十三機兵防衛圏ネタバレ考察

十三機兵防衛圏 ©(株)アトラス・ヴァニラウェア

アトラス販売ヴァニラウェア開発のシミュレーションアドベンチャーゲーム「十三機兵防衛圏」をクリアし、追想編・崩壊編・究明編を全て100%にしたので自分なりの考察をまとめてみたいと思う。

とはいえ究明編を100%にしたのであればおおよその物語の全体像は掴めるようになっている。

ここでの考察はあくまで補足・整理である。

注意
本記事はネタバレ全開ですのでプレイ中あるいはこれからプレイをお考えの場合はご注意ください。
これ以降の全ての文章は完全なネタバレになります。
2020年4月20日追記
更新終了。
今後は本記事に対するご指摘を頂きましても再検証や修正は行わないため、ご了承ください。
今まで考察の間違いのご指摘や解釈の提供をしていただきありがとうございました。

目次

十三機兵防衛圏のネタバレ概要

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本作のあらすじや大まかな流れをネタバレ全開で話すと「人類の生き残りである15人の人間のクローンがコンピュータが管理する仮想現実の中でその仮想現実内の異常(怪獣の襲来)を阻止し、1200光年離れた他の惑星で目を覚ますまでの物語」である。

物語の舞台となるのは主に1940年代・1980年代・2020年代・2060年代・2100年代であるが、2188年以外はいずれも「その年代を真似て作られた、ただの居住区であり、なおかつ仮想現実内の世界」である。

作品内では各年代を「セクター」とも表現する。

主人公たちは「転移」しながら時代を行き来しているように見えるが実際はタイムトラベルなどは行っておらずただのセクター間のワープである。

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作品内で登場人物の一人「BJ」がはっきりと「タイムトラベルはどんなに技術が発達しても不可能である」と語っている。

この作品には実際に時間を超えるタイムトラベル要素はない。

では現実世界の年代はいつなのかというと、細かな数字までは示されていないが少なくとも西暦2188年から約2000万年経っている。

十三機兵防衛圏ネタバレ全開あらすじ

本作のストーリーを全体的に把握するため、あらすじ及び時系列を簡単にまとめてみよう。

事の発端は西暦2188年(現実世界)に起きたナノマシンを巡った地球規模の戦争とそれによる汚染である。

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2188年、造船所として1900年代に創業した敷島重工は世界的大企業へと成長し、ナノマシン技術に秀でたNEWMENという会社を買収した。

これにより世界のナノマシン開発は加速することとなるが、結果としてナノマシンの開発競争とその利用は地球規模でのナノマシンを巡る戦争を招き、地球は汚染されていった。

このナノマシンとその戦争による汚染がどのようなものなのかははっきりとはしていないが人類に壊滅的な被害をもたらしたようだ。

そこで人類は地球の軌道上に建設されたコロニーにおいて、意見の相違による争い(殺し合い)なども発生したものの「箱舟計画」と呼ばれる人類の存続計画を発案する。

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その内容とはコロニーで現在生き残っている15人の人類の遺伝子情報を、自動増殖する惑星探査機に乗せて人類が生存可能な地球に似た星に飛ばし、そこで自動機械でテラフォーミングをしたのち、15人やその他の動植物を培養しその星で人類を存続させるというものである。

なぜ人を運ばず遺伝子情報だけを運ぶのかというと生きている人間では数百年・数千年、あるいはそれよりも遥かな長期間の宇宙旅行が不可能だからである。

ちなみにこの計画の前身は元々敷島重工の「宇宙計画」であり、本来は人類の生態圏を広げる目的で行おうとしたものである。

なお、探査機も、そして乗せられた遺伝子情報も旅の途中で惑星や宇宙を漂う岩石から採取したリソースによって生物のように無数に増殖するため、計画の発案者である「森村博士」によれば「時間はかかるがいつかはどれかの探査機が人類が生存可能な星にたどり着く」ということである。

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そして物語開始前、つまりこのゲームが始まる前についに探査機の一つは地球から1200光年離れた人類が生存可能な「RS13アルファ」というおとめ座方面の惑星に2000万年かけてたどり着き、自動機械によりテラフォーミングが開始され、本作の主人公達である15人の遺伝子情報は計画通り培養が始まった。

