
僕は2017年に発表・発売されたiPhone X 64GBのSIMフリー版をもう2年近く使っている。
僕が初めてiPhoneを手にしたのは2015年、当時としては既に旧式であったiPhone 5sを購入し、その後iPhone 6sに変更。
それからは毎年、といっても2年程度だが新iPhoneが発売される度にiPhoneを買い替え続けていたが2018年のiPhone XS/XS Max/XRにはiPhone Xから乗り換えるほどの魅力は感じず、iPhone Xを使い続けて現在に至る。
既に2019年も8月に差し掛かったため、2019年のiPhoneに関する噂も出揃った感がある。
2019年のiPhoneが正式に発表されたら改めて購入するかどうかの記事をまとめるが、ここでは現時点の噂から判断して買うべきかどうかを主に僕個人のための備忘録としてまとめたい。
INDEX
iPhone 2019の噂

この画像ではノッチが小さくなっているが
実際にはノッチが小さくなる可能性は低いとされている
これは複数のソースから集めた噂ではあるが、Venya Geskin(Ben Geskin)、ミンチー・クオなどの著名なアナリストや、これまでにiPhoneに関しての予想を言い当て続けてきた人々によるものであるため噂と言っても信ぴょう性は高い。
- フロントのノッチが小さくなったり消える可能性は低い
- XS/XS Maxに相当するハイエンドモデルでは、リアにトリプルカメラを搭載
- 廉価版であるXRに相当するモデルは引き続きLCD(液晶)であり、カメラはデュアルカメラとなる
- 画面内指紋認証は搭載されず引き続き生体認証はFace IDのみ
- 5Gに対応したiPhoneは2020年までリリースされない
- 端子は引き続きLightningを採用
これらが本当だとすれば僕は今年から来年にかけてもiPhone Xのまま3年目に突入しそうだ。
iPhone 2019を買わないと思う理由
デザインに大幅な変更がない

僕はiPhoneのデザインに大きな変更がない限り今後も恐らくiPhone Xを使い続ける。
iPhoneにはここ数年、特に目新しいデザインの変更はなく主にカメラ機能の向上やAR、Apple AシリーズなどのSoCの性能面での改善が主となっているが僕はiPhoneではあまり写真を撮らないし、スマホゲームには興味がないためカメラや端末の性能向上は割とどうでもいいのだ。
既にiPhoneにはApple Pay・ワイヤレス充電・耐水・防塵など僕が必要としている機能は揃っているし、僕が日常的に使うアプリで性能不足を感じたこともない。
そのため僕が重視するのはやはりデザインであり、そして近年のiPhoneには前述の通りデザインの大幅な変更が少なくとも2年近くない。
僕はフロントのノッチが小さくなるか、端末から消滅しない限り購入する意欲が湧かないのだ。
2019年のiPhoneは5Gに対応しない

5Gモデムチップの供給を巡って当初AppleはQualcommと対立し、Intelから供給を受けることになったがIntelが5Gモデムの事業から撤退したため、いきなりQualcommと和解するなど、Appleの5Gモデムチップについては混乱状態が続いている。
4G LTEのiPhoneの対応が他社から1年ほど遅れたことを考えても2019年のiPhoneが5Gに対応しないのはほぼ確定であり、早くても5G対応のiPhoneは2020年モデルからとなる。
つまり2019年のiPhoneを購入しても陳腐化が早い。
日本国内ではまだ5Gサービスは正式に開始されておらず5Gの世界的な普及も数年のスパンをかけてゆっくり進むと予想されているため、iPhoneが5Gに対応しないからといってすぐに致命的な欠点にはならないが、それでも陳腐化が早まることは確かだと思う。
画面内指紋認証がない

2019年のiPhoneは昨今Androidのハイエンドモデルに搭載されるような「画面内指紋認証」は搭載されず、引き続きFace IDのみを搭載すると噂されている。
僕はFace IDには概ね満足しているのだが、やはり万能とは言えず不便に感じることも多々ある。
店頭でApple Payで支払いをしようとしても一度iPhoneを顔の前に持ってきて認証をしてからリーダーにかざすという方法はスマートではないし、テーブルやデスクの上に置いた状態でロックを解除するには一度iPhoneを持ち上げるか、テーブル・デスクの上から覗き込む形で顔を向けて認証しなければならない。
画面内指紋認証であればこうした手間は必要なく、安全性では劣るかもしれないがFace IDよりもスマート・迅速に認証が完了する。
端子は引き続きLightning

2019年のiPhoneのI/Oは引き続きLightning端子が搭載されると予測されている。
昨年のiPad ProのUSB Type-C搭載によりてっきり僕はApple製品のI/OはUSB Type-Cに移行していくと思ったのだが、2019年3月にリリースされたiPad Air 第3世代・iPad mini 第5世代は相変わらずLightningであり、現在Apple製品でUSB Type-Cを搭載しているのはMacを除けばiPad Proしかない。
加えてiPhoneも引き続きLightning搭載となると正直購買意欲が削がれてしまう。
Lightningは端子部分が露出しているため端子の劣化やカビなどによる侵食が他の規格より早く、Lightningは大袈裟かもしれないが欠陥規格だと僕は考えている。
結論:他の製品に投資した方がいい
あくまで噂とはいえ近年のiPhoneのリークの的中率は高く、2019年のiPhoneも噂通りの製品仕様になる可能性が高い。
個人的には2019年のiPhoneを買うよりは10月からの増税に備えてiPad ProやiPad Air/Mini、あるいはMac周りの周辺機器やMacそのものを買い換えるなどした方が、少なくともMac/iPadで何らかの作業をする人にとってはメリットが大きいと思う。
2019年7月にMac製品のストレージの大幅な値下げがあり、更にMacBookシリーズのラインナップも整理されMacBook Pro 13インチであれば4コアのMacBook Proが139,800円から購入可能なため、僕個人としてもMac製品などに投資した方がいいと判断した。