Mac向けeGPU選び Macに最適なeGPUを選ぼう

MacにeGPUを導入するにあたってeGPUの特性やAppleの対応状況を考慮したeGPU選びをまとめてみる。

NEWS
2020年8月1日
- 管理人は現在macOS Big Surデベロッパーベータを使用してeGPUの挙動をテスト中ですが、ベータの情報の公開は規約で禁止されているため、詳細な情報はmacOS Big Surの正式版リリース時に掲載致します。

- AppleオンラインストアでBlackmagic eGPU、Sonnet eGFX Breakaway Puck(Radeon RX 560 4GB)が共に在庫切れの状態が依然継続中。

2020年7月20日
- 「Apple Silicon(ARM) MacとeGPUについて」の項目を追加。

2020年7月11日
- AKiTiO Node Radeon RX Vega 56バンドル版へのリンクをAKiTiO Nodeの項目に追加。

- 秋葉館オリジナルモデルにRadeon RX 5700XTを650W版のSonnet eGFX Breakawayに組み込んだモデルが新登場(106,000円)。

eGPUの概要

eGPUはExternal GPU(外付けGPU)の略で、その名の通りGPU(グラフィックプロセッサ)を外付けHDDなどと同じようにノートPCなどにケーブルで接続出来るようにしたものを言う。

eGPUの構想は昔からあったが、40Gbpsの帯域を誇るThunderbolt 3端子の登場によって現実的なパフォーマンスが得られるようになり、近年普及してきた。

NOTE
なお、40Gbpsといっても内部での伝送はPCI-E 3.0 x4レーンになるため、実質的な帯域は32Gbpsとなる。

こちらの海外サイトでPCI-ExpressとThunderbolt 3の比較を行っているが、現状ではeGPUの利用は自作PCやデスクトップPCのPCI-Express x16接続と比べると15~最大30%ほどパフォーマンスは落ちることが確認出来る。

eGPU対応Mac

MacでeGPUを使用するにはThunderbolt 3とmacOS High Sierra 10.13.4以降が必須であり、Thunderbolt 2でeGPUを使えるようにする非公式な方法も存在するが当然Apple非推奨で、仮に使えたとしてもトラブルが起きたり場合によってはMacにダメージを与える可能性もあるため”eGPUはThunderbolt 3及びmacOS High Sierra以降搭載のMac限定”と考えておこう。

eGPUが使用可能なMacは以下の通り

  • iMac Pro
  • iMac (2017以降)
  • Mac mini (2018以降)
  • MacBook Pro (2016以降)
  • MacBook Air (Retina, 13-inch, 2018以降)
  • Mac Pro(2019)

なお、注意点として2017年までのMacBook Pro 13インチThunderbolt 3x4搭載モデルは本体右側のポートはThunderbolt 3のパフォーマンスを最大限に発揮できないため、2017年までのMacBook Pro 13インチでeGPUを使用する際は必ず左側のThunderbolt 3ポートに接続しよう。

The two ports on the right side of the machine have Thunderbolt 3 functionality but with reduced PCI Express bandwidth. For that reason, Apple recommends plugging higher-performance devices into the left-hand ports on that machine.

右側のThunderbolt 3ポートはPCI-Expressのレーン数不足のため、ハイパフォーマンスデバイスは左側のポートで使用することをAppleは推奨している。

MacRumors

またeGPUを利用するにあたってはAppleのeGPUサポートページを熟読しておこう。

AppleのeGPUサポートページの内容は予告なしに突然更新され、新たに推奨eGPU/eGPUボックスがリストに加わったり、その逆もある。

僕も頻繁にチェックしてなるべく最新情報を本記事に掲載しているようにしているが、eGPUを導入するなら必ず目を通しておこう。

Blackmagic製品かサードパーティー製品か

MacにeGPUを導入するにあたっては、大きく分けて下記の二通りの方法が存在する。

  • Appleと共同開発をしているBlackmagic製eGPUやサードパーティーのグラフィックボードを同梱した一体型eGPUを導入する。
  • 単体でeGPUボックスを購入してグラフィックボードは自分で用意する。

それぞれのメリット・デメリットを見てみよう。

Blackmagic製eGPUの概要

Blackmagic製eGPUのメリットは既にこれ一つでeGPUとして完成しており、ユーザーが別途組み立てたり、GPUを個別に用意する必要がないということ。

箱から出してMacと接続したらすぐ利用出来る。

また、Appleと共同開発をしているため、比較的Mac製品と親和性が高く、相性問題などはほぼない他、Appleも公式にサポートを謳っている点に加えてUSBポートや予備のThunderbolt 3ポートなど端子類を豊富に搭載している点も嬉しいポイント。

逆にデメリットは価格が高く、Blackmagic製eGPUは特別仕様のためGPUの交換が不可能であるという点。

サードパーティーグラフィックボード一体型eGPUの概要

サードパーティーのグラフィックボード一体型eGPUは、Blackmagic eGPUのようにAppleと共同開発しているわけではないが、Appleが公式に推奨を表明しているものはMacとの相性によるトラブルが比較的起きにくいのがメリットだ。

