2019年に新型Mac miniは果たして出るのか?

Mac mini 2018を既に所有、あるいは購入を計画している人の中には2019年に新型が出るのか気になっている人もいるだろう。

ここでは2019年に新型Mac miniが出る可能性・出るとしたらそのスペックを予想・検証してみたい。

ちなみに僕個人は2019年に新型Mac miniが出る可能性は低いと見ている。

なおこの記事の予想・推測・推論はあくまで僕個人の考えであるため、参考程度に受け取ってもらいたい。

新型Mac mini(2019)のスペック予想

2019年に新型Mac miniが出た場合のスペックを予想してみよう。

CPU

これは恐らく誰もが予想しうると思うが、MacBook Proが2019年のサイレントアップデートで最高8コア16スレッドになったのと同じように、新型Mac mini もCPUは最高8コア(第9世代Coreプロセッサ)になる可能性がある。

ただ、現行のMac mini 2018のCPUはモバイル版ではなくデスクトップ版のi7であり、これを8コア版にした場合、新型Mac miniでは発熱の問題が顕著に表れるはずだ。

デスクトップ版の8コアCPUだとCore i9 9900が存在するが、Mac mini 2018でさえ6コア全てに負荷をかけるとCPU温度が100度を超えるような状況なのに、Mac miniの小さな筐体にCore i9 9900を搭載するのは無理がある。

もし仮に8コアCPUを搭載するとなればモバイル版に変更されるか、Mac miniの筐体デザインを変更し放熱性をアップさせる必要があるだろう。

このCPUの熱問題が、後述する僕が2019年に新型Mac miniが出る可能性が低いと考える理由の一つだ。

GPU

恐らく従来通りCPU内蔵グラフィックになり、ディスクリートGPU(独立GPU)は搭載されないだろう。

前述の通りCPUの熱問題があるため、このMac miniの筐体にディスクリートGPU搭載は無理があると思うからだ。

ちなみにCPU内蔵グラフィックの場合、Coreプロセッサ第8世代と第9世代ではCPU内蔵グラフィックは変わらないためUHD 630のままになる。

メモリ

メモリは最大搭載容量も価格も据え置きだろう。

従来通り、最大64GBになるはずだ。

メモリクロックもCoreプロセッサ第8世代と第9世代で変化はないので2666Mhzだろう。

SSD

こちらも速度や容量に大きな変化はないと思われるが、つい先日Appleはほぼ全てのMacにおいてストレージ容量を大幅値下げしたため、同じ容量で比べた場合新型Mac miniはMac mini 2018発売当初と比べて多少安くなる可能性がある。

新型Mac miniが2019年に出る可能性が低い理由

あくまで僕の個人的予想ではあるが、ここでは新型Mac miniが2019年に出る可能性は低いと思う理由を列挙してみる。

現行の6コアi7で熱問題がある。

前述したように現行のMac mini 2018では小さな筐体にデスクトップ版の6コアCore i7を搭載したため、CPUに負荷をかけると温度が軽く100度を超えてしまうのは国内外で有名であり、所有している人ならどれだけMac mini 2018が発熱するかはご存知だと思う。

新型Mac miniが出るとしたらAppleはスペックをアップデートせざるをえないが、上記の熱問題があるためCPUを8コアなどにするのはかなり難しい。

結果的に、Appleとしては次の世代のCoreプロセッサリリースまでMac miniのアップデートは控えるのではないか?というのが個人的予想だ。

第10世代Coreプロセッサ”Ice Lake”はプロセスルールが10nmになるため、消費電力と発熱の低減が期待されており、Appleとしても次世代のCoreプロセッサの方が都合がいいだろう。

プロセスルールとは?
CPUの製造工程における回路線幅のこと。

ざっくり言ってしまえばプロセスルールが小さければ小さいほど性能・消費電力は改善する。

プロセスルールを小さくすることを「微細化」「シュリンク」などと呼ぶ。

もちろん、次世代CoreプロセッサでもMac miniの小さな筐体では熱問題が発生する可能性があるが、現在の14nmプロセスのCPUを搭載するよりはマシなはずだ。

Mac miniはプロ向けにシフトしたため、頻繁なアップデートは行わない

Mac mini 2018ではこれまでのMac miniシリーズから筐体の色はスペースグレイに、CPUは最大6コアに、メモリはMacBook Proの最大搭載容量も超える64GBまでサポートし、10Gbイーサネットポートまで備えた「プロでも使えるデスクトップ型Mac」へと路線変更した。

MacBook Proなどは頻繁にスペックが変わっているが、基本的にAppleはプロ向けMacのアップデートは控える傾向にあり、iMac Proも発売から2年近く経っているがアップデートはない。

また、これまでのMac miniシリーズもアップデートは数年おきだったため、昨年大幅刷新したばかりのMac miniの新型を今年出すとは思えない。

前世代のMac miniと比べて差別化できる要素があまりない

MacBook Proは大幅にデザインやスペックが変更された新型が出る噂があるし、これまでのアップデートでディスプレイにiPhoneやiPadと同じTrue Toneといった機能が追加された。

しかしMac miniはディスプレイも周辺機器も付属しないデスクトップ型Macであるため、スペック以外で前世代と差別化するのが難しい。

前世代と差別化するには大幅なスペック変更が必要になるが、前述の通り熱問題などもあるので、現時点では大幅にスペックを上げることは無理がある。

Mac mini 2018のインパクトが大きかったのは全モデル最低4コアCPU・SSD搭載・最大メモリ64GB・10Gbイーサネット選択可能・Thunderbolt 3ポートを4つ搭載といったような大幅なスペック・I/Oポートの刷新があったからだ。

サイレントアップデートのような小さなスペック変更があったとして、Mac miniの購入層にはあまりアピールできる要素はないだろう。

まとめ

長々と書いたが、現状のMac miniの問題点は”発熱”であり、この問題は新型Mac miniにもついて回る。

Appleが新型Mac miniを出すにはモバイル版CPUに変更するか、放熱方法を改善するなどして発熱の問題を解決する、あるいは消費電力・発熱が低減された次世代のIntelプロセッサを待つ必要がある。

熱問題がある限り、サイレントアップデートのような小規模な変更さえも難しいかもしれない。

10nmプロセスの立ち上げに失敗してIntelのロードマップがおかしなことになっているため、Appleも相当戸惑っていると思う。

こういった問題があるから「AppleはMacへの自社製プロセッサ搭載を計画している」というような噂も出てくるのだろう。

まとめとして、2019年に新型Mac miniが出る可能性は低く、出たとしてもサイレントアップデートであり、CPUが仮に8コアになる場合はモバイバル版に変更されるか、筐体のデザインは放熱性アップのために多少変更される可能性があり、CPU以外のスペックに大きな変化はない。

あくまで個人的推論に則ったものであるが、以上が僕の予想である。