Mac Safari「ページを開けません」問題

僕のMac環境のSafariは、ほぼ毎日数回は「ページを開けません」「このページのあるサーバが応答しません」というエラーが出る。

上記はAmazonの特定リンクをクリックした際の表示。

Amazonに限らず、ほぼ全てのWebサイトで同様のエラーが度々発生している。

具体的には”リンクをクリック→ページがなかなか読み込まれない→最終的に上記の画像のエラーが表示される”という流れになる。

ちなみにChromeやFirefox、Operaなどではこういった問題は起きず、Safariで繋がらなくても他のブラウザではあっさり繋がるため、macOSのネットワーク設定やルーターの問題ではないと思う。

ここでは、完全な解決法とは言えないかもしれないが、上記のエラーを経験して色々やってみた対処法をまとめてみる。

対処法

Safariを最新バージョンに更新する

2019年9月20日にAppleはmacOS用のSafari 13をリリースしたのでアップデートがまだの場合は”システム環境設定”から”ソフトウェアアップデート”を実行してSafari 13を導入してみよう。

僕の場合はSafari 13にアップデートすることで「ページを開けません」というエラーが出る頻度が著しく減った。

Safariのキャッシュを消す

ブラウザは一度閲覧したWebサイトは、次にそのサイトへ訪れた際に読み込みを速くするために、Webサイトのデータ(画像やテキストデータなど)をキャッシュ(溜め込み)して、再利用している。

場合によってはこのキャッシュの情報がおかしくなっていて、エラーが出ている可能性もあるのでSafariのキャッシュを消してみよう。

Safariのキャッシュを消すには、まずSafariの”環境設定”を開き”詳細”の項目の一番下にある”メニューバーに開発メニューを表示する”にチェックを入れる。

するとメニューバーに”開発”という項目が現れるので、その項目をクリックして”キャッシュを空にする”をクリックすればSafariのキャッシュは消える。

キャッシュのクリアはSafariの閲覧履歴や、Webサイトのログイン情報などのCookie情報は消えず、あくまで溜め込んだ画像やテキストなどのデータだけを消すので閲覧履歴がパーになったりする心配はない。

ただし、お気に入り画面のサイトアイコン(favicon)は再読み込みが発生する。

Webサイトデータを消す

Webサイトデータは前述のキャッシュと違ってログイン情報やCookieなどのデータを格納しているが、長くSafariを使っていくうちにいわゆる「ゴミ」が溜まる状態となるのでWebサイトデータを消すことでトラブル解消に繋がることがある。

Webサイトデータを消すにはSafariの環境設定の”プライバシー”タブの”Webサイトデータを管理”をクリックし、下記画像のような画面が開くので「すべてを削除」を実行する。

ただし、この方法はキャッシュを消す場合と違ってログイン情報などのCookie情報も消えてしまうため、キャッシュを消すのとは違いAmazonなどのショッピングサイトなど会員制のサイトの場合再度ログインする必要がある。

ポップアップウィンドウ・自動再生を許可する

最新版のSafari 12では新たにポップアップウィンドウのWebサイトごとのブロック機能が追加された。

この機能は鬱陶しいポップアップウィンドウなどを強制的に無効化することが出来る便利なものであるが、ポップアップウィンドウの処理に不具合が発生して読み込み先のページにアクセス出来ないということもありえるので、原因の切り分けという意味でも一度変更してみることをおすすめする。

変更方法はSafariの環境設定>Webサイトを選択し、ポップアップウィンドウを全ての項目で”許可”に変更する。

同様の理由でメディアの自動再生も”すべてのメディアを自動再生”に設定変更してみるといい。

広告ブロッカーなどの機能拡張をアンインストールする/停止する

広告ブロッカーの機能拡張は多くの人が利用していると思うが、Safariの広告ブロッカーはChromeなどの他のブラウザと違い、ページが重くなったりして広告ブロッカーとの相性が悪いように思う。

広告ブロッカーは、リンクをクリックした時、そのページを先読みして、HTMLなどの記述の中にある広告に関係する特定のワードやスクリプトに反応して、それらを無効化してから表示している。

Safariではこういった広告ブロッカーの処理に問題があり、前述のようなエラーが出ている可能性がある。

エラーが出た際は、広告ブロッカーを一旦Safariの設定から無効化する、あるいは広告ブロッカーの機能拡張そのものをアンインストールしてみよう。

機能拡張のアンインストールはSafariの”環境設定”の中にある”機能拡張”という項目から行える。

また、AdGuardのような一部の機能拡張をアンインストールするにはmacOSのアプリケーションフォルダからも完全に消す必要がある。

単純に機能拡張を停止したい場合は、同じ項目内の左サイドバーにある広告ブロッカーなどの機能拡張のチェックを外そう。

注意
広告ブロッカーなどの機能拡張を停止・アンインストールすると、開いているWebサイトが一旦再読み込みされるので、ブログを書いていたり、ネットバンクなどを利用している際はページがリセットされてしまので注意。

サイト越えトラッキング防止設定をオフにする

SafariではデフォルトでSafari設定画面の”プライバシー”の項目に、「サイト越えトラッキングを防ぐ」という、ターゲット広告などによるユーザーのトラッキング(追跡)を防ぐ機能が存在する。

この機能も広告ブロッカーと同様、Webサイトの先読み処理に問題があり、トラブルを起こす可能性があるのでオフにしてみよう。

それでも改善しない場合

もし上記の手順を試しても依然として「ページを開けません」という問題が続く場合はSafari自体をクリーンインストールしてみよう。

詳しい手順は以下の記事で説明しているが、手間はかかるもののユーザーのファイルやデータはそのままでSafariだけをMac購入当初のまっさらな状態に戻すことができる。

Safariのトラブル究極解決法。macOSでSafariだけを再インストールする方法

まとめ

色々試してみて、「ページを開けません」エラーに最も効果があったのはSafariを最新の13にアップデート・広告ブロッカーであるAdGuardを消す2点だった。

AdGuardは強力な広告ブロッカーであるが、強力すぎるが故に先読みしたWebサイトの処理に問題があるように感じた。

Safariで広告ブロッカーを使用するなら、AdBlockのほうが若干早いように感じる(AdBlockはAdBlockで不具合が生じる場合もあるが)。

また、AdGuardを使用していないにも関わらずエラーが出る場合はSafari 13へのアップデートの他にも、出来るだけ機能拡張をオフにして原因を切り分けるのがいい。

いずれにしろ、SafariはMac・iPhone・iPadなどの複数のデバイス間で閲覧履歴やサイトのID・パスワードが相互に共有されるので非常に便利なのだが、機能拡張との相性やSafari固有のバグもあるので、Apple純正ブラウザだからと言って必ずしも快適に利用できるとは限らない。

今回取り上げたエラー以外にもMacのSafariは結構癖があるので、機能拡張を入れたり、広告ブロッカー(特にAdGuard)を有効にする際は慎重に検討しよう。

個人的にはMacのSafariで広告ブロッカーを利用するくらいなら、Chromeをメインブラウザにして広告ブロッカーを入れた方が明らかにWebサイトのレスポンスがいいので、広告ブロッカーなどの機能拡張ありきで利用するならChromeが良いと思う。