もちろんBlackmagic eGPUと同じく、GPUを個別に用意する必要もない。

また、価格面でもBlackmagic eGPUより安く、端子の豊富さを考えなければ費用対効果の面でこちらの方が手軽に導入出来る。

なお、2020年8月現在、Appleが推奨しているサードパーティーのグラフィックボード一体型eGPUは以下。

  • Gigabyte RX 580 Gaming Box
  • Sonnet Radeon RX 570 eGFX Breakaway Puck
  • Sonnet Radeon RX 560 eGFX Breakaway Puck

デメリットとして、少なくともAppleが推奨しているグラフィックボード一体型eGPUのいずれもグラフィックボードの交換は出来ない

eGPUボックスの概要

画像出典 NiKK TECH

eGPUボックスとは搭載するGPUをユーザーが自由に選べる点が大きな特徴でありメリット。

一体型eGPUと違い、使っているグラフィックボードが陳腐化しても、eGPUボックスのサイズが許せば常に最新のグラフィックボードを交換しながら使うことが出来る。

逆にデメリットとなるのがAppleが推奨するeGPUボックスは数えるほどしかないことだ。

Apple非推奨のeGPUボックスではMacと接続した際に相性問題などが発生する可能性がある。

更にeGPUボックスとGPUを個別に用意する必要があるため、Blackmagic製品ほどではないにしろ、それ相応の費用がかかる点もデメリットだろう。

また、搭載するGPUによって消費電力が大きく変わるため、eGPUボックスに搭載されている電源のワット数を考慮する必要がある他、eGPUボックス・グラフィックボード双方の大きさに気をつける必要もある。

Apple推奨のeGPUボックスとRadeon GPU

Apple推奨のeGPUボックス

現時点でAppleが推奨するeGPUボックスは以下となる。

  • OWC Mercury Helios FX
  • PowerColor Devil Box
  • Sapphire Gear Box
  • Sonnet eGFX Breakaway Box 350W
  • Sonnet eGFX Breakaway Box 550W
  • Sonnet eGFX Breakaway Box 650W
  • Razer Core X
  • PowerColor Game Station
  • HP Omen
  • Akitio Node

Apple推奨のRadeon GPU

eGPUボックスでeGPUとしてMacで利用する際にAppleが正式にサポートを謳っているのは下記のRadeon GPUのみとなる。

  • Radeon RX 470
  • Radeon RX 480
  • Radeon RX 570
  • Radeon RX 580
  • Radeon Pro WX 7100
  • Radeon RX Vega 56
  • Radeon RX Vega 64
  • Vega Frontier Edition Air
  • Radeon Pro WX 9100
  • Radeon RX 5700(macOS Catalina 10.15.1以降)
  • Radeon RX 5700 XT(macOS Catalina 10.15.1以降)
  • Radeon RX 5700 XT 50th Anniversary(macOS Catalina 10.15.1以降)

GPUごとのApple推奨eGPUボックス

電源容量の関係上、搭載するグラフィックボードに合わせて推奨eGPUボックスも変わってくる。

Radeon RX 470、RX 480、RX 570、RX 580、Radeon Pro WX 7100であれば上記のeGPUボックスのいずれでも大丈夫だが、Radeon RX Vega 56には以下のeGPUボックスを使用することをAppleは推奨している。

  • OWC Mercury Helios FX
  • PowerColor Devil Box
  • Sonnet eGFX Breakaway Box 550W
  • Sonnet eGFX Breakaway Box 650W
  • Razer Core X
  • PowerColor Game Station

Radeon RX Vega 64Vega Frontier Edition AirRadeon Pro WX 9100などの消費電力が高いGPUには以下のeGPUボックスのみをAppleは推奨している。

  • Sonnet eGFX Breakaway Box 650W
  • Razer Core X

AMD Radeon RX 5700、Radeon RX 5700 XT、Radeon RX 5700 XT 50th AnniversarymacOS Catalina 10.15.1以降及び下記のeGPUボックスにおいてのみ利用可能。

  • Sonnet eGFX Breakaway Box 650W
  • Razer Core X

GeForceは基本的にMacでは使えない

eGPUボックスを導入すればGeForceをMacでも使えるのでは?と思うかもしれない。

しかしAppleはそもそもGeForceをeGPUとして利用することは推奨もサポートもしていない。

更にmacOS MojaveではGeForceのドライバーが削除(古いMac向け用のレガシードライバは残っている)され、これはmacOS Catalinaでも変わっていないため、現状ではGeForceをMacで利用することは不可能に近い。

参考 Nvidia support was abandoned in macOS Mojave, and here's whyAppleInsider

なおmacOS High SierraまでのmacOSでは有志が作成した特殊なスクリプトを実行することで、不安定ながらGeForceをeGPUとしてMacで無理やり利用することは可能。

詳細は下記リンク参照。

CHECK
macOS-eGPU.sh -macOSでのGeForce有効化の手順(英語)

ただ、上記スクリプトは前述の通りmacOS High Sierraまででしか使用できない上にAppleは非推奨・非サポートのため、現時点ではMacでeGPUを導入する場合は「Radeonしか使えない」と割り切って考えよう。

