
サードパーティーのアプリケーションなどは一切用いずにMacに現在接続されているデバイスを表示する各種方法をまとめる。
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Macに接続されているデバイスを表示する方法一覧
システム情報(システムレポート)を表示する

Macに接続されているデバイスを表示する最もポピュラーな方法はOptionキーを押しながらメニューバーのAppleマークをクリック(もしくは「このMacについて」からシステムレポートをクリック)してシステム情報を表示することだろう。

ただしシステム情報の項目ではATAやSATA、SCSIなど、いわゆる「レガシーデバイス」の項目が多数あり、情報が雑多でわかりにくいという欠点がある。
diskutilコマンドで現在接続しているディスクを表示
下記ターミナルコマンドを実行すると現在Macに接続されているディスクをアンマウント状態のものも含めて一覧表示させることが可能だ。
diskutil list

このコマンドではMacに接続されている全てのディスクを詳細な情報付きで確認できるため重宝するはずだ。
また、ターミナルコマンドで自由にディスクをマウント・アンマウントさせることも可能だ。
ターミナルでディスクをマウント・アンマウントする方法は下記記事をご参照頂きたい。

system_profilerコマンドでシステム情報を表示
下記コマンドでシステムの詳細な情報を表示可能だが、下記コマンドだけではシステム環境設定の情報など、不要なものまで膨大な項目が表示されてしまう。
system_profiler

そこで下記コマンドのように「USBデバイスだけを表示する」といった指定を行おう。
system_profiler SPUSBDataType

上記コマンドを実行するとUSBデバイスだけに限定して詳細な情報を表示可能だ。
なおコマンド実行時に「failed(失敗)」という文字列が多数表示されることがあるが無視して構わない。
ちなみに詳しい理由は不明だがApple T2セキュリティチップなどの情報もUSBデバイスに含まれる。
また、下記コマンドを実行すればXML形式で出力することも可能だ。
system_profiler -xml SPUSBDataType

ioregコマンドで接続デバイスを表示
下記コマンドでもsystem_profilerコマンドと似たような情報を出力可能だ。
ioreg -p IOUSB -l

個人的にはsystem_profilerコマンドよりこちらの方が情報が豊富でわかりやすい。
ネットワーク上のデバイスを表示する
下記コマンドを実行すると下記コマンドを実行したMacが接続されているネットワーク上の各デバイスのプライベートIPアドレスとMACアドレス(Media Access Controlアドレス)を一覧表示させることが可能だ(コマンドを実行したデバイスは除く)。
arp -a

余談だが下記コマンドでコマンドを実行したMacのMACアドレスを表示可能だ。
networksetup -listallhardwareports

Wi-Fiの項目に表示されているのがWi-FiのMACアドレス、Thunderbolt Bridgeがイーサネットアダプタなどを使用してイーサネットで接続した場合のMACアドレスだ。
また、Mac miniのようにイーサネットポートが存在するMacの場合はEthernetという項目も表示される。
なお、下記コマンドでもMACアドレスの取得は可能だがWi-FiとEthernetでMACアドレスは違ってくるため、Macのモデルによってはその都度下記コマンドの一部を書き換える必要があり、前述のコマンドの方が便利だ。
ifconfig en1 | awk '/ether/{print $2}'

まとめ
個人的に特に外付けHDDなどはターミナルで情報の表示やマウント・アンマウントをした方がGUIで操作するより遥かに便利のため、diskutilコマンドだけでも覚えておくと重宝するはずだ。