoice)が表示されるが、ここから音声ファイルを削除するとアクセシビリティの設定からも消えてしまい元に戻せないことがあるため、僕は特に容量を食っている下記ファイルのみを削除した。
- AlexCompact.SpeechVoice
- HattoriSiri.SpeechVoice

削除の際に警告が出たら管理者パスワードを入力する。
この2つのファイルの削除だけでも1GB近い容量確保となる。
3. 最終的な「スピーチ」の音声表示
前述の手順でスピーチ設定から音声ファイルを無効にし、音声ファイルのデータ自体も削除したあとのスピーチ設定の表示は下記のようになる。

僕はSiri(女性音声)を極稀に使用しているためSiriの音声は一つだけ残したが、あとは全てオフにし、前述の通り特に容量を食っていた「AlexCompact.SpeechVoice」と「HattoriSiri.SpeechVoice」を削除した。
まとめ
前述のように音声ファイルの削除はスピーチ設定からその音声ファイルの項目自体が消えてしまうことがあるため、心配な場合は使用していない音声ファイルをスピーチ設定からオフにするだけでもいい。
ただ、本当に不要な音声ファイルを削除してMacの空き容量を確保したいのであれば多少リスクはあるが先程の音声ファイルを削除するといいだろう。