ちなみにBoot Camp上ではBlackmagic eGPUなどを除き、GeForceのeGPUも使える状態にあるが(Windows側での設定は必要)AppleはBoot Camp上でのRadeonを含むeGPUの使用をサポートしていないため自己責任となる。

また、2019年11月24日付けのニュースにおいて”NVIDIAがAppleデバイス向けのCUDAサポートを終了する”ことが発表されたため、今後はたとえ非公式の方法でGeForceをMacで動かしたとしてもCUDAの利用は実質不可能になる。

グラフィックボードのフルレングス・フルハイト・ダブル幅について

eGPUボックスを使用し、自分でグラフィックボードを用意する場合は前述した通り大きさに気を付ける必要がある。

グラフィックボードではよく長さ、高さ、厚さ(幅)を表す際に「フルレングス」「フルハイト」「ダブル幅(Double Width)/デュアルスロット」といった表現が用いられる。

厳密な定義があるわけではないが一般的にはフルレングスは312mm前後フルハイトは120mm前後ダブル幅(厚さ)はマザーボードにおいて2スロット分(36mm前後)という意味になる。

なお長さ、高さ、厚さ(幅)はいずれもブラケット(取り付け金具)部分も含めるが、通常PCケースに組み込んだ際に外側にはみ出る映像端子部分やL字になったブラケットの出っ張り部分は含まない。

ただしグラフィックボードのメーカーによってはこの規格に準じていなかったり、大きさの表記が逆転していたり、一部の大きさの記載がなかったり、グラフィックボードのデザインによっては突起物が引っかかる場合もあるので、心配な場合はグラフィックボードを店頭で確認させてもらうか、メーカーに問い合わせた方がいいだろう。

Apple Pro Display XDRについて

恐らく世界初の民生用6KディスプレイApple Pro Display XDRであるが、Pro Display XDRは現時点ではBlackmagic eGPU及びBlackmagic eGPU Proしか対応していない。

画像出典 Apple

それ以外のeGPUでは例え6K出力が可能なグラフィックスボードを搭載していても6Kの解像度を出力できない。

というのも6KディスプレイをeGPUで駆動させるには少なくともTitan Ridgeと呼ばれるコントローラを搭載したThunderbolt 3ポートが二つ必要であり、なおかつ、それらのポートが内部で繋がっている必要がある。

Blackmagic eGPUは特殊な仕様であり、2つのThunderbolt 3ポートが直接内部のグラフィックスボード(RX 580・Vega 56)から出力されているため6Kディスプレイを駆動させることができるが、サードパーティーのeGPUボックスや一体型eGPUは例えThunderbolt 3ポートが二つあったとしても、コントローラがTitan Ridgeではなかったり、グラフィックスボードから直接出力されずDisplayPort 1.2止まりの伝送になってしまうため6Kディスプレイの利用は不可能となる。

もちろん今後Pro Display XDRをサポートするeGPUボックスや一体型eGPUが登場する可能性はあるので、その際は改めて追記するが現時点では「BlackmagicのeGPU以外はPro Display XDRを利用できない」と考えておこう。

また、BlackmagicのeGPUであってもファームウェアバージョン1.2を適用させなければPro Display XDRを利用できない。

Blackmagic eGPUのファームウェアアップデートについては以下の記事から。

Blackmagic eGPUのファームウェアを1.2にアップデートしてみた

Apple Silicon(ARM)MacとeGPUについて

画像出典 Apple

Appleは2020年6月23日のWWDC(世界開発者会議)2020において、将来的にMacをIntel CPUからApple Silicon(ARM)へと移行することを発表した。

Intel MacからApple Silicon搭載Macへの移行期間は2年を予定しており、今後2年の間に全てのMacはCPU・GPU共にApple Siliconへと置き換わる。

画像出典 AppleInsider

これに関連してApple Silicon搭載MacにおいてはeGPUがサポートされなくなるのではないか、という懸念が高まっている。

参考 Apple Silicon Macはサードパーティ製GPUの互換性が低下?可能性が浮上Engadget 参考 New Apple CPU will likely end eGPU on MacReddit

現在AppleはApple Silicon搭載MacでのeGPUのサポートについていかなるアナウンスもしていないが、Apple Silicon搭載MacではeGPUを含むサードパーティGPUに一切対応しなくなる可能性がある。

現段階ではApple Silicon搭載MacにeGPUを接続した場合どうなるのか不明であるが、Apple Silicon搭載Macは今年の終わりにもリリースされるため、その頃には詳細が判明しているだろう。

管理人もApple Silicon搭載Macがリリースされたらすぐにでも購入する予定のため、その際には改めて追記したい。

おすすめ一体型eGPU

これまでに挙げた点を考慮して、独断で選定したおすすめグラフィックボード一体型eGPU/eGPUボックスを紹介する。

まずは一体型eGPUから。

Blackmagic eGPU(Radeon Pro 580 8GB)