また、この際RS13アルファ惑星の軌道上には人工衛星とそれを束ねる無人司令船が展開され地上のモニターを始めている。

主人公たちは赤ん坊の時からコンピュータが管理する仮想現実内の地球で仮想現実とは知らずに過ごし、そこで人類の知識や文化を学び、最終的に発育ポッドから出て15人で星を開拓するというのがこの計画の目的である。

しかしここで想定外の事態が起きる。

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コロニーで起きた殺し合いや井田鉄也(2188年)に利用されて人類に絶望した「東雲諒子(2188年)」が箱舟計画を失敗させるために仮想現実のプログラムコードに「ダイモス(怪獣)」で仮想現実内を攻撃させるコード(Dコード)を密かに埋め込んでいたのだ。

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これにより怪獣が各セクター(年代)に現れたわけである。

ダイモスは元々惑星のテラフォーミング用の自動土木機械であり、仮想現実内のダイモスもそれを模している。

怪獣の襲来に対し仮想現実内の「沖野司」はここが仮想現実であるという事実は知らないものの、2100年代の自動工場で機兵と名付けたロボットを設計・製造し、「井田」「郷登」「森村」らと共に対抗することにした。

簡単に言えばこれが主人公たちが怪獣と戦うことになった理由である。

なお現実世界では主人公たち15人はRS13アルファ惑星上の専用の施設にある発育ポッドの中で夢(仮想現実)を見ているような状態である。

計画通りであれば主人公たち15人は発育ポッドの中で20年過ごした後、現実世界で目覚めるはずだった。

十三機兵防衛圏の謎 世界設定関係

ここからは本作の世界設定関係の主な謎を考察していく。

人類の生き残りの15人は誰?

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現実世界の発育ポッドに肉体がある人類の生き残りのクローン15人は以下の通り。

  • 鞍部十郎
  • 冬坂五百里
  • 網口愁
  • 薬師寺恵
  • 比治山隆俊
  • 鷹宮由貴
  • 関ヶ原瑛
  • 南奈津乃
  • 三浦慶太郎
  • 如月兎美
  • 緒方稔二
  • 東雲諒子
  • 郷登蓮也
  • 沖野司
  • 鞍部玉緒

なおループを繰り返していたり意識だけになっている人物もいるため、肉体がある人物は15人だが、肉体はなくとも自律した思考をする人物も多く登場する。

それぞれの人物の生まれた(オリジナル)年代は?

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15人それぞれのオリジナル(元々属していた)年代(セクター)は以下の通り。

1945年(セクター5)

比治山隆俊
三浦慶太郎
鞍部玉緒
1985年(セクター4)

鷹宮由貴
南奈津乃
緒方稔二
2025年(セクター3)

網口愁(井田鉄也)
薬師寺恵
如月兎美
2065年(セクター2)

関ヶ原瑛
東雲諒子
郷登蓮也
2105年(セクター1)

冬坂五百里(森村千尋)
鞍部十郎(和泉十郎)
沖野司

怪獣が襲来する理由とその目的は?

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前述の通り人類に絶望した2188年の東雲諒子は箱舟計画を失敗させるため仮想現実内を怪獣に攻撃させるDコードを仮想現実プログラムに追加し、怪獣が各セクターへの攻撃を始めた。

そして全てのセクターが怪獣に制圧された場合、仮想現実全体がリセットされループに入る。

このループを繰り返すと主人公たちは歳は取らないものの、いつまで経っても発育ポッドから出られず現実世界の施設の耐用年数5000年をやがて超えるため、最終的に施設は維持できなくなり施設の物理的な再構築が行われる。

そうなると真の意味で施設はリセットされ、現実世界の15人は目覚めることなく死に、箱舟計画は失敗に終わる。

ちなみにゲーム開始時点の周が耐用年数的には最後の周であるとされている。

東雲諒子(2188年)の目論見はループを発生させることで施設の耐用年数の限界を引き起こして15人を殺す、すなわち人類を滅ぼすことである。

ループの仕組みとは?

