
Mac SafariにおいてWebサイトへのログインパスワードなどを表示する方法を紹介する。
なお、Safari 14ベータ(AppleSeedプログラム招待者、またはmacOS Big Surのデベロッパー・パブリックベータで利用可能)においてはSafari上からログインパスワードを直接確認可能となっている。
参考 Safari 14 Beta Release NotesApple DeveloperINDEX
Mac SafariのWebサイトログインパスワードを表示する手順
1. キーチェーンアクセスアプリを開く

まずLaunchpadやアプリケーションフォルダの「ユーティリティ」もしくはSpotlightから「キーチェーンアクセス」アプリを起動する。
2. Webフォームパスワードを検索

キーチェーンアクセスアプリを起動したら右上の検索ボックスにパスワードを調べたいURL(Amazonなど)を入力して「Webフォームパスワード」を探す。
3. パスワードを調べたいアカウントを表示する

一覧からパスワードを調べたいアカウントをダブルクリック。

上記のようなウィンドウが開いたら「パスワードを表示」をクリックしよう。

「キーチェーンのパスワードを入力してください」と出たら管理者パスワードを入力する。
なお、もしユーザーアカウントのパスワードをリセットしていたり、キーチェーンのパスワードを変更している場合は下記Appleサポートのページを参照して頂きたい。
参考 Mac でログインキーチェーンのパスワードを繰り返し求められる場合Apple4. パスワードが表示されたら完了

管理者パスワードを入力するとそのWebサイトへのログインパスワードが表示される。
ChromeやFirefoxのパスワードはキーチェーンでは表示できない

なお、Chromeはキーチェーン内にパスワードが保存されるもののユーザーが閲覧可能な状態ではなく、また、Firefoxはキーチェーンを使用しないため上記手順でChromeやFirefoxのパスワードを表示することはできない。
Chromeでパスワードを表示するにはChromeの環境設定を開き「自動入力」>「パスワード」の項目から当該Webサイトの「目玉アイコン」をクリックしてパスワードを表示しよう(管理者パスワードを求められる)。

また、ChromeやFirefoxのパスワードをキーチェーンにインポートしてSafariで使用することはできるが、キーチェーンからChromeやFirefoxにパスワードをエクスポートすることはできない。

まとめ
本記事の方法でSafari、そしてChromeもWebサイトのログインパスワードを簡単に表示できるが、言い換えれば管理者パスワードさえわかってしまえば各種Webサイトのログインパスワードが見放題であるため、その点は注意しよう。