通常Finderでは「表示オプション」で「項目の情報を表示」をオンにしていればウィンドウ内の画像アイコンの下に画像の大きさ(解像度)が表示されるが、何らかの不具合が起きて全ての画像または一部の画像の大きさが表示されない場合がある。


ここではFinderで画像ファイルの大きさ(解像度)が表示されない場合の対処法を紹介する。
INDEX
画像の大きさ(解像度)が表示されない場合の対処法
「項目の情報を表示」がオンになっているか確認

画像の大きさが表示されない場合、まずはそのフォルダでCommand+J、または右クリックから「表示オプションを表示」の設定を開き「項目の情報を表示」がオンになっているか確認しよう。
「項目の情報を表示」がオンになっているにも関わらず画像の大きさが表示されない場合は何らかの問題が発生している。
Spotlightのインデックスを再生成する

macOSでは画像のメタデータ(画像情報)はSpotlightによって管理されているのでまずはSpotlightのインデックスの再生成を試してみよう。
この方法はApple自身も推奨する方法で最も安全だ。

Spotlightのインデックスを再生成するにはまず”システム環境設定>Spotlight”を開く。

続いて「プライバシー」のタブをクリックして、リストの中にインデックスを再生成したいフォルダやディスク全体をドラッグアンドドロップし、すぐに画面下の「−」ボタンをクリックしてリストから該当のフォルダ・ディスクを削除する。
この操作によってフォルダやディスク全体のSpotlightのインデックスが再生成される。
ただ、このこの方法は最もリスクが少なく安全な方法ではあるが僕の場合はSpotlightのインデックス再生成では問題が解決しなかった。
Finderの情報をリセットする

Spotlightのインデックス再生成を試しても問題が解決しない場合、Finderの設定をターミナルからリセットしよう。
なお、この方法だとFinderで設定した表示オプションなど諸々がリセットされるため、その場合は再度Finderの設定をし直す必要がある点に注意。
Finderの設定情報をリセットするにはまず「ターミナル」を開き、以下のコマンドを入力してエンターキーを押して実行する。
rm ~/Library/Preferences/com.apple.finder.plist

上記コマンドでエラーが出た場合は「sudo」を付けた下記コマンドも試す。
sudo rm ~/Library/Preferences/com.apple.finder.plist
「sudo」を付けたコマンドはエンターキーを押すとパスワードの入力を求められるので管理者パスワードを入力しよう。
それでもエラーが出る場合は下記記事を参考にターミナルにフルディスクアクセス権を付与しよう。

先ほどのコマンドが正常に実行されたら以下のコマンドを実行。
killall Finder

これでFinderの情報がリセットされFinderの再起動がかかるはずだ。

Finderでユーザーが設定した情報の大半はリセットされてしまうが、僕の場合はこの方法で無事に画像の大きさが表示されるようになった。
まとめ
僕の印象としては画像の大きさが表示されない場合、Spotlightのインデックスに問題があるというよりはFinderの設定情報がおかしくなることが根本的な原因のように思う。
Finderの設定情報を消すのはユーザーがカスタマイズした設定情報なども消えてしまう欠点があるがFinderに関する不具合については一番有効かもしれない。