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ループはこれまで約300回行われているようだ。

つまり主人公たちは仮想現実の中で300回生まれ300回怪獣に制圧されている。

ループを300回繰り返し5000年経っても現実世界のポッドの人間が歳を取らないのはポッドが仮想現実のループに合わせて肉体を作り直している、あるいはループの発生によりその時点で現実世界の人間の成長が止まる(コールドスリープ状態になる)からだと思われる。

なおセクターは1〜5の他にセクター0も存在し、セクター0にデータを書き込む(セクター0を経由して転移する)とループによるリセットを免れることが可能。

ただしセクター0からデータ(人格・記憶)を再生した際は仮想現実内で16年遡って再生されるため、ゲーム開始時点では16年歳を取ってしまうことになる。

またループによるリセットを免れた場合、模擬人格のAIと成り果てる(現実世界の肉体一つにつき人格は一つまで)。

ちなみに仮想現実内で肉体を持つ人格が死亡した場合(1945年に死亡した鞍部玉緒)は強制的に消滅させられ現実世界で眠りにつく。

作中に登場する玉緒ドロイドは1周前の鞍部玉緒が模擬人格として移植された存在であってこの周の鞍部玉緒は前述の通り死亡している。

仮想現実内で死んでも現実世界で死ぬわけではないが次のループが始まらない限り仮想現実内には戻れないようだ。

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ただ、鞍部玉緒同様に作中でドロイドの攻撃で死亡した沖野司は、1944年に堂路桐子と名乗っていた際に比治山隆俊に対して連結素子を埋め込んでいたため比治山隆俊とだけ交信が可能な状態にある。

転移の仕組みとは?

作中での「転移」は大きく分けて3種類存在する。

一つ目はゲートによる転移。

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ゲートによる転移は複数人での転移も可能だが、決まった場所から決まった場所へしか転移できず、アクセスキーを変えられたり遠隔でロックをかけられると使用できないなどの弱点が存在する。

二つ目は機兵や98式二脚車両を使用する転移。

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機兵や98式二脚車両を使用する転移はゲートとは違って基本的にはどこからでも転移できる他、遠隔による強制転移も可能である。

ただし98式二脚車両に関しては膨大な電力が必要という制約が存在する他、機兵・98式二脚車両共に別途転移装置と転移装置とのリンク設定が必要となる。

また、機兵や98式二脚車両を使用した転移は転移した場所によっては衆目を集めてしまうという問題が存在する。

なおBJ(ミウラ)のように記憶・人格だけをドローン・機兵に移してドローンと機兵だけを転移させるという特殊なことも可能。

三つ目はセクター0を経由する転移。

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セクター0を経由する転移はゲート・機兵、どちらからでも可能。

また、機兵や98式二脚車両に搭乗したままセクター0を経由してループを乗り超えて転移することも可能(すみれ橋への井田鉄也など)。

機兵や98式二脚車両でセクター0を経由する場合も同様に衆目を集めてしまうという問題がある。

壊滅したセクターは?機兵汚染事件とはなんだったのか?

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このループの周では各々の回想から1945年(セクター5)2025年(セクター3)2065年(セクター2)2105年(セクター1)の4つのセクターが既に怪獣により壊滅していることが判明している。

2064年の戦闘では機兵が何らかのプログラムに汚染され戦闘に参加していた東雲・関ヶ原・和泉が脳にダメージを負った。

なおこの際AIとして戦闘に参加していた因幡深雪(如月兎美)は汚染を止めるための強制転移実行の際、軌道上の司令船に転移している(後述)。

また、比治山のAI(後述)が操縦する機兵も1940年代に強制転移されている。

のちにBJと呼ばれることになるミウラのAIも同様に17番機兵で戦闘に参加していたが、強制転移実行の際に機兵に問題が発生したためドローンに記憶を移して脱出している(のちに井田鉄也によって回収され、その後、井田の指示を受けた関ヶ原によってドローンとして起動させられた)。

2025年では薬師寺の世界を守るために和泉十郎は長時間汚染された機兵に乗り続けた結果、手の施しようがないほどの深刻なダメージを脳に負ったため、1985年に移され森村先生の手によって鞍部十郎として新たな人格を形成されている。

機兵の汚染の黒幕は井田であり、怪獣に勝つつもりはなく世界のリセットを早めるために東雲を利用してウイルスプログラム「DD426」を機兵に植え付けた。

ちなみに沖野司も2064年の戦闘に参加していたが独自に見つけたDD426を既に自分に使用していたため機兵汚染の影響は受けなかった(強制転移された描写もない)。

制御キーとは?