販売サイト価格

Appleオンラインストア

89,800円 (税別)(在庫切れ)
(2020年8月1日時点)
スペック
搭載端子
Thunderbolt 3x2、USB-3.0x4、HDMI 2.0x1

現時点ではWindows非サポート

Apple推奨リスト入り

Thunderbolt 3ケーブル同梱

元々のGPUが非力であるMac miniやMacBook Air、MacBook Pro 13インチモデルにおすすめなのはBlackmagic eGPU(Radeon Pro 580)モデルだ。

Blackmagic製品はAppleと共同開発のため、比較的Macと親和性が高くAppleも公式にサポートを謳っているほか、Radeon Pro 580モデルは価格は高いが性能は中の上以上であり、ヘビーなゲームや3Dモデリング、VRアプリ制作用途以外では十分の性能を持っている。

欠点としてはやはりGPUの交換が不可能な点と価格の高さだ。

Sonnet eGFX Breakaway Puck(Radeon RX 560 4GB)

販売サイト価格

Appleオンラインストア

54,000円(税別)(在庫切れ)
(2020年8月1日時点)

秋葉館VESAマウンティングブラケット

8,580円(税込)
スペック
搭載端子
Thunderbolt 3x1、DisplayPort 1.4x3、HDMI 2.0x1

搭載電源
160W

Mac/Windows 両対応

Apple推奨リスト入り

Thunderbolt 3ケーブル同梱

Apple推奨のサードパーティーの一体型eGPU。

なお、本製品は調べた限りAppleオンラインストアでしか販売されていない。

eGPU製品としては珍しく持ち運びを意識したポータブル型の一体型eGPUとなる。

搭載電源は160Wで、端子はThunderbolt 3x1、DisplayPort 1.4x3、HDMI 2.0x1。

GPUはRadeon RX 560 4GBであり、Blackmagic eGPUより性能も拡張性もVRAM容量も劣るが15.2 x 13 x 5.1 cmという超小型の寸法であり、持ち運びに適している。

MacBookシリーズなどで外出先でeGPUを使用する作業に適している他、興味深い仕様としてVESAに対応しており、別売りのVESAマウンティングブラケットを使用すればモニターの背面に貼り付けるように設置することも可能。

なおVESAマウンティングブラケットは秋葉館で販売されている。

欠点はスペックの割に価格が高く、更にGPUの交換が出来ない点、VRAM容量が4GBであり高解像度環境では不安が残る点だが、このサイズでは仕方がないことかもしれない。

また、Appleのページは以下のような文言があり、本eGPUを使用した場合はHDCPコンテンツが視聴できないという致命的な問題も存在する。

iTunes や一部のストリーミングサービスから入手したコンテンツが HDCP で保護されている場合、Radeon 560 搭載の eGPU に接続したディスプレイでは再生できません。こうしたコンテンツは MacBook Pro、MacBook Air、iMac の内蔵ディスプレイで再生できます。

Mac で外付けのグラフィックプロセッサを使う

とはいえ超小型で手頃なeGPUを求めているなら、上記の欠点を考慮してもポータブル用途で使用する際に魅力的な製品だろう。

PowerColor Mini Pro(Radeon RX 570 8GB)

販売サイト価格

Amazon

86,184円(税込)
(2020年8月1日時点)

Yahoo!

71,000円 (税込)(在庫切れ)
(2020年8月1日時点)
スペック
搭載端子
Thunderbolt 3x1、HDMI 2.0x2、DisplayPort 1.3x2、DVI-D(デュアルリンク)x1、USB 3.0x2、イーサネットポートx1

搭載電源
ACアダプター

Macのみ対応

Apple非推奨

Thunderbolt 3ケーブル同梱

Apple推奨のリストには入っていないがRadeon RX 570(VRAM 8GB)を搭載したPowerColorの一体型eGPU。

電源がACアダプターという特殊な製品だが、その分筐体は一般的なeGPUボックスや一体型eGPUと比べて小さくなっている。

また搭載端子が非常に豊富でDisplayPortは最新の1.4ではなく1.3ではあるもののDisplayPortの帯域は十分に広い。

そのほかにもUSB 3.0端子やデュアルリンクDVI、HDMI 2.0も搭載しているため様々な機器を接続できる。

搭載されているGPUはRadeon RX 570であるが、前述したSonnetのRX 570搭載の一体型eGPUよりVRAM容量が倍の8GBになっている。

現時点ではネットでも実店舗でもあまり在庫がないが、流通が増えればeGPUのパフォーマンスを求めない層にとって搭載端子の豊富さという面で魅力的な一体型eGPUになる。

注意点として公式サイトでは「Macのみ対応」となっておりWindowsは非サポートとなる。

秋葉館オリジナルモデル

販売サイト価格

秋葉館

59,800円(税込)〜106,000円(税込)
スペック
搭載端子
Thunderbolt 3x1、HDMIx2、DisplayPortx2
または
Thunderbolt 3x1、HDMI 2.0x1、DisplayPortx 1.4x3

搭載電源
550W

Mac/Windows 両対応

eGPUボックス・グラフィックスボード共にApple推奨リスト入り

Thunderbolt 3ケーブル同梱

厳密には一体型eGPUというよりはAppleの推奨リストにも入っているSonnet eGFX Breakawayをベースに「Radeon GPUをショップ側で独自に同梱した」ものであり、秋葉館のオリジナルモデルとなる。

