MacのAirDropの保存先を変更する方法

通常iPhoneなどでMacにAirDropでファイルを送信した際、「ダウンロード」フォルダに自動的に保存されるがこの保存先(受信先)フォルダを自由に変更する方法を紹介。

AirDropの保存先を「ダウンロード」フォルダから変更したい場合、「ダウンロード」フォルダをAirDrop専用にしてSafariなどのダウンロード先は別の場所に変更するという方法もあるが、本記事の手順はAirDropの保存先そのものを変更する方法であるため少々手順が複雑だ。

なお、本記事の方法はmacOS Mojave以降でのみ有効な点に注意。

AirDrop保存先フォルダ変更手順

1. airdropSorter.scptをダウンロードして開く

上記ボタンからGitHubの「airdropSorter.scpt」ページに飛び右上の「Download ZIP」をクリック。

ZIPファイルをダウンロードしたら解凍しよう。

解凍すると「airdropSorter.scpt」というファイルがあるのでダブルクリックして開く。

このスクリプトは有志が開発したスクリプトであり、挙動としてはAirDropでダウンロードフォルダに送信されたファイルを指定した保存先フォルダに転送するというものだ。

2. スクリプトエディタで保存先フォルダを指定

「airdropSorter.scpt」を開くとスクリプトエディタが自動で起動する。

上記画面が表示されるが、ここで重要なのは赤枠で囲った「"Path:to:AirDrop:Folder:in:Alias:format"」という部分。

ここにAirDropの保存先フォルダを指定する。

例えば保存先を「ピクチャ」フォルダにしたいのであれば下記のようなパスになる。

Macintosh HD:Users:solenoid:Pictures

基本的にはフォルダのパスの前に「Macintosh HD」を付けて「/(スラッシュ)」を「:(コロン)」に置き換えればOKだ。

今回は保存先を「デスクトップ」にしたかったので下記のようなパスになる。

Macintosh HD:Users:solenoid:Desktop

パスの「solenoid」という部分は自身のユーザー名に置き換えよう。

なおフォルダへのパスはダブルクオテーションで囲む必要があるので注意しよう。

上記画像のように保存先フォルダを指定したら次に進もう。

3. スクリプトファイルを書き出す

保存先フォルダの指定が終わったらスクリプトエディタのファイルメニューから「書き出す」をクリックしよう。

このスクリプトは単純に「保存」をクリックしてもエラーが出るので保存先フォルダを指定したらファイルを書き出す必要がある。

「書き出す」をクリックすると上記保存パネルが開くが「ファイルフォーマット」を「スクリプト」に変更してスクリプトとして保存しよう。

保存先フォルダはどこでも構わない。

4. ~/Library/ScriptsフォルダにFolder Action Scriptsフォルダを作成しスクリプトファイルを入れる

続いてFinderを開きメニューバーの「移動」>「フォルダへ移動」をクリックするかFinder上でCommand+Shift+Gキーのショートカットで「フォルダの場所を入力」というパネルを表示する。

パネルが開いたら下記のパスを入力して移動しよう。

~/Library/Scripts

「〜/Library/Scripts」フォルダに移動したら空の「Folder Action Scripts」という名前のフォルダを作成する。

次に作成した「Folder Action Scripts」フォルダに先ほど書き出した「airdropSorter.scpt」ファイルを入れよう。

5. ダウンロードフォルダにフォルダアクションを設定する

続いてホームディレクトリ(ユーザーのディレクトリ)を開く。

「ダウンロード」フォルダを右クリックして「サービス」の「フォルダアクションを設定」をクリックしよう。

この際、上記のような警告が出たら「サービスを実行」をクリックしよう。

上記のようなパネルが出るので「関連付けるスクリプトを選択」の一覧から「airdropSorter.scpt」を選択して「関連付ける」をクリックしよう。

続いて「フォルダアクションを使用」にチェックを付けよう(既にチェックが付いているならそのまま)。

上記の警告が出たら「はい」をクリック。

更に上記のような警告が表示されたら「OK」をクリックしよう。

6. iPhoneなどからAirDorp送信を行いFolderActionDispatcher警告をトリガーさせる

ここまでの作業が終わったらiPhoneなどからMacに対してAirDropで何でもいいのでファイルを送信してみよう。

すると上記警告が出るので「OK」をクリック。

以上で一通りの作業は完了だ。

7. 再度AirDropでファイルを送信して正常に変更した保存先フォルダに保存されたら成功

続いて再度iPhoneなどからAirDropでファイルを送信してみよう。

ダウンロードフォルダの代わりにデスクトップにファイルが保存された

上記画像のように正常に変更した保存先(今回はデスクトップ)にAirDropで送信したファイルが保存されれば成功だ。

以降はAirDropで受信したファイルは自動で指定した保存先に保存されるようになる。

8. 変更を元に戻す場合

前述の作業で行った変更を元に戻す場合は先ほどと同じように「ダウンロード」フォルダを右クリックして「サービス」から「フォルダアクションを設定」をクリック。

一覧から「airdropSorter.scpt」をクリックしてウィンドウ下部の「-」ボタンをクリック。

「OK」をクリック。

続いて下記のフォルダに移動してairdropSorter.scptを削除しよう。

~/Library/Scripts/Folder Action Scripts

以上で完了だ。

9. あとから保存先フォルダを変更したくなった場合

あとから保存先を変更したくなった場合は「ダウンロード」フォルダのフォルダアクションから一度スクリプトを外し、スクリプトエディタでスクリプトの保存先を書き換えて書き出した上で前述の手順を繰り返す。

まとめ

かなり複雑な手順ではあるがAirDropの保存先を変更するには本記事で扱ったスクリプトを使用するくらいしか手がない。

一度設定してしまえば効果は(Appleが仕様を変更しない限り)永続するので、もしAirDropの保存先を変更したい場合は多少面倒でもやってみる価値はあるかと思う。