Macを買取に出す時にiCloudからサインアウトするのを忘れた場合

Macを買取に出す場合、当然初期化が必要なのだが、その他にもAppleのサポートページや色々なブログを見ると「iCloudやiMessageからサインアウトする」というのが重要とされている。

もしiCloudやiMessageからサインアウトするのを忘れて買取に出した場合どうなるのか?

実際にiCloud・iMessageからサインアウトせずに買取に出してしまった僕の経験を交えて説明する。

僕の経験から言えばiTunesの認証解除さえ行っていれば問題ない

もちろん個人の環境によっても違ってくる可能性があるのでこの記事は参考程度に受け取ってほしい。

ただ、少なくとも僕はiCloud・iMessageからのサインアウトをせずに無事に買取に出すことができており、Apple IDとの紐付けも解除されていることを確認している。

Macを買取に出す前に必要なこと

本題に入る前に、まずAppleサポートの”Mac を売却、譲渡、下取りに出す前にやっておくべきこと”のページに倣ってMacを買取に出す前に必要なことをまとめる。

iTunesの認証を解除する

iTunesではコンピュータを認証させないとiTunesから曲を買ったりApple Musicへのライブラリなどにアクセスできないが、認証できるコンピュータは5台までという決まりがある。

認証解除を忘れた場合、既に手放したコンピュータが認証されている状態のまま5台のうちにカウントされてしまうので、今後コンピュータが増えた場合に認証されているコンピュータが多すぎて新しいコンピュータでのiTunesの利用に問題が生じる。

これはWindows PCでも同じであり、同一のApple IDでiTunesを利用しているならWindows PCの認証もカウントされる。

認証解除を忘れた場合の救済策として全てのコンピュータの認証を一括解除(リセット)する方法があるが、一括解除ができるのは1年に1度だけである。

Mac・PCなどを手放す際に、iTunesの認証を解除するのは必須なので気をつけよう。

iMessageからサインアウトする

AppleのサポートページではiMessageからサインアウトしなかった場合どうなるのか記載がないが、少なくともAppleはMacを手放す際はiMessageからサインアウトすることを推奨している。

ただ、僕は冒頭に書いた通りiMessageからもサインアウトせずに買取に出したのでこの作業は恐らく必須ではない。

iCloudからサインアウトする

iMessageと同じくiCloudからサインアウトをせずにMacを手放した際にどういった問題が起きるのかAppleのサポートには記載がないが、AppleサポートはMacを手放す際はiCloudからのサインアウトを推奨している。

実際に過去のmacOSではiCloudからサインアウトせずに売却してトラブルが発生した例も海外で報告されている。

ただ、現在のmacOSでこのような問題が発生する可能性は低く、僕の個人的な経験に基づけばiCloudからのサインアウトを忘れてもそこまで慌てる必要はない。

初期化する

当然だが買取に出す際は初期化(ディスク内のデータの消去)が必須で、こればかりは確実にきちんと行う必要がある。

具体的な手順はAppleサポートに載っているが、ディスクのデータを消去しインターネット経由でmacOSをダウンロードしてインストールするという流れだ。

iCloud・iMessageからサインアウトせずに買取に出した僕の経験

いよいよ本題のiCloud・iMessageからサインアウトせずに買取に出した僕の経験をまとめよう。

エラーでiCloudからサインアウトできず、そのまま初期化

まず買取に出したMacはMacBook Pro 13インチ Early 2015モデル。

買取に出す際にiCloud・iMessageからサインアウトを試みたが「サインアウト中にエラーが発生しました」というメッセージが出て、再起動などをしてもiCloudからサインアウトできない問題に陥った。