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怪獣に仮想現実内を攻撃させるDコードの命令権を持つ制御キー。

作中では15人全員が制御キーの候補者であり、常に誰か一人が制御キーを持っており怪獣に仮想現実を攻撃させるよう命令を発信している。

制御キーを持った人物を殺害するなどしても次の候補者へ制御キーが移るため意味はない。

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作中では沖野司が制御キー目的で緒方稔二を捕らえている他、以前のループの和泉十郎は適合者を皆殺しにして制御キーを無効化しようとしており、何かと登場人物たちを凶行に走らせているが最終的に制御キーを用いた怪獣への対策は頓挫している。

なお1985年(セクター4)が攻撃を受けていないのは最初に緒方稔二が制御キーをそれとは知らず持っていたためである(のちに制御キーは南奈津乃に移っている)。

怪獣はDコードの制御キーを持つ者のいるセクターへの攻撃を最初は避けるようになっている。

制御キーはいつ、なぜ南奈津乃に移ったのか?

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前述のように作中では最初に緒方稔二が制御キーを持っていたがその後に南奈津乃に移っている。

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作中で緒方稔二を捕らえた沖野司が「Dコードの発信者設定が変えられてる」「2ヶ月前までは君から命令が出ていた」と発言していることから誰かが意図的に発信者設定を変えたのは明白である。

緒方稔二の記憶・精神世界に出てきた和泉十郎が「南奈津乃の鍵を守っている」と発言していることから発信者設定を変えたのは和泉十郎だろう。

この緒方稔二の記憶・精神世界は作中では「緒方稔二の頭の中」とされているが、セクター0の記憶の残滓も干渉している世界だと僕は考えている。

緒方稔二が電車内で鞍部十郎を追った際、和泉十郎が現れ「本人に記録を掘り起こされるとは」と発言している。

このことから電車内に出てきた和泉十郎は本物の和泉十郎の過去の記録であり、本物の彼の発言と考えて差し支えない。

和泉十郎は以前のループで15人全員を皆殺しにして制御キーを無効化しようとしたが、のちにその行為の無謀さに気づき、この周では自分と同じ間違いを犯させないよう制御キーを持つ者を保護していると考えられる。

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和泉十郎が「沖野たちに見つかったら南は何をされるかわからない」と発言していることからも制御キーを持つ者に危害が加えられることを防ごうとしているとわかる。

発信者を緒方稔二から南奈津乃に変更したのは緒方稔二に沖野が接触しようとしていることを和泉十郎が察知し、どこの組織にも属さず、沖野にも目をつけられておらず、森村先生や井田鉄也、郷登などともほぼ接触していない、鍵を持つには最も安全だと思われる南が最適だったからだろう。

ユニバーサルコントロールとは?

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ユニバーサルコントロールとは仮想現実を司る中枢コンピュータであり、各セクターに暮らす15人や主要登場人物以外の120万人の一般市民らは全員ユニバーサルコントロールが作ったAIである。

仮想現実内を人類が繁栄していた頃の地球に見せている他、各セクターを管理しており、同一人物が同じ年代に二人いるといった矛盾が起きると修正するなどの作業をしている。

作中では高齢者であるはずの鞍部玉緒(鞍部十郎の祖母)が二人存在するという矛盾があるため、高齢者の鞍部玉緒は島根に行っていることになっている。

敵が怪獣(ダイモス)という形で現れるのはどうして?

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前述の通りダイモスはテラフォーミングのための自動土木機械が基になっているが、これらが怪獣という形で現れるのはユニバーサルコントロールを設計したのが2188年の沖野司だからである。

現実世界の2188年の沖野司は非常に不真面目な人間でユニバーサルコントロール設計の際、シミュレーションゲームの「怪獣ダイモス」のシステムを一部流用したため作中では怪獣という姿で現れている。

また、仮想現実内の沖野司も機兵を人型ロボットとして設計したことから2188年の現実世界の沖野司と仮想現実内の沖野司はクローン故に思考回路自体は似ていると言える(あるいは怪獣に対抗する物を製造しようとした場合システム的に人型ロボットになるのかもしれない)。

Dコードによる怪獣襲来までの流れは?