搭載GPUはそれぞれRadeon RX 580・Radeon RX 5700 XTであり、Radeon RX 5700 XT版には550W版と650W版が存在し、650W版では最大100WのPowerDeliveryに対応する。

eGPUボックスを単体で購入してGPUは自分で選択する方が秋葉館オリジナルモデルより安く済む場合もあるが、秋葉館オリジナルモデルは秋葉館で動作を確認済みであり、eGPUボックスの電源容量やGPUの大きさを考慮する必要がないため、自分でeGPUボックスにGPUを組み込むのが面倒な場合は十分に選択肢となる。

加えてあくまで既存のeGPUボックスに既存のGPUを組み込んだだけであるため、GPUの交換が可能な点もメリットだ。

おすすめeGPUボックス(GPUは自分で用意)

続いてはおすすめeGPUボックス。

GPU(グラフィックボード)は自分で別途用意。

eGPUボックス・グラフィックボードどちらにおいても購入する際はeGPUボックスの電源容量・サイズ及び前述したように搭載したいグラフィックボードのカード長や高さ、幅(厚さ)を絶対に確認しておこう。

なおApple推奨のeGPUボックスの中には日本では未発売あるいはほぼ流通していない製品があり、入手が難しいeGPUボックスやメーカー希望小売価格より極端に高額な製品は除外している。

Razer Core X

販売サイト価格

Razer直販

32,800円(税別)
(2020年8月1日時点)

ビックカメラ

40,088円(税込)
(2020年8月1日時点)

ソフマップ

40,088円(税込)
(2020年8月1日時点)

楽天一覧ページへ

40,088円(税込)
(複数ショップあり)
(2020年8月1日時点)

Yahoo!一覧ページへ

40,088円(税込)
(複数ショップあり)
(2020年8月1日時点)
スペック
搭載端子
Thunderbolt 3x1

サポートするグラフィックスボードの大きさ:
長さ330mm、高さ160mm、幅(厚さ)60mm(3スロット)まで

搭載電源
650W

Mac/Windows両対応

Apple推奨リスト入り

Thunderbolt 3ケーブル同梱

以前はApple非推奨であったが2019年7月に正式にApple推奨となったeGPUボックス。

このeGPUボックスは海外では利用者が多く(僕が海外のサイトを回ってみた限り)、海外では一番人気と言ってもいいほどの製品。

搭載電源は大容量の650Wであり、500WまでのGPUをサポートする。

サポートするグラフィックスボードは長さ330mm 、高さ160mm、幅60mmとeGPUボックスでは最大レベル。

Appleがサポートを表明している全てのRadeon GPUを搭載可能であり、しかも公式日本ストアでの価格は32,800円という安さ。

これだけのスペックで一体どうやってこの価格を実現したのか疑問に思うほどだ。

その分、人気商品なだけあって在庫切れになることがしばしばあり、Razor Core Xの国内での流通量において不安がある。

他に欠点として搭載端子がThunderbolt 3x1のみの点という点も挙げられる。

Razer Core X Chroma

販売サイト価格

Amazon

50,380円(税込)
(2020年8月1日時点)

Razer直販

45,800円(税別)
(2020年8月1日時点)

ビックカメラ

55,979円(税込)
(2020年8月1日時点)

ソフマップ

55,979円(税込)
(2020年8月1日時点)

楽天一覧ページへ

57,400円(税込)
(複数ショップあり)
(2020年8月1日時点)

Yahoo!一覧ページへ

57,400円(税込)
(複数ショップあり)
(2020年8月1日時点)
スペック
搭載端子
Thunderbolt 3x1、USB 3.1x4、イーサネットポートx1

サポートするグラフィックスボードの大きさ:
長さ330mm 、高さ160mm、幅(厚さ)57mm(3スロット)まで

搭載電源
700W

RGBライト搭載(装飾用)

Mac/Windows両対応

Apple推奨リストに記載はないがAppleがRazor Core Xと一括りにしている可能性あり

Thunderbolt 3ケーブル同梱

Razer Core Xの上位版。

Razer直販だと税別45,800円であり、Razer Core Xと同じくスペックの割には破格の安さ。

Razer Core Xと違いAppleの推奨eGPUボックスには記載がないが、これはAppleがRazer Core XとRazer Core X Chromaを一括りにしているためだと思うのでApple推奨と考えて問題ないだろう。

電源容量は大容量の700Wを搭載し、搭載端子はThunderbolt 3x1、USB 3.1 Type-Aポートx4、イーサネットポートx1。

グラフィックカードは長さ330mm 、高さ160mm、幅57mmまでサポートしているが、幅に関してはRazer Core Xから3mm小さくなっている。

とはいえ大半のグラフィックスボードが搭載可能なサイズであり、あまり気にする必要はないだろう。

電源が700WもあるためRazer Core Xと同じくAppleが推奨する全てのRadeon GPUを搭載可能であり、恐らくこれだけの電源容量を持つeGPUボックスは他にない。

