
Mac(macOS)には様々なショートカットがあるが、その中でもあまり知られていないと思われるCommand+Tabのアプリスイッチャーでの「最小化したウィンドウを再度開く」ショートカットを紹介する。
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「最小化ショートカット」とデフォルトの動作

macOSにはもちろん「開いているウィンドウを最小化(Dockにしまう)」というショートカットは用意されており、デフォルトではCommand+Mでウィンドウが最小化する(Dockにしまわれる)。

しかしCommand+Tabで行えるアプリスイッチにおいては最小化したウィンドウを選択してもDockから最大化されず、何の反応も起きない。

メニューバーを見ても最小化したウィンドウを再度開くようなキーボードショートカットは特に見当たらず、多くのユーザーは最小化されたウィンドウを再度開く際にはDockにしまったウィンドウをマウス/トラックパッドでクリックしていると思う。
Optionキーで再度開ける

このアプリスイッチャーの挙動だが、Command+Tabで最小化したアプリケーションを選択した際にOptionキーを押せばDockの最小化したウィンドウを再度開くことが可能だ。
CommandキーはOptionキーを押すと同時に離してしまって構わない。
Optionキー以外に最小化したウィンドウを開く方法
Optionキーで最小化したウィンドウを再度開けるとは言え、Command+Tabで最小化したウィンドウを選択した際に自動でウィンドウが再度開かれるのがユーザビリティ的には理想だが、この挙動を変更するターミナルコマンドなどは現在発見できていない。
もしOptionキーを押す以外の方法で最小化したウィンドウをキーボードショートカットだけで開きたい場合は有料アプリになるが「Contexts」などのウィンドウマネージャーアプリを利用するのがいいだろう。

Contextsはウィンドウマネージャーアプリであり、その機能の一つとしてデフォルトのCommand+Tabのアプリスイッチャーを独自のものに置き換えるというものがある。
このアプリを利用すればCommand+Tabで最小化したウィンドウを選択した場合、Optionキーを押さなくても自動で最小化したウィンドウを再度開くことが可能だ。
Contextsの詳しい使い方については下記記事を参照してほしい。

まとめ
「Optionキーで最小化したウィンドウを再度開ける」というショートカットの存在は僕が知らなかっただけで、実際にはMacユーザーの間では当たり前かもしれないが個人的にこのショートカットの存在は盲点だったため初めて知った時は驚いた。
僕は既にContextsを購入して日常的に使用しているため、macOSのデフォルトのCommand+Tabによるアプリスイッチャーは使っていないが覚えておいて損はない小技であると思う。
もしCommand+Tabによるアプリケーションの切り替えを多用しているならOptionキーによるショートカットやContextsなどのウィンドウマネージャーを是非試してほしい。