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前述の通り、2188年の東雲諒子により仮想現実プログラムに怪獣による襲来を引き起こすDコードが追加されたが、Dコードにより怪獣が襲来するまでの流れは以下のようになる。

  1. 制御キー保持者を介してDコードの発信が行われる
  2. Dコードはユニバーサルコントロール、司令船、自動工場の三箇所に対してアクセスを行う
  3. ユニバーサルコントロールへのアクセスが行われた際に怪獣ダイモスのゲームシステムを解放
  4. 司令船へのアクセスが行われた際にテラフォーミング用の自動土木機械のデータを取得
  5. 自動工場へのアクセスが行われた際に自動土木機械のデータを基に怪獣を生産
  6. 制御キー保持者により怪獣への攻撃命令(本人は無自覚)が出され、制御キー保持者がいるセクターを最初は避けながら怪獣による各セクターへの攻撃が始まる

大まかな怪獣襲来までの流れとしては上記のようになる。

なお、Dコードによる発信は一度ではなく沖野司の言うように定期的に行われており、絶えず怪獣は生産され続ける。

インナーロシターとは?

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「インナーロシター」とは現実世界の2188年では記憶のダウンロードを可能とするナノマシンであるが仮想現実内では記憶のダウンロード機能も備えているものの主に機兵を動かす目的で使用される。

またインナーロシターは現実世界の肉体に埋め込まれたものと仮想現実内で密接にリンクしているようだ(仮想現実内のインナーロシターを解析すれば現実世界のインナーロシターの仕様もわかる)。

現実世界で主人公達に埋め込まれているインナーロシターは仮想現実内をあたかも本物のように見せるための処理を行う役割を担っており、仮想現実内のインナーロシターは機兵を製造・利用する際に使用される。

なお機兵を利用するのにインナーロシターが必要とされるのはシミュレーションゲームの一部を流用した2188年の沖野司がユニバーサルコントロールを設計する上でそのようにシステムを作ったためだと推測できる。

機兵計画とは?

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機兵計画とは文字通り機兵と呼ばれる人型ロボットを使用し怪獣に対抗する計画である。

以前までのループ及び2104年までは98式二脚車両と呼ばれる同じく人型のロボットで怪獣と戦っていたが距離を詰められると手も足も出ず、改良が必要とされたため新たに沖野司が機兵を設計、この周の2104年から運用を始めている。

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この機兵であるが見た目は二本脚(二脚)に見えるが、よく見てみると膝から下が四脚になっている。

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なお、機兵計画は機兵汚染事件により停滞し、東雲諒子も機兵の汚染を解除するパスワードを結局思い出せなかったため、森村先生が機兵計画の中止を宣言しているがこれはイージス作戦を推進したい森村先生の方便とも言える。

最終的には沖野によりDD426を無効化する「NM再構築探査」というナノマシンが開発され機兵汚染問題は解決している。

DD426は誰が何のために作ったのか?

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機兵汚染事件の際に使用されたウイルスプログラム「DD426」であるが、これを作ったのは名前の通り426(和泉十郎)である。

沖野司が1944年において「1年くらい前に426が作ったこのコードを見つけた」と語っていることから少なくともゲーム開始時点の2年前にはこのコードが作られていたことがわかる。

なお、DD426は脳内のナノマシンに作用して激しい頭痛と共に徐々に記憶が消えていくが、別の作用としてDコードを切り離すというものがある。

和泉十郎が何のために作ったのかは作中で明確に語られていないが2年前であることを考えるとそもそも機兵の運用開始前であるため、機兵を汚染するためのものではなく、元々は適合者のDコードを切り離して怪獣の襲来を阻止する目的で作られたのだろう。

その後に沖野が独自に入手して自分に使用、井田も独自に入手し機兵汚染に使うこととなった。

ここからは僕の妄想だがDD426とは「Dimos Destroyer 426」あるいは「Dimos Die(Death) 426」の略ではないだろうか?

イージス作戦とは?