また、実用性は皆無だが筐体にRGBライトが搭載されており、Windowsなら好きな色に調整して七色に光らせることも可能。

Macの場合は設定ソフトウェアがないためライトの調整はできず、デフォルトのスペクトラムライティング(各色が一定のサイクルで点滅)になる。

Boot CampでWindowsを起動すればライティングの調整は可能で、完全にライトを消灯させることも出来る。

細かな点として付属するThunderbolt 3ケーブルが700mmであり、Razer Core X付属の500mmより若干長い。

価格の割にスペックも高く、欠点らしい欠点はないがRGBライトでピカピカ光らせるギミックに興味がない人は普通にRazer Core Xを買った方がコスパ的には良いように思う。

ただ、USB 3.1ポートが4つも付いているのは魅力であり、Razer Core Xの搭載端子の少なさという弱点を克服している。

難癖を付けるとすればUSB 3.1ポートはType-A端子であり、Type-Cであればなお良かった。

また、Razer Core Xと同じく在庫切れになることがしばしばあり、Razer Core Xと同じく国内での流通量に不安がある。

Sonnet eGFX Breakaway Box 550-650W

販売サイト価格

Amazon(550W)


Amazon(650W)

44,090円(税込)(550W)
59,602円(税込)(650W)
(2020年8月1日時点)

楽天一覧ページへ

34,430円(税込)(550W)
44,550円(税込)(650W)
(複数ショップあり)
(2020年8月1日時点)

Yahoo!

48,715円(非課税)(電源容量の記載なし)
(2020年8月1日時点)

秋葉館(550W)


秋葉館(650W)

33,800円(税込)(550W)
44,000円(税込)(650W)
スペック
搭載端子
Thunderbolt 3x1

サポートするグラフィックスボードの大きさ:
長さ312mm(フルレングス)、高さ120mm(フルハイト)、厚さ2スロットまで

搭載電源
550W〜650W

水冷ユニット搭載可能

Mac/Windows両対応

Apple推奨リスト入り

Thunderbolt 3ケーブル同梱

Apple推奨eGPUボックスの一つ。

前述した秋葉館オリジナルモデルにも採用されているSonnetのeGPUボックス。

価格もそれほど高くなく、しかも550Wという比較的容量が大きい電源を搭載し375WまでのGPUをサポートしているため、大半のGPUが搭載可能。

また、この商品には650W版が存在し、そちらはRazor Core Xと同じくAppleが推奨するRadeon GPUの全てを搭載可能である。

更に秋葉館でも販売されており、Amazonで買うより大幅に安い。

欠点としてはポートがThunderbolt 3ポートx1のみであり、拡張性はゼロである点。

SAPPHIRE GEARBOX

販売サイト価格

Amazon

47,248円(税込)
(2020年8月1日時点)

Yahoo!

101,078円(税込)
(2020年8月1日時点)
スペック
搭載端子
Thunderbolt 3x1、USB 3.0x2、ギガビットイーサネットx1

サポートするグラフィックスボードの大きさ:
長さ260mm、高さ125mm、厚さ2スロット

搭載電源
500W

Mac/Windows両対応

Apple推奨リスト入り

Thunderbolt 3ケーブル同梱

Apple推奨のeGPUボックスであり、更に価格の割に搭載端子が比較的豊富。

電源は500WでTDP 300Wまでのグラフィックスボードをサポート。

ただし、他のeGPUボックスと比べると筐体が小さく、搭載可能なグラフィックボードが限られてくる。

また、販売代理店が自作PCユーザーの間ではあまり評判がよくない「ask」であるというのが個人的には気になる。

ただ、グラフィックボードの大きさの制限に目をつぶればUSB 3.0端子を搭載したeGPUボックスとしてこの価格帯の中では十分に選択肢としてありだと思う。

OWC Mercury Helios FX 550-650W

販売サイト価格

Amazon(550W)

50,200円(税込)
(2020年8月1日時点)

楽天(550W)

49,500円(税込)(在庫切れ)
(2020年8月1日時点)

Yahoo!一覧ページへ(550W)

49,500円(税込)(在庫切れ)
(2020年8月1日時点)
スペック
搭載端子
Thunderbolt 3x1

サポートするグラフィックスボードの大きさ:
長さ312mm(フルレングス)、高さ120mm(フルハイト)、厚さ2スロットまで

搭載電源
550W〜650W

Mac/Windows両対応

Apple推奨リスト入り

Thunderbolt 3ケーブル同梱

Apple推奨のeGPUボックスの一つ。

電源は550Wと、SonnetのeGPUボックスと同じく比較的余裕があるため、Appleのサポートページの記載に則ればRadeon RX Vega 56までなら搭載可能。

本製品には650W版もあり、理論上は650W版であればAppleがサポートするRadeon GPUの全てを搭載可能と思われるが、Appleのサポートページには本製品の650W版については全く記載がないのが気になる。

また、2020年8月時点において650W版の流通が急激に少なくなっている点も心配だ。

とはいえeGPUボックスとしては珍しくMacユーザーのレビューがネット上に多く、その多くが高評価である上にAmazonの推奨リストにも入っているため安心感が高い。

