最新版のXcode 12では「Bluetooth Explorer」ツールが削除されてしまい、Bluetoothオーディオのコーデックを強制できなくなったので、ターミナルを用いてBluetoothオーディオコーデックを強制する方法を紹介。
なお、コーデックの強制にはもちろんBluetoothオーディオデバイスがそれらのコーデックをサポートしている必要がある。
INDEX
Bluetoothオーディオコーデック強制方法

この方法ではターミナルを使用するが、コマンド実行後においても特にMacを再起動する必要などはない。
コマンド実行後にもし効果が現れなかった場合は一度Bluetoothオーディオデバイスを接続解除し、再度接続しよう。
また、パスワードの入力を求められたら管理者パスワードを入力してエンターキーを押そう。
aptX
下記コマンドをターミナルで実行するとaptXコーデックを強制できる。

強制をオフにする場合は下記コマンド実行。

指定そのものを削除する(macOSのデフォルトに戻す)には下記コマンドを実行。

AAC
下記コマンドをターミナルで実行するとAACコーデックを強制できる。

強制をオフにする場合は下記コマンドを実行。

指定そのものを削除する(macOSのデフォルトに戻す)には下記コマンドを実行。

現在Bluetoothオーディオで強制有効になっているコーデックを確認する
現在Bluetoothオーディオで強制有効になっているコーデックを確認するには下記コマンドを実行する。
sudo defaults read bluetoothaudiod

値が「1」であればオン、「0」であればオフ。
もし上記コマンドを実行してもエラーが返される場合はコーデックの指定そのものがされていない(macOSデフォルト)ということになる。
なお、aptXとAAC両方の強制が有効になっている場合は正常にコーデックを強制できないため、どちらかのコーデックの強制をオフにするか記述を削除しよう。
まとめ
何故「Bluetooth Explorer」が最新版のXcodeで削除されたのかは判然としていないが、もし「Bluetooth Explorer」でBluetoothオーディオのコーデックを変更していたのなら今後は本記事の手順を行おう。