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森村先生が推進する作戦。

本作のバトルパート(崩壊編)をプレイするとわかるようにターミナルのイージスシステム(自己防衛機能)を起動するとその地区の怪獣を消滅させることが可能である。

しかし全てのターミナルのイージスシステムを起動した場合、ユニバーサルコントロールの制御から切り離される仕組みになっており、ループは止まり、世界のリセットも行われず、更にユニバーサルコントロールの制御下にある全てのAI(一般市民)が消滅する。

怪獣の襲来は止まるが主人公たちは自分たち以外誰もいない廃墟となった世界で生きることになる。

イージス作戦とはターミナルのイージスシステムを全て起動し、怪獣の襲来を止める代わりに自分たちは廃墟となった世界で寿命が尽きるまで無為に生きるという、根本的な解決とは程遠い、いわば最終手段的な作戦である。

この作戦が実行されたとしても結局は施設の耐用年数限界により現実世界の主人公たちは死亡することになると思われる。

森村先生もそれは承知のはずなのだが耐用年数限界で死ぬまでの間少しでも長く生きるための苦肉の策だったのかもしれない。

この作戦に反対する者は多く、BJ(ミウラ)、森村博士などもイージス作戦の阻止に向けて動いており、特に森村博士は中身は2188年の人間であるためこの作戦の無謀さをよく理解しており最終的に森村先生を射殺することとなった。

1周前の転移中の爆発とは?

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1周前において如月兎美、三浦慶太郎、比治山隆俊、鞍部玉緒は転移によるセクター0を経由した脱出中に爆発により実体を持ったリセットが行われず、結果としてこの4名はこの周ではAIとなってしまっている。

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この爆発は単なる怪獣の襲来による事故であるのだが、2089年に転移した1周前の井田鉄也は「4人がAIとなったのは和泉十郎がこの4人を殺したからである」という出まかせを森村先生に吹き込んでいる。

この時、井田は明確な悪意を持っていたわけではないが、この出まかせを信じてしまった森村先生は和泉十郎をを危険視し射殺することとなった。

十三機兵防衛圏の謎 人物関係

続いては人物関係の謎を考察していく。

因幡深雪とはどういう存在なのか?

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因幡深雪は以前のループ(1周前)の「如月兎美」であり、前述の通り1周前の最終防衛に失敗した際、転移中の爆発でデータの一部が不完全になったため実体を持ったリセットが行われなかった。

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ゲーム開始時点の周では井田に頼み2064年の機兵に自身をAIとして組み込むことを提案した。

機兵汚染事件の際、東雲・関ヶ原・和泉らと共に強制転移を実行されたがAIである如月兎美はRS13アルファ惑星の軌道上の衛星(司令船)に転移した。

司令船に転移したことで因幡深雪(如月兎美)は現実世界の真実を知ったため、ユニバーサルコントロールに気づかれないようにアイドルの因幡深雪としてテレビを通して恋人であった井田鉄也と同じ生体ID(遺伝子)を持つ「網口愁」に接触した。

森村先生と森村千尋と冬坂五百里は同一人物?

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養護教諭の「森村先生」「幼稚園児姿の森村千尋」「冬坂五百里」は遺伝子的には同じであるが、森村先生は2周前のループの森村千尋が成長した姿でありセクター0のデータからこの周で再生している。

ちなみにこの周の森村先生は2周前のループから再生されているとは言え、セクター0のバックアップから再生されている形になるため同じく2周している和泉十郎(426)と記憶の不一致が存在する。

記憶に不一致が存在しているが故、2097年には井田鉄也の「1周前の如月兎美、三浦慶太郎、比治山隆俊、鞍部玉緒を殺したのは和泉十郎である」という出まかせを信じてしまい、更に2周ループしている和泉十郎のやろうとしていることも理解できず、和泉十郎を危険視したためその手で和泉十郎を射殺している。

ただ、以前の和泉十郎を愛していたのは確かなようで冬坂五百里に自分の記憶を移植する傍ら、鞍部十郎には和泉十郎の記憶を移植して和泉十郎の復活を図っていた(のちに冬坂・鞍部への記憶の移植は諦めている)。

なおイージス作戦を推進する森村先生は箱舟計画を遂行したい森村博士(幼稚園児姿)にとって障害となったため森村博士の手によって射殺された。

ちなみに森村先生は未来の記録を見た際に2188年のナノマシンによる戦争と汚染の原因が2188年の緒方憲吾(後述)に騙された2188年の森村千尋にあると知り、クローンであるとは言え間接的に世界を滅ぼしてしまったという事実の発覚を恐れて記録を全て消去している(ただし、この記録はAIミウラによって17番機兵に密かに保存されている)。