また、保証期間も3年ある。

ちなみに本製品にはGPUが同梱された製品がかつて存在したが、そちらは現在販売されていない。

欠点としてはやはりポートがThunderbolt 3x1のみの点、650W版の在庫が減少していること、更に日本語の公式ページが消滅し、正式なアナウンスはないがディスコンになった可能性があることだろうか。

AKiTiO Node(2019年版)

販売サイト価格

Amazon

35,000円(税込)
(2020年8月1日時点)

Amazon(Radeon RX Vega 56同梱版)

99,900円(税込)
(eGPUボックスに加えてRadeon RX Vega 56を同梱したバンドル版)
(2020年8月1日時点)

Yahoo!一覧ページへ

35,000円(税込)
(複数ショップあり)
(2020年8月1日時点)
スペック
搭載端子
Thunderbolt 3x1

サポートするグラフィックスボードの大きさ:
長さ312mm(フルレングス)、高さ120mm(フルハイト)、厚さ2スロットまで

搭載電源
500W

Mac/Windows両対応

Apple推奨リスト入り

Thunderbolt 3ケーブル同梱

現時点で国内最安価格になることもあるeGPUボックス。

コスパに優れた低価格なeGPUボックスとして価値がある他、2019年7月に新たにApple推奨となったのも評価できるポイント。

Razer Core Xと同じく人気商品であるためしょっちゅう在庫切れになるが在庫が切れても割と早めに復活することも多い。

電源に関しては2019年7月にアップデートされ従来の400Wから500Wに強化された。

Apple推奨のリストに入ったのもこの電源の強化が大きいだろう。

欠点は搭載端子がThunderbolt 3ポートx1のみな点と電源が強化されたのに伴って若干価格が従来より上がってしまった点。

また、AKiTiO Nodeを使用する際の注意点としてAppleのサポートページには以下のような記載がある。

Mac ノートブックで Akitio Node を使う場合、Mac を電源アダプタに接続しておかないと、適切に充電されないことがあります。

Macで外付けのグラフィックプロセッサを使う-Apple

AKiTiO Nodeは電源が従来のモデルから500Wに強化されたとはいえMacBookなどの充電に問題が生じる可能性があるようだ。

なお、2020年6月11日から「Radeon RX Vega 56バンドル版」が新たにおよそ10万円で販売開始されている。

AKiTiO Node Titan

販売サイト価格

Amazon

48,600円(税込)
(2020年8月1日時点)

Yahoo!

2020年8月17日発売予定
(2020年8月1日時点)
スペック
搭載端子
Thunderbolt 3x1

サポートするグラフィックスボードの大きさ:
長さ312mm(フルレングス)、高さ120mm(フルハイト)、厚さ2スロットまで

搭載電源
650W

Mac/Windows両対応

Apple非推奨

Thunderbolt 3ケーブル同梱

Titanという名前の通りAKiTiO Nodeの上位版。

2020年6月15日に発売されたばかりの製品(Amazonでは一足早く販売していた)であるが、現在Amazon以外では何故か2020年8月17日発売予定の「予約商品」となっている。

数週間前までは普通に販売されていたため、何があったのかは不明だ。

このeGPUボックスはApple推奨ではないが650Wの電源や2機の冷却ファンを搭載していながら価格が5万円以下であり、海外では発売早々人気が高い。

電源容量が650Wという大容量のためAKiTiO Nodeと違って85WのPowerDeliveryにも対応する。

85WのPowerDeliveryというのはAKiTiO NodeにはないAKiTiO Node Titanのみの強みであり、AKiTiO NodeのようなMacBookなどの充電に関する問題を克服している。

また、商品画像を見ても分かる通り持ち運び用のハンドルが付いている。

ただ、コストを削っているためか電源容量の割には搭載端子がThunderbolt 3x1しかなく拡張性という点ではAKiTiO Nodeと変わらない。

更にMac/Windows両対応であるが公式ページでは「Boot Camp非対応」となっているため、Boot Camp上のWindowsで使う際は注意した方がいいだろう。

HP OMEN Accelerator

販売サイト価格

Amazon

110,572円(税込)
(2020年8月1日時点)

Yahoo!

86,900円(税込)(発送日情報なし)
(2020年8月1日時点)
スペック
搭載端子
Thunderbolt 3x1、USB Type-Cx1 USB 3.1 Type-Ax4、イーサネットポートx1、SATAポートx1

サポートするグラフィックスボードの大きさ:
長さ330mm(フルレングス)、高さ140mm(フルハイト)、厚さ53mmまで

搭載電源
500W

Mac/Windows両対応(公式サイトでの記載はWindowsのみ)

Apple推奨リスト入り

Thunderbolt 3ケーブル同梱

Apple推奨のeGPUボックスではあるが国内ではほとんど流通しておらず、Amazonでは売っているものの商品ページの日本語が怪しい。

ただ、海外では非常に知られたeGPUボックスであり、現在ではディスコンとなったMantiz Venusと同じくSATAポートを内蔵しているためSSDやHDDも搭載可能。

