バタフライキーボードの打ち心地。慣れれば従来より打ちやすい

MacBook Pro 13 Mid 2019を購入して3週間ほど経つが、最初は慣れなかったバタフライキーボードにもすっかり慣れてその打ち心地の良さに驚いている。

バタフライキーボードは2015年に発売された初代無印MacBookで初めて採用され、その後2016年のMacBook Proシリーズ、2018年にはMacBook Airにも採用された。

バタフライキーボードは現在第4世代まで存在するが、世代ごとの改良はあくまで信頼性の向上や打鍵音の静音化に留まり、構造自体は初代からほとんど変わっていない。

バタフライキーボードのここが良い

慣れれば圧倒的な打ちやすさ

最初こそ「2015年までのMacBook Proのキーボードよりは打ちやすいが、Magic Keyboardよりは打ちにくい」と評したバタフライキーボードだが、慣れた今ではMagic Keyboardにもバタフライキーボードを採用してほしいくらいに気に入っている。

2015年までのMacBook Proのキーボードと違ってキーストロークが浅く、またタイプした際の押し返しもしっかりしているため、気持ちよくタイピングが出来て従来のMacBook Proのキーボードよりもタイピング速度は大幅に上がった。

「自慢じゃない」というと嘘になるのであえて自慢させてもらうと、僕はキーボードのタイプがかなり速い方で自分にあったキーボードではかなりの文字数を打てるが、このバタフライキーボードでもベストなタイピング速度を維持できている。

参考までにMacBook Pro 13 Mid 2019で寿司打というブラウザ上で遊ぶタイピングゲームを試した結果がこちら。

キーストロークが浅く打鍵感がしっかりしているため、かなりの好成績となった。

人によってキーボードの好みは違うため、合わない人も当然いるだろうが少なくとも僕にとっては2015年までのMacBookシリーズのキーボードと比べると非常に打ちやすくなった。

打鍵音が比較的静か

さすがに一般的なシザー構造のキーボードよりは打鍵音が響くが、2018年のMacBook Proからバタフライキーボードが第3世代になり打鍵音の静音化が図られている。

バタフライキーボードの欠点の一つとして打鍵音が大きいという問題があったが、第3世代からはかなりマシになっているようだ。

Magic Keyboardなどと比べるとまだ大きい方ではあるがカフェなどで文字を打っても迷惑になるほどではない。

押しているという感覚がわかりやすい

これは打鍵感にも影響する部分だが、バタフライキーボードは従来と比べて明確にキーを「押している」という感覚がダイレクトに伝わるため、カーソルキーなどでの操作や入力が非常にわかりやすい。

この「押している」という明確な押し心地はMagic Keyboard以上だと感じている。

またキー全体の安定性が従来より増しているため、キーがぐらつかないというのもこの明確なキーの押し心地に寄与している。

バタフライキーボードのここがイマイチ

壊れやすい

バタフライキーボードの一番の弱点と言っていいのがこの「壊れやすさ」だろう。

バタフライキーボードが世に出て以降、世界的にこのバタフライキーボードの動作不良(キーが繰り返し入力される・キーが反応しないなど)が報告されている。

さすがに僕はまだ購入して間もないため全く異常はないが、Appleがバタフライキーボードを採用したほぼ全てのMacBookシリーズの無償修理プログラムを開始していることからも、バタフライキーボードの壊れやすさは深刻だと考えていいだろう。

この動作不良・故障はキーの内部への埃の侵入が原因だとされており、MacBook Pro 13/15インチの2018年モデル(バタフライキーボード第3世代)からは埃の侵入を防ぐためのカバーがキーの内部に新たに採用されている。

画像出典 HotHardware

しかしこれらの改良を施してもAppleの無償修理プログラムの対象になってしまっているため、以前よりは信頼性が向上しているとはいえ「壊れやすい」という汚名は挽回されていない。

Appleはバタフライ構造を諦め次期Macではシザー構造に戻すという噂があるが、バタフライキーボードの打ち心地は気に入っているためバタフライキーボードのさらなる改善でこの問題を乗り越えてほしい。

キーが低いためTouch Barを触ってしまう

これはTouch Bar搭載モデルに限った話だが、バタフライキーボードは2015年までのMacBook Proのキーボードと比べるとキーが低いため、キーボード上部のTouch Barをうっかり触ってしまうことが多い。

Touch Barはその名の通りタッチに反応するため、少し指がTouch Barに触れただけで予期せぬ機能を呼び出してしまう。

もちろんバタフライキーボードの打ちやすさはキーが低いという点も寄与しているため仕方がないことかもしれないが、Touch Barをうっかり触ってしまうという点については何らかの対策をしてほしかったところだ。

まとめ

バタフライキーボードのいいところとイマイチな点をまとめたが、壊れやすいという最大の欠点を考慮しても僕は大いに気に入っている。

もし噂通り次期Macにおいてバタフライ構造からシザー構造に戻ってしまうのであれば非常に残念だ。

Appleには是非ともバタフライキーボードの信頼性の問題を改善して、次期Magic Keyboardなどでもバタフライ構造を採用し、その幅を広げてほしいと思う。