macOS High SierraからCatalinaまでのインストーラーを生成する方法

本記事ではmacOS High Sierra、macOS Mojave、そしてmacOS Catalimaに至るまでのmacOSを自由にダウンロードし、それぞれのmacOSの完全なインストーラーを生成する方法を紹介する。

なお、この方法はほぼターミナルしか使わないためターミナルに慣れていない場合は心配かもしれないが手順通りにやれば意外と簡単にできるはずだ。

注意
macOS Catalina 10.15.5の環境では10.15.5のバグによりインストーラーのダウンロードにエラーが出る場合があります。

macOS High SirraからCatalinaまでのインストーラー生成方法

以下の作業ではターミナルを使うが、macOSのインストーラーを生成するまではターミナルを終了させないように注意しよう。

GithubからgibMacOSをダウンロードして実行する

まずは以下のコマンドをターミナルに貼り付けてGithubで配布されているgibMacOSというファイルをターミナルからダウンロードする。

git clone https://github.com/corpnewt/gibMacOS
cd gibMacOS
./gibMacOS.command

エンターキーを押さなくても貼り付けた瞬間にダウンロードが始まるかもしれないが、怪しいファイルではない。

./gibMacOS.commandという文字列が出たらエンターキーを押す。

ダウンロード・インストーラーを生成したいmacOSを選択してダウンロード

上記のような画面が出るのでダウンロード・インストーラーを生成したいmacOSを数字で選択する。

なお、上記画像の内容は本ツールのアップデートにより随時更新されるため、上記画像と全く同じ内容が表示されるわけではない点に注意していただきたい。

今回はmacOS High Sierraのインストーラーを生成したいので「4」と入力しエンターキーを押す。

もちろんmacOS Catalinaなどのインストーラーを生成したければ違う数字を入力してもいい。

選択したmacOSのインストーラーの元となるファイルのダウンロードが始まるが、複数ファイルである上にダウンロードに時間がかかるので気長に待とう。

なお、このツールでダウンロードされるmacOSはApple公式サーバーで配布されている正真正銘のmacOSであり、また違法性もない。

gibMacOSのメイン画面に移動する

「Succeeded」という文字が出て「Failed」の欄が「None」になっていれば無事に失敗することなくインストーラーの元となるファイルがダウンロードされている。

「Press[enter] to return...」と表示されているのでエンターキーを押そう。

先ほどのmacOS選択画面に戻るが「Q」と入力してエンターキー。

もし続けて別のmacOSをダウンロードしたければここから新たにmacOSをダウンロードしてもいい。

「Q」と入力してエンターキーを押すとgibMacOSのメイン画面になるので以下のコマンドを入力してエンターキー。

./BuildmacOSInstallApp.command

ダウンロードされたファイルからmacOSのインストーラーを生成する

「Please drag and drop the output folder from gibMacOS here」と出るので、Finderのユーザーフォルダ(ホームディレクトリ)を開く。

ユーザーフォルダ直下に「gibMacOS」というフォルダが生成されているはずなので開く。

「macOS Downloads」というフォルダを最下層まで辿っていく。

最下層には先ほどダウンロードしたmacOSのインストーラーの元となるファイルが保存されているフォルダ(末尾がmacOS名のフォルダ)があるので、このフォルダを先ほどのターミナル画面にドラッグアンドドロップしてエンターキー。

ドラッグアンドドロップしてエンターキーを押すと処理が始まり「Created:Install macOS xxx(選択したmacOS).app」と出れば完了。

先ほどドラッグアンドドロップしたフォルダを改めて開けば上記のようにmacOSのインストーラーが生成されているはずだ。

あとはこのインストーラーを開けばmacOSのインストールが可能となる。

ここまで来たらあとはターミナルを終了させて構わない。

再び本ツールを実行したい場合は以下のコマンドを入力してエンターキー。

cd gibMacOS
./gibMacOS.command

今回ダウンロード・生成したのはmacOS High Sierraであり、僕のmacOS Catalina上では実行しても「インストールしようとしているmacOSのバージョンが古すぎる」とエラーが出るが、もちろんmacOS Catalinaのインストーラーも上記の手順でダウンロード・生成できるし「何かあった時のために各macOSのインストーラーを作っておきたい」という場合にも有効だ。

macOS Catalinaのインストーラーでエラーが出る場合

macOS Catalinaのインストーラーにはバグがあり「インストール.appアプリケーションが破損している」というエラーが出ることがある。

この場合は下記の手順を試したあと再度インストールを実行してみてほしい。

macOS Catalinaインストール.appを右クリックして「パッケージの内容を表示」をクリック。

SharedSupportフォルダを開く

パッケージの内容を表示して「Contents」フォルダを開くと「SharedSupport」というフォルダがあるので開く。

InstallInfo.plistを削除

「InstallInfo.plist」というファイルがあるのでこのファイルを削除してもう一度インストールを試してみよう。

もしそれでもエラーが出る場合、実際にアプリケーションが破損している可能性があるため、再ダウンロードを試すか、インストーラーを入れたデバイスに異常がないか確認してほしい。

Bootable USBを作る方法

先ほどの手順で生成したmacOSのBootable USB(起動ディスク)を作るには先ほど生成した「macOS xxx インストール.app」というファイルを「アプリケーション」フォルダに移動し、USBメモリをMacに接続して以下のコマンドを入力してエンターキー。

この際USBメモリはフォーマットされるので注意。

sudo /Applications/Install\ macOS\ xxx(作成したmacOSの名前 - Catalinaなど).app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/USBメモリのボリューム名

鍵マークが出たら管理者パスワードを入力しエンターキーを押し、続いて「Y」と入力してエンターキー。

ちなみにmacOSのバージョンによって上記のコマンドのパスは若干違うのでAppleのサポートサイトのコマンドを参照しておこう。

なお、ここではCatalinaのBootable USBを作りたかったのでフォーマットしたUSBのボリューム名はBootableCatalinaとした。

Bootableディスクの作成が始まるので処理が終わるまで待とう。

「Install media now available at」または「Done」という文字列が出て処理が終わればBootable USBメモリの作成は完了。

あとはUSBメモリを挿したままmacOS起動時にOptionキーを押しっぱなしにしてMacを起動、または再起動したらディスク選択画面が出るの今回作ったBootable USBメモリを選択してインストールしよう。

なお、USBの起動ディスクにおいてもmacOS Catalinaのインストーラーを実行すると「アプリケーションが破損している」というエラーが出る場合があるため、その場合は前述の通り「パッケージの内容を表示」>「Contents」>「SharedSupport」にある「InstallInfo.plist」を削除して再度実行してみよう

まとめ

ターミナルで個別にmacOS High SierraからCatalinaまでのインストーラーをダウンロードする方法は他にも存在するが、このツールを使えばターミナルのコマンドを理解する必要はあるが複数のインストーラーを手間をかけずにダウンロード・生成することが可能なため、いざという時に重宝するだろう。