公式製品紹介ページではグラフィックボード同梱型を基本として説明しているため、公式ページを見ると一見ポートが豊富に見えるが日本国内で流通しているのはGPUが同梱していないShell版のみ。

GPU同梱版の場合はeGPUボックスのポートに加えてHDMIx1、DisplayPortx3、デュアルリンクDVI-Dx1が得られる。

Mantiz Venusと違いApple推奨のeGPUボックスなので、ポートの豊富さやSSD/HDDを搭載可能な点を考えると非常におすすめなのだが、扱っているショップが少なく、Amazonの商品ページの日本語も怪しいのが不安材料となる。

また公式ページでは「Windowsのみサポート」の文言があるが、Appleの推奨eGPUボックスリストに入っていること、eGPU総合情報サイトeGPU.IOのレビュワーが実際にMacでテストして安定した動作が可能だったことから、本記事で紹介した。

現状では価格面・国内での流通・国内での利用者の少なさで手放しでおすすめはできないが、価格がこなれて国内で容易に購入できるようになればかなりのポテンシャルを秘めたeGPUボックスになると思うので今後の動向に期待したい。

おまけ キワモノeGPUキットの紹介

おまけとして極めてニッチ・パワーユーザー向け・キワモノのeGPUボックス(キット)を紹介しよう。

R43SG-TB3

販売サイト価格

Amazon

32,038円(税込)
(2020年8月1日時点)
スペック
搭載端子
Thunderbolt 3x1

サポートするグラフィックスボードの大きさ:
基盤のPCI-Expressスロットに装着可能なものであれば大きさは選ばない

搭載電源
なし

Mac/Window対応状況
不明

Apple非推奨

Thunderbolt 3ケーブル・グラフィックボード固定金具・グラフィックボード補助電源ケーブル同梱

本eGPUボックスは正確には「ボックス」ではなく基盤がむき出し状態の「キット」もしくは「アダプタ」である。

ケースなどは付いていないためグラフィックボードは当然むき出しのまま挿す形になり、電源は一般的なATX電源かDellのACアダプター(AC-D220P-01)を自分で用意し、基盤に接続する方法を取る。

極めてパワーユーザー向けではあるが、本製品最大の特徴として「搭載するグラフィックボードの大きさや搭載電源容量を選ばない」ということが挙げられる。

どのような大きさのグラフィックボードでもPCI-Expressバスにさえ挿さればいいし、電源も自分で大容量のものを選択できる。

本製品については公式サイトのインストラクションを見ただけではあるが、以下の記事にて詳しく解説している。

ユニークすぎるeGPUキットR43SG-TB3

以前は個人輸入という形でしか購入できなかったが、2020年に入って国内のAmazonでも販売が開始されている。

キワモノであるためにおすすめは出来ないし、Macで動くのかさえ公式サイトには明記がなく不明だがユニークeGPUキットとして紹介した。

ディスコンになった一体型eGPU・eGPUボックス

ここでは今まで本記事で扱ってきた一体型eGPUやeGPUボックスにおいてディスコンになった製品(海外も含めて)を簡潔にまとめる。

なお、国内でのみ販売が終了した製品は輸入品が出回ることがあるためディスコンとしては扱わない。

Blackmagic eGPU Pro(Radeon RX Vega 56)

スペック
搭載端子
Thunderbolt 3x2、USB-3.0x4、HDMI 2.0x1、DisplayPort 2.0x1

現時点ではWindows非サポート

Apple推奨リスト入り

Thunderbolt 3ケーブル同梱

Mantiz Venus

スペック
搭載端子
Thunderbolt 3x1、USB 3.0x5、イーサネットポートx1、SATAポートx1

サポートするグラフィックスボードの大きさ:
長さ305mm、高さの記載なし、厚さ2.5スロットまで

搭載電源
550W

Mac/Windows両対応

Apple非推奨

Thunderbolt 3ケーブル同梱

まとめ

現時点ではBlackmagic製eGPU・サードパーティーのグラフィックボード一体型eGPUや単体のeGPUボックスも、それほど沢山の種類があるわけではなく、検討するにあたって大きな優劣が存在する物もあまりない。

eGPUの導入に際してはやはりBlackmagic製品やサードパーティーの一体型eGPUを選ぶのか、それとも単体のeGPUボックスとGPUを個別に選択するのかが大きなポイントだろう。

Blackmagic製eGPUやサードパーティーの一体型eGPUは、搭載GPUが限定されており、価格も高くGPUの交換も不可能であるが、購入すれば特別なセットアップや設定をせずともすぐに利用が出来る。

対してeGPUボックスは自由度が高く安上がりな反面、電源のワット数や搭載GPUの大きさなども考慮する必要があり、下調べや準備を十分にする必要がある。

僕個人の意見としてはMacにeGPUを導入する際は自身のMacがグラフィック性能が低いMac miniやMacBook Air、MacBook Pro 13インチモデルの場合はBlackmagic eGPUや安めの一体型eGPU、それ以外の相応のGPUを搭載したMacであればeGPUボックス+高性能なRadeon GPUが最もトラブルがなく、お財布にも優しい選択なのではないかと思う。