
Appleは2020年10月16日午後9時よりiPhone 12及びiPhone 12 Proの予約受付を開始し、サーバーのレスポンスが一時的に停止して決済処理で無限ロードが発生したものの無事にAppleオンラインストアでiPhone 12 Proを予約できた。
予約したのはiPhone 12 Pro 256GB パシフィックブルーとMagSafe対応シリコンケース。
AppleCare+は盗難紛失プランに加入しておいた。
iPhoneの買い替えは現在使用しているiPhone Xを購入した2017年以来、3年ぶりとなる。
INDEX
予約までの経緯

予約は僕はMacのSafariで行ったが、決済処理で無限ロードが発生したものの注文確認メールが届き、その後Appleのサーバーが復帰した後、注文状況を見ると「注文確定」となっており無事に予約できたようだ。
無限ロードに関してはブラウザのリロードを行うと二重購入になる恐れがあるため、Appleの注文状況で「注文確定」となっていればページを閉じてしまう方がいいだろう。
なお、iPhoneやiPadのAppleストアアプリではリクエスト処理のエラーが出たため、ブラウザの方がスムーズに予約できたように思う。
ただし通常は注文確認メールのあとに「ご注文ありがとうございます」というメールが来るのだが、処理が詰まっているのか「ご注文ありがとうございます」のメールはまだ届いていない(追記:およそ22時間後の10月17日19時30分にメールが届きました)。
また、注文状況を見る限りiPhone 12 Proのケースだけが先に到着するようなのだがAppleはまとめて配送するオプションなどを用意してほしい。

なお、試しにAppleサーバーが落ち着いた後に改めてiPhone 12 Proの購入画面を確認したところ、配送予定日が10月28日〜31日となっていたため、予約開始から十数分で初回分が捌けたようだ。
iPhone 12 Proを選んだ理由
大きさ

iPhone 12(無印)や12 mini、12 Pro Maxではなく6.1インチのiPhone 12 Proを選んだのは現在使用しているiPhone X(5.8インチ)の大きさに最も近いというのがまず大きな理由となる。
コンパクトなiPhoneも好きなので12 miniが11月発売でなければ12 miniを購入していたかもしれないが、現在のiPhone Xはバッテリーが劣化し、iOS 14もここ数日動作がもたつくので待ちきれなかったというのもある。
ちなみにiPhoneの大きさについてはMacRumorsの記事で詳細な比較画像が掲載されているため、購入前の参考として非常に重宝する。

カメラ性能

新型コロナウイルスの感染拡大で外に写真撮影に出かける機会は減っているものの、iPhoneは手軽にそれなりの写真を撮れるカメラとして重宝しているため、LiDARを搭載し、12 Proのカメラ性能が優秀であるというのも購入した理由だ。
iPhone Xは2017年発売当時から見ても、他社のAndroidスマホに比べてカメラ性能があまり良いとは言えず、特に暗所での写真撮影に不満があったので12 Proのカメラ性能やナイトモード(これは11以降だが)、LiDARによるオートフォーカスの速さは魅力的だった。
また、現時点では利用できないが今後のアップデートでRAWの柔軟さを維持したままスマートHDRやDeep Fusionを利用できる「Apple ProRAW」という機能の実装も予定されており、これもPro限定となる。
なお、iPhone 12 Pro Maxは6.1インチの12 Proと比べてイメージセンサーが大きく、センサーシフト(イメージセンサーの可動による手振れ防止)機能を搭載しているなど、6.1インチのProと比べて差があるのだが、さすがに12 Pro Maxの大きさは持て余すと判断した。
ちなみに無印iPhone 12や12 miniであっても30fpsではあるがDolby Visionの動画撮影が可能であり、もちろんDolby Visionコンテンツの鑑賞も可能だ。
バッテリーの持ち
僕は10月14日のApple Special Eventをリアルタイムで見ていたが、iPhone 12・12 Pro共にバッテリーに関するアピールは一切なく、事実AppleのサイトでiPhone 12シリーズの仕様を見てもバッテリーに関してはそれほど持ちがいいとは言えない。

更にiPhone 12 miniの場合は12や12 Proと比べてビデオ再生時間などが2時間ほど短いため、iPhone 12 miniの発売を待たずに12 Proを購入する後押しとなった。
12 ProはRAMが6GB、12・12 miniは4GB

MacRumorsによればiPhone 12 Pro/Pro MaxのRAM(メモリ)は6GBを搭載しているのに対して12や12 miniは4GBということがXcodeのplistファイルの編集で判明したとのことだ。
仮にこの情報が事実の場合、12 Proと12・12 miniでは2GBのRAMの差が生じる。
RAMが4GBでも通常用途では十分ではあるが、4KやDolby Visionの動画撮影や写真アプリでの編集の際にRAMが6GBあるというのは安心感があり、12 Proの購入を後押しすることになった。
なお、4KやDolby Vision動画撮影にはストレージ容量もそれなりに必要なので、動画撮影を考えている人はストレージにも気を遣った方がいいだろう。
ステンレススチール

iPhone 12及び12 miniは側面はアルミニウムとなっているが、iPhone 12 Pro/Pro MaxはiPhone X以降の仕様に則りステンレススチールとなっている。
僕はiPhoneのステンレススチールはピカピカと光るメッキみたいであまり好きではないのだが、塗装剥げがまず起きないという利点が挙げられる。
実際に僕は過去に使用したアルミニウムのiPhoneやiPadは例外なく塗装剥げを経験している。
普段からケースやカバーはもちろん付けているが、たまに外した際にどこかにぶつけたり擦ったりすると容易に塗装が剥げてしまう。
一方で3年酷使したiPhone Xのステンレススチールは細かな傷はあるものの塗装剥げは一切ない(というより起こり得ない)ため、ステンレススチールを採用するProの方が長期使用においての満足感が高いと判断した。
iPhone 12と12 Proはどちらを選んでも正解

ここまでに挙げた、僕がiPhone 12 Proを選んだ理由はあくまで僕の主観であり所有欲を満たすだけの自己満足のため、ぶっちゃけるとiPhone 12シリーズはどれを選んでも正解なのではないかと思う。
iPhone 12シリーズは僕が久々にワクワクすると感じたiPhoneであり、iPhone 4や僕が初めて使ったiPhoneである5sと同じフラットエッジデザインを採用しており、全モデルが5Gに対応している他、初めてシリーズ全てでOLED(有機EL)を採用した。
SoCがA14 BionicなのもiPhone 12シリーズ全てで共通している。
つまり僕がこれまでに挙げたiPhone 12 Proを選んだ理由を除けばiPhone 12シリーズに劇的と言えるほどの違いはないのだ。
特に12 miniはiPhone 8やiPhone SE(第2世代)よりも小さいため、コンパクトなiPhoneを待ち望んでいた人にとっては理想のiPhoneと言える。
まとめ
シリコンケースが先に届くようだが、もちろんシリコンケースだけのレビューはしない、というよりシリコンケースは過去に使用した経験から埃が非常に付きやすいため、サードパーティーのケースが充実するまでの繋ぎとして購入したようなものなのであまり期待はしていない。
いずれにしろ10月23日のiPhone 12 Proの到着が楽しみだ。