AdGuard対抗アプリ?Mac Safari広告ブロッカー「Wipr」を試す

僕は今まで広告ブロッカー(コンテンツブロッカー)はAdGuardを使用していたが、海外コミュニティで「Wipr」という広告ブロッカーが動作が軽くて評判がよかったため導入してみたので使用方法と使い心地を紹介したい。

ちなみに「Wipr」は250円の有料アプリであり、ホワイトリスト機能などがない上にSafari専用である点に注意。

なお管理人は本アプリを紹介するにあたっていかなる報酬も受け取っていない。

Wiprの概要

Wipr(ワイパー)はアプリというよりはSafari向けの機能拡張と言った方が正しく、AdGuardのように専用のアプリを常駐させる必要はなく、Safariの機能拡張をオンにすれば即座に機能する。

また、Wiprは高速化に重点を置いている他、開発者は「いかなる広告主が我々に金を積もうとも広告は全てブロックする」と謳っている。

更にプライバシーにも気を配っており広告のトラッキングを防止する他、Wipr自身もユーザーやブロックした広告の情報は収集しないとしている。

金額は海外では$2、日本では250円でMac App Store及びiOS・iPadOSのApp Storeで販売中だ。

なお、Wiprに限ったことではないがMac App Store版とiOS・iPadOS版はライセンスが共有されないのでiPhoneやMacなど全てのデバイスでWiprを有効にするにはMac App Store版とiOS・iPadOS版を両方購入する必要がある。

全てのデバイスでWiprを有効にしたい場合は500円かかるという点に注意しよう。

また現在のところ言語は英語のみで日本語には対応していない。

Wiprの使い方

Wiprを購入してダウンロードしたらまずはWiprを起動し「Get Rid of Ads and Trackers Forever」をクリック。

上記画面が表示されるのでSafariでWiprの機能拡張を有効化しよう。

まずはSafariの「環境設定」を開き「機能拡張」のタブからWipr Part 1・2・3の全てにチェックを付けて有効化する。

なお既に他の広告ブロッカー機能拡張を有効にしている場合はWiprとの競合を避けるために他の広告ブロッカーは無効にしておこう。

また、機能拡張の説明欄に「いずれのWebページのコンテンツも読み取りまたは転送するアクセス権がありません」という表示が出るが広告ブロック機能は問題なく動作する。

Wiprを有効にしたら先ほどのWiprアプリの画面から「I Enabled Them, Let's Go!」をクリック。

ブロックリストの定義ファイルの更新やSafariでの機能有効化作業が自動で始まるのでしばらく待機しよう。

上記画面が表示されたら一通りの作業は終了。

この時点でWiprアプリは閉じても構わない。

広告ブロックの効果はどうか?

広告ブロック機能は申し分なく、ほぼ全てのWebサイト及びYouTube・Twtichなどから大抵の広告を排除できる。

ただこれはAdGuardでもそうだったがいくつかのWebサイトやサービスでは広告ブロックをすり抜けて表示される広告もある。

Wiprの弱点としてホワイトリスト機能やユーザーフィルタ機能がないため、すり抜ける広告やページの特定要素をブロックしたり非表示にはできない。

ただし機能がシンプルな分、動作は非常に軽くAdGuard使用時はカクカクしていたWebサイトはかなりスムーズに表示される。

特にスペックが低いMacを使用している場合はWiprの動作の軽さがかなり実感できるはずだ。

総評として広告ブロック機能は申し分なく、ブロックリストの定義ファイルも定期的に更新されるためサポートが続く限り快適に使用できるはずだ。

特定のWebサイトで広告ブロックを無効にするには?

Wiprには前述の通りホワイトリスト機能がないが、Wiprのインストール完了時に表示される上記画面の手順通りに行えば特定のWebサイトで広告ブロック機能を無効にすることが可能だ。

一時的に広告ブロック機能を無効にしたい場合はWebサイト上でアドレスバーの「リロードボタン」を右クリックし「コンテンツブロッカーなしで再読み込み」をクリックする。

永久的に特定のWebサイトでブロック機能を無効にしたい場合はそのWebサイトを開いた上で”メニューバー>Safari>このWebサイトでの設定”、を選び「コンテンツブロッカーを有効にする」のチェックを外せばOKだ。

まとめ

正直に言えば250円の有料アプリの割には出来ることが少ない。

ホワイトリストやユーザーフィルタ機能もなくWipr自身で出来ることは本当に単純な広告ブロックのみである。

ただ、動作が軽いのというのがWiprの最大の魅力であり、ホワイトリストやユーザーフィルタ機能を重視せず、広告をブロックするという目的だけなら十分に有用だ。

また、頻繁に定義ファイルやアプリ自体のアップデートも行われるため信頼性も高いと言える。

将来的に動作の軽さを維持したままホワイトリスト機能やユーザーフィルタ機能が追加されれば他の広告ブロッカーを完全に置き換えるポテンシャルを持っていると思う。