仕方がないのでそのまま初期化作業に進み、iCloudからのサインアウトの重要性を理解せずにそのまま買取に出してしまった。

買取に利用したサービスはソフマップのラクウルというサービス。

ラクウルではMacを買取に出す際の注意事項として、ディスクを初期化するように明記しているがiCloudからのサインアウトについては全く触れられていない。

ただ、Appleを含めた多くのサイトでMacを買取に出す際はiCloudからのサインアウトを推奨しているのは事実。

不安に駆られた僕は国内・海外のサイトを回ってiCloudからサインアウトしなかった場合の対処法を探すことになった。

iCloudからサインアウトしなくても初期化すれば登録情報は消える

色々と調べ回った結果、海外のコミュニティサイト”Reddit”でこのようなスレッドを見つけた。

Once you install the OS you won't be able to sign into the prior owner's accounts again unless he/she gave you the passwords. The only (slight) problem would be that iTunes would still show that computer being authorized under the PO's list of computers allowed under iTunes, and it would still require credentials on your machine to do anything with it -- in other words, you can't do anything with it or even see it but it ties up his/hers one of the five maximum allowed and Apple only allows remote deauthentication by blasting all devices on the account once per year. Apple should fix this feature and allow selective remote deauthentication -- are you listening Apple?

「譲り受けたMacをiCloudからサインアウトするのを忘れてディスクを消去したが問題はないか?」というスレッド主への返答として上記のようなポストがあった。

要約すれば「ディスクのデータを初期化してOSを入れ直したのなら、君は前のオーナーにApple IDやパスワードを教えてもらわない限りiCloudにサインインできないので心配はない」ということである。

上記のスレッドは「前のオーナーがiCloudからのサインアウトを忘れていた場合」であるが、今回の問題にも当てはまる例だ。

なお「iCloudは問題なくてもiTunesの認証解除は必要である」と上記利用者は回答している。

もちろん、このRedditの利用者はApple社員ではないので本当かどうかはわからないが、他の回答も上記の回答を支持する内容だった。

確かにディスクを初期化してOSを入れ直したら自動でiCloudにサインインされることはないというのは本当だろう。

実際に僕は一度Macがおかしくなった時に完全消去をしてOSを入れ直した経験があるが、iCloudにサインインするには改めてIDとパスワードを入力する必要があった。

心配な場合はApple ID管理画面からデバイスを削除する

ディスクを初期化してOSを入れ直せば大丈夫っぽいとは言え、その情報だけでは不安なのでApple IDの管理ページやiCloud.comにアクセスして該当のデバイスを削除しよう。

Apple IDの管理画面ではサインインしているデバイスをApple IDとの紐付けから解除することが可能で、削除したデバイスは再度手動でサインインするまでiCloudを含むAppleのサービスへのアクセスが不可能になる。

ちなみに既に管理画面に該当のデバイスがない場合はこの手順はスキップしていい。

Apple IDの管理画面にアクセスしたらデバイスのリストから削除したいデバイスをクリックしよう。

すると上記のような画面が出るので「アカウントから削除」を選ぼう。

以上でそのデバイスとApple IDとの紐付けが削除される。

再度iCloudにサインインすると再び表示が復活するが、元のデバイスは既にディスクが初期化されているため、これで手放したMacと自分が使っているApple IDとの繋がりはなくなる。

買取に出した結果

僕は上記の作業を行って、後日普通にラクウルから「問題なく査定が終了した」との連絡を受け取ったため、iCloudからはサインアウトされた状態で買取手に渡ったと確信が持てた。

仮にApple IDとの紐付け解除やiCloudからサインアウトがきちんと出来ていなかったらラクウルの方から買取を拒否されるはず。

査定が問題なく終了したということはApple IDやiCloudからはサインアウトした状態で向こうに渡ったと判断できる。

まとめ

長くなってしまったがまとめると以下のようになる。

  • iCloud・iMessageからのサインアウトを忘れてもディスクを消去し、OSを入れ直したのであれば自動サインインされることはない
  • 心配な場合はApple IDの管理画面から該当のデバイスを削除する
  • iTunesの認証解除だけは必須で、これを行わないと既に手元にないMacがiTunesと紐づけられたままになりトラブルに繋がる可能性がある

iTunesの認証解除を忘れても個人情報やiTunesデータの流出といった深刻なことにはならないが、既に手元にないMacがiTunesと関連付けられてしまいリセットは1年に1度しか出来ないため、iTunesの認証解除だけは必須と言える。

ちなみにiPhoneなどのiOSデバイスの場合は「iPhoneを探す」やiCloudからのサインアウトをしないと、たとえ初期化したとしても問題が発生する場合があるのでMacで大丈夫だったからといってiPhoneやiPadでも同じとは限らないので注意してほしい。