
Launchpadは全画面を覆うアプリケーションランチャーであるが、27インチなどの比較的大きな外部モニターを使用していると、少々Launchpadのアプリケーションの表示数が少ないように感じることがあるだろう。
ここではLaunchpadに表示するアプリケーションアイコンの表示数を変更する方法を紹介する。
INDEX
Launchpadのアイコンの表示数変更手順
ターミナルで行と列を指定する
まずターミナルを開き下記コマンドを自分の使用している環境に応じて末尾Xの部分を変更して実行する。
defaults write com.apple.dock springboard-rows -int X
defaults write com.apple.dock springboard-columns -int X;killall Dock
「-Int X」の「X」の部分に数字を入力しよう。
このコマンドでは一つ目のコマンドで行の数を、二つ目のコマンドで列の数を指定している。
例えば行4、列5の表示にしたければ以下のようなコマンドになる。
defaults write com.apple.dock springboard-rows -int 4
defaults write com.apple.dock springboard-columns -int 5;killall Dock

試しにこのコマンドを実行した後のLaunchpadの表示が以下。

少々表示数が少なく「スカスカ」とした印象を受ける。
個人的にベストだと思った表示数
最終的に僕の環境(27インチモニター)では下記の値が一番しっくりきた。
defaults write com.apple.dock springboard-rows -int 7 defaults write com.apple.dock springboard-columns -int 8;killall Dock

少々詰め込みすぎな気もするが大きな画面を活かす表示になっている。
なお、Launchpadのアイコンの表示数を多くしすぎるとアイコンの読み込み処理によりLaunchpadが重くなってしまうため、極端に大きな値は指定しないようにしよう。
Launchpadに空白が出来てしまった場合
なお、前述のコマンドの実行によってLaunchpadに下記画像のように大きな空白が出来てしまうことがある。

これはアイコンの表示数を変更する内に収まりきらなくなったアイコンが次のページへ移動してしまうことによって起こる。
Launchpadのアイコン表示に空白が出来てしまった場合は下記コマンドを実行してLaunchpadの並び順をリセットしよう。
defaults write com.apple.dock ResetLaunchPad -bool true; killall Dock

このコマンドによりLaunchpadが整頓されるはずだ。
なお、このコマンドによるアイコンの並び順はアプリケーションのハッシュ値を参照しているため、Launchpadの1ページ目はApple製アプリケーション、2ページ目からはサードパーティーアプリケーションが表示される。
元に戻す場合
変更した指定を全て元に戻す場合下記コマンドを続けて実行する。
defaults delete com.apple.dock springboard-rows
defaults delete com.apple.dock springboard-columns
defaults write com.apple.dock ResetLaunchPad -bool true; killall Dock

まとめ
アプリケーションの起動は特に海外のMacユーザーの間ではSpotlightが一般的なようで、Launchpadはあまり使っている人がおらず、全画面を覆うという挙動に否定的な意見もあるのだが、僕は物臭であるため左手で頬杖をつきながらトラックパッドを使用することが多く、片手だけでさっとアプリケーション一覧を表示できるLaunchpadは非常に重宝している。
Launchpadを多用する人でアプリケーションの表示数に違和感があるなら上記手順を試してみてほしい。