macOS Catalinaのログイン画面の壁紙を変更する方法

macOSでは従来からログイン画面の壁紙は特殊な方法を使わない限り変更できなかったが、macOS Catalinaからは更に手順が複雑になったので出来るだけわかりやすいようにmacOS Catalinaのログイン画面の壁紙を変更する方法を紹介する。

なお、ここで紹介する手順ではmacOSのシステムの内部を一部弄るので自分で試す際は自己責任の上でお願いしたい。

macOS Catalinaのログイン画面を変更する手順

大まかな流れとしてはSIPを無効>APFSの制限を無効>壁紙にしたい画像をファイル名をリネームして置き換える>SIPを再び有効にする、という行程になる。

SIPを無効にする

macOSではシステムの書き換えを防ぐプロテクト「System Integrity Protection」通称SIPがデフォルトで有効になっているため、まずはこのSIPを無効にする必要がある。

ちなみにMojaveまでであればSIPの無効化は必要ない。

まずはMacを再起動しAppleロゴが出るまでCommando+Rを押しっぱなしにしてリカバリーモード(復旧アシスタント)を起動する。

自分のアカウントアイコンをクリックして「次へ」を押し管理者パスワードを入力。

上記画面が出たらメニューバーのユーティリティから「ターミナル」を起動して以下のコマンドを入力しエンターキーを押して実行する。

csrutil disable

英文が出たら今度はMacを通常再起動する。

壁紙ファイルの置き換えを有効にする

SIPを無効にしただけではまだ壁紙ファイルを置き換えることはできないため再びターミナルを起動し以下に記載するコマンドを実行する。

sudo mount -t apfs -wu /dev/disk1s5/Volumes

鍵マークが出てパスワードの入力を求められたら管理者パスワードを入力してエンターキーを押そう。

また、ターミナルだけではなく管理者パスワードを入力するダイアログも度々出るのでその都度パスワードを入力しよう。

注意点として起動ディスクを変更している場合などはdisk1s5の部分を個人の環境に合わせて変更する必要がある。

ディスクユーティリティを起動してMacintosh HDを選択し「情報」ボタンをクリックして「BSD装置ノード」の部分の名前を事前に確認しておこう。

先ほどのコマンドが正常に実行されたら続けて以下のコマンドを実行する。

sudo mount -wu /; killall Finder

パスワードの入力を求められたら先ほどと同じようにパスワードを入力しよう。

上記コマンドが正常に実行されると壁紙の置き換えが可能になる。

デフォルトの壁紙名を適当にリネームし、壁紙にしたい画像で置き換える

続いて壁紙の置き換え作業に入る。

なお、この置き換え作業はターミナルのコマンドでも実行可能だが僕は画像をアイコン表示にしてカーソルで作業した方がやりやすいため、今回はターミナルを使用せず実際にフォルダや画像を確認しながらの方法を取っている。

まずライブラリ>システム>Desktop Picturesのフォルダに移動する。

フォルダへ移動する際は以下のパスをFinderのメニューバーの「移動」>「フォルダへ移動」から入力すると早いだろう。

/システム/ライブラリ/Desktop Pictures/

Desktop Picturesフォルダに移動したらCatalina.heicというデフォルトファイルを適当な名前(CatalinaOld.heicなど)にリネームする。

なお壁紙の置き換え作業中は頻繁にパスワードを入力するよう求められるのでその都度管理者パスワードを入力しよう。

その後、ログイン画面の壁紙にしたい画像をCatalina.heicにリネーム(拡張子まで含めて全てリネーム)してDesktop Picturesフォルダに入れる。

なおJPGやPNGファイルでも拡張子をheicにすればHEIFファイル(heic)になるので特に画像の変換作業などは必要ない。

ただしPhotoshopなどで作成・編集したJPGファイルの場合は画像のプロファイルが変わってしまい正常に壁紙として表示されなくなる場合があるので出来れば未編集の画像を使用することが望ましい。

macOSの暗号化機能「FireVault」を使用してる場合、壁紙を置き換えたら以下のコマンドをターミナルで入力。

diskutil apfs updatePreboot /

このコマンドを実行するとターミナルで文字列が沢山出て処理が始まるので処理が終わるまで待とう。

ターミナルの処理が終わり再起動またはログアウトしてからログインし直せばログイン画面の壁紙が希望の画像になっているはずだ。

ログイン画面の壁紙が変わったことを確認できたら一連の作業はひとまず終了。

SIPを再度有効にする

一連の作業が終わったら再びSIPを有効にするためMacをリカバリーモードで起動してターミナルから以下のコマンドを入力して実行。

csrutil enable

その後、通常再起動して念のためターミナルで以下のコマンドを実行してSIPが有効になっているか確認。

csrutil status

System Integrity Protection status: enabledとなっていれば有効になっている。

以上で作業は終了。

まとめ

macOS MojaveまでであればSIPを無効にする必要などはなく単純にファイルを置き換えればログイン画面の壁紙を変更できたが、macOS CatalinaからはSIPの無効に加えてAPFSの制限もバイパスする必要があるため正直ログイン画面の壁紙を変える目的でここまでするのは面倒すぎる。

ログイン画面の壁紙の変更手順を書いておきながらあれだが、よほどのことがなければわざわざ複雑な手順を踏んでまで壁紙を変更する必要はないだろう。