作りがお粗末なGX7MK3純正ボディケース

GX7MK3のPanasonic純正ボディケースを使用して数週間経つので感想。

結論から言ってしまえば作りがお粗末であり、価格に見合っているとは思えないというのが正直なところ。

価格はAmazonで5,736円。

質感

装着した見た目・質感に関しては言えばブラック一色のケースではあるもののシルバーボディに装着してもそれほど違和感はなく、質感もGX7MK3と上手くマッチしていると言えると思う。

とはいえ本ケースは本革ではなく合皮であり、開封当初は合皮特有の匂いも結構あったので質感という点で特筆すべき点はない。

ハンドリング

本ケースの欠点の一つが写真を見てもらえば分かる通り本ケースは装着した状態だとバッテリー/SDカードの交換・取り出しが出来ない点(USB充電は可能)。

サードパーティーのケースではバッテリー/SDカードの交換・取り出しが可能な製品が存在する中でこの仕様は正直残念。

ただ、本ケースは垂直方向に厚みが結構あるので装着してカメラを持つとグリップ感が増すのは好印象。

一度本ケースのグリップ感に慣れてしまうとケース未装着の状態だとかなりカメラが持ちにくく感じる。

ビルドクオリティ

個人的に最も不満なのがそのビルドクオリティ。作りが雑で僕が購入した個体は開封当初からボディケースが若干曲がっており、カメラに装着した際も左側が少しだけ下にズレている。

ボディケースの左側が少し下にズレている
ボディケースを装着した状態で置くと明らかに傾いているのがわかる

5千円超えの価格でこのクオリティは残念の一言。グリップ感が良くなるとは言え、機能性・クオリティ共に純正とは思えない。

付属ストラップ

本ケースにはネックストラップも付属し、GX7MK3本体付属のストラップと比べて高級感はあるものの、ストラップの裏面がベルクロ(面ファスナー)のループのような素材なので、カメラバッグなどのベルクロのフックに予期せずしてくっついてしまうことが多々あったので結局付属ストラップは使っていない。

なんだかんだで使っているもののお勧めはできない

色々と不満点を並べたものの、グリップ感が良くなるのは確かで、更に僕は三脚は持っておらず、カメラをコンクリートや岩などに置いてカメラを固定して撮影する場合が多いので本ケースを装着しているとやはり安心感は違う。

ただ、GX7MK3には本革を使用し、なおかつバッテリー/SDカードの交換が可能なサードパーティーのケースが他にもあるため、あえて6千円近い価格を出して本ケースを購入する意味は薄い。

本ケースに6千円近い価格を出すくらいなら7〜8千円で販売されているサードパーティーの本革ケースの方がよほど良いだろう。

Panasonic純正に拘らない限りは本ケースは避けた方が無難であると思う。