Macのミュージック/iTunesの歌詞表示をiOS 13風に表示させるアプリ「LyricsX」

tvOSでは12から、iOS/iPadOSでは13からミュージックの歌詞表示はリアルタイム同期に対応し、歌詞表示に対応した曲なら曲の進行に合わせて自動的に歌詞送り表示ができる。

また、macOS Catalinaにおいてもバージョン10.15.4からは上記と同様のミュージックアプリでのリアルタイム歌詞表示に対応した。

しかし、macOS Catalinaを導入していなかったり、あるいはmacOS Catalina 10.15.4であってもMacで音楽を聴く上でもっと柔軟に歌詞表示をカスタマイズしたいという場合もあるだろう。

リアルタイム歌詞表示ウィンドウなどを表示できるアプリ「LyricsX」

今回はmacOS上でのミュージック/iTunesにおいて歌詞表示を飛躍的に進化させる無料アプリ「LyricsX」を紹介する。

多彩な歌詞表示が可能なLyricsX

概要

本アプリは無料・日本語対応の上に頻繁なアップデートが行われ、リアルタイム歌詞表示に関しては少なくとも僕が試したアプリの中で最も完成度が高い。

当然のことながらmacOS Catalinaにおいてもきちんと動作し、歌詞検索機能もあるためCDから取り込んだ楽曲などであっても大抵の曲ならリアルタイム歌詞表示が可能だ。

更にSpotifyなどApple MusicやiTunes Store以外のアプリ・サービスにも対応している。

残念な点としては本アプリはミュージックアプリ/iTunesの歌詞を読み込んでいるのではなく、独自の検索システムで読み込んでいるため間違った歌詞が表示される場合があるという点だ。

ただ、その欠点を除いても優秀なアプリだ。

機能

自由に移動が可能な半透明のリアルタイム歌詞表示ウィンドウ
カラオケ風オーバーレイ表示(スクリーンショットには写らないため写真を用いている)
メニューバーにおけるリアルタイム歌詞表示

本アプリは歌詞表示ウィンドウを表示してくれるだけではなく、メニューバーでの歌詞表示カラオケ風のオーバーレイ歌詞表示も可能であり、更にそれらの歌詞のフォントや文字色までカスタマイズ可能である。

更に実験的な機能としてはMacBook ProのTouch Barにおける歌詞表示日本語のふりがな表示も備わっている(実験的な機能であるため動作の保証はされない)。

使い方

環境設定から言語を日本語に設定するだけで利用可能

LyricsXの使い方は非常に簡単であり、LyricsXを起動しメニューバーのアイコンから環境設定を開き言語を「日本語」に設定してアプリを再起動し、あとはミュージックアプリやiTunes(あるいはSpotifyなどサポートされるアプリ・サービス)で歌詞表示対応の曲を再生するだけだ。

歌詞ファイル(LRCファイル)を読み込むこともできるがデフォルトの状態でミュージック/iTunesで再生中の曲を自動検索して歌詞を表示してくれるため特に設定などはしなくても歌詞表示が可能だ。

もちろんCDから読み込んだ楽曲でもタイトルに応じて自動検索してくれる。

ただしCDなどから読み込んだ曲の歌詞表示はまだ完璧ではなく、間違った歌詞が表示される頻度が多い。

もし歌詞が表示されない楽曲がある場合はその楽曲をミュージックアプリやiTunesで再生または選択状態にした上でメニューバーのアイコンから「歌詞を検索」をクリックしてタイトルとアーティスト名を検索し該当楽曲を選択して右下の適用ボタンを押せばOKだ。

また、もし歌詞が間違っていたり、全く関係ない歌詞が表示される場合や検索しても該当の楽曲の歌詞が一切見つからない場合はメニューバーのアイコンをクリックして「歌詞」の項目から「間違った歌詞」をクリックすればその曲の歌詞を無効に、「アルバム全体の歌詞を無効にする」をクリックすればアルバム単位で歌詞を無効にできる。

なお、カラオケ風の歌詞表示やメニューバー歌詞表示などはメニューバーのLyricsXアイコンから簡単に切り替え可能だ。

もちろん3つの機能全てを有効にすることもできる。

歌詞表示ウィンドウはデフォルトでは最前面に固定されるが右上のチェックマークで最前面固定のオン/オフができる。

フォントや文字色の変更は環境設定の表示から行おう。

まとめ

LyricsXは使えば使うほど非常に優秀な歌詞表示アプリだ。

Mac App Storeでは有料であっても最新のmacOSでは動作しなかったりミュージックアプリの歌詞の読み込みに不具合があるアプリもあるが、本アプリは無料でありながら現在のところ不具合らしい不具合はない。

macOS Catalinaの歌詞表示が物足りない、あるいはそれ以前のmacOSであっても多彩な歌詞表示を楽しみたい人は是非導入してみてほしい。