Blackmagic eGPUのファームウェアを1.2にアップデートしてみた

元日であっても特にブログの記事に変化はなく淡々と更新するつもりですが、昨年はブログを訪問してくださった方々、記事の誤りのご指摘をしてくださった方々に改めてお礼申し上げます。

さて、Blackmagic社はeGPU「Blackmagic eGPU」及び「Blackmagic eGPU Pro」向けのファームウェア「バージョン1.2」を日本時間の2019年12月31日未明に公開した。

このファームウェアはAppleの6Kディスプレイ「Pro Display XDR」を使用可能にするファームウェアであり、Pro Display XDRを持っていない人にはあまり関係ないものだがBlackmagic eGPU/eGPU Proのオーナーなら誰でもインストールできるため、インストール方法とアップデート後の変化をまとめる。

ちなみにもちろん僕はPro Display XDRは持っておらず一般的な4K HDRモニターの環境だ。

Blackmagic eGPUのファームウェアのインストール方法

まず上記のボタンからBlackmagic eGPU 1.2のダウンロードページに飛ぶ。

上記ウィンドウが開くがわざわざ氏名や住所を記入してRegister(登録)する必要はなく、左下にある「Download Only」をクリックすれば登録せずともダウンロードできる。

上記画面が出て自動的にZIPファイルのダウンロードが始まる。

ダウンロードが始まらない場合は中央の「Blackmagic_eGPU_1.2_Mac.zip」をクリック。

ZIPファイルを解凍したらdmgファイルを開く。

上記のようなウィンドウが出るのでBlackmagic eGPUのアイコンをダブルクリック。

「続ける」をクリックして画面の指示通りに進める。

「インストールが完了しました」と出たら「再起動」をクリック。

ちなみに一度再起動しただけでは終わらない。

再起動後、しばらくすると上記画像のような通知が出るので再び「再起動」をクリック。

無事にmacOSが再起動して立ち上がればアップデート作業は完了。

ファームウェアアップデート後の変化

画像出典 Apple

冒頭でも書いたように本ファームウェアはPro Display XDRの使用を可能にするためのものであって、特別macOS Catalinaに最適化されていたり、新たな機能が追加されたりするわけではない。

ただ、気づいた点としてmacOS起動時に設定されている擬似解像度を記憶するようになった。

以前までであればmacOSの擬似解像度を変更していたとしても起動した際のログイン時の画面は1920x1080というmacOSの4Kモニター向けの擬似解像度だったが、本ファームウェアをインストールしたところ起動した際のログイン画面でも通常時に設定している擬似解像度で表示されるようになった。

恐らくだが僕が4K HDRモニターで使用している擬似解像度は3008x1692であり、奇しくもこの擬似解像度はPro Display XDRのデフォルト擬似解像度と全く同じであるため、今回のこの挙動の変化はPro Display XDRに合わせたものだろう。

なおシステムレポートではファームウェアのバージョンは50.3となっていた。

ベンチマーク

単なるPro Display XDRを使用可能にするだけのファームウェアアップデートでパフォーマンスに大きな変化があるとも思えないが、一応Unigine Heaven、Cinebench R15 OpenGL、Geekbench 5でベンチマークを取ってみた。

Unigine Heaven

CINEBENCH R15 OpenGL

GEEKBENCH 5 Metal

Geekbench 5では約4000近くスコアが低下しているが、この間にmacOS Catalinaのアップデートもあった他、劇的なスコア差と言えるほどでもない。

Geekbenchは元々Geekbenchのバージョンやアップデートによりスコアが大きく変わる場合があるため4000というスコア差は無視していいだろう。

Unigine Heaven、CINEBENCH R15 OpenGLは両者共誤差レベルのスコアに留まっており、ファームウェアのアップデートによる大きな影響はない。

総じてファームウェアによるパフォーマンスの変化はほぼないと言っていいだろう。

まとめ

擬似解像度の設定がログイン画面でも反映されるという変化はあったものの、気づいた点はそれくらいで、3Dグラフィックスのパフォーマンスなどにも大きな変化はない。

Pro Display XDRを使用しない限り、あまり意味がないアップデートかもしれないが少なくとも今のところ大きな不具合も出ていないためBlackmagic eGPU/eGPU Proを持っているなら自己責任でアップデートしてもいいだろう。