この際にゲートも閉じて使用を禁止したが、この行為により郷登は森村先生に対して疑問を抱くようになる。

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幼稚園児姿の森村千尋は森村先生が適合者(機兵を操縦できる能力を持つ15人)に戻ろうと計画した際に実験で1940年代(セクター5)に生んだコピーである。

どうやってコピーを作ったのかは判明していないが2100年代の技術を用いれば簡単だろう。

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この際に森村先生は自分の記憶と人格をコピーしたつもりだったが、実は2188年の森村博士と恋愛関係にあった2188年の和泉十郎が森村千尋に記憶がダウンロードされる際、森村博士の記憶を移植するよう設定を上書きしたため2188年の森村博士の記憶を持っている。

これは推測だが2188年の和泉十郎は森村千尋がポッドから目覚めた後に記憶をダウンロードするように手配したのだろう。

しかし結果としてループにより2188年の和泉十郎の設定上書きは想定外の方向へ進むこととなった。

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森村先生が作ったこのコピーはあくまで実験であったため森村先生は森村博士の記憶がコピーにダウンロードされているとは知らずにそのまま記憶を封じて三浦家に養子に出し、実験を終了させた。

しかし2188年の真実を知って動揺した森村先生の変わり様を疑問に思った郷登は森村先生のコピーに森村先生の記憶がダウンロードされたという記録に基づき、1945年から森村先生のコピーを拉致して封じられていた記憶を解放し相談を持ちかけた(この際、森村博士は過去の資料を見て、さも自分が森村先生のコピーである様に振る舞っていたが、のちに郷登によって森村博士であると見破られている)。

つまり森村先生も郷登も最初は気付いていなかったが幼稚園児姿の森村千尋は「箱舟計画」の立案者であり、作中では僕の見落としがなければ唯一現実世界の2188年の記憶と人格を持っている人物である。

2188年の記憶と人格を持った際に箱舟計画が怪獣の襲来によって当初の計画から大きく狂ってることに対して危機感を抱き、原因となる要素(怪獣を含め、機兵や仮想現実内の意識だけの存在など)を取り除いた上で全てをやり直すことを計画し障害となった森村先生を手始めに射殺した。

また、クローンに記憶を移植して復活するという思惑もあったようだ。

当初は主人公達をあまり信用しておらず、独断で箱舟計画の遂行を計画していたが最終戦で主人公達に望みを託し、衛星を動かして因幡深雪との交信を手助けした。

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冬坂五百里はこの周で初めて冬坂五百里という名前になっているが森村先生が適合者に戻るために記憶と人格を植えつけた道具のような存在であり、元々は2100年代(セクター1)から来た森村千尋である。

冬坂五百里が不思議な夢を見るのは冬坂五百里に森村先生が自分の過去の記憶を植えつけて乗っ取ろうとしていたからである。

しかしこの周が最後のループであると知った森村先生は冬坂五百里を乗っ取ることを諦め、更に森村博士によって森村先生が射殺されたため、冬坂五百里は冬坂五百里という人間として生きていくことができた。

井田鉄也と網口愁は同一人物?

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対怪獣戦闘などを統括する特務機構の「井田鉄也」であるが井田鉄也とは以前のループの網口愁、というより元々網口愁は井田鉄也である。

井田鉄也は本来は2020年代(セクター3)に属する人間だがセクター0にデータを書き込むことでループによるリセットを免れているため、恐らくはユニバーサルコントロールによる矛盾の修正を避ける目的で赤ん坊の自分自身、つまり網口愁(井田鉄也)を1970〜80年代(セクター4)の網口家へと預けている。

故にゲーム開始時点の1985年に網口愁という名の井田鉄也が存在している。

なおゲーム開始時点での網口愁(井田鉄也)は「鷹宮由貴」を好きになったが前回のループの井田鉄也は如月兎美に好意を寄せていた。

そもそも今回の周まで井田鉄也は2020年代(セクター3)で過ごしてきたため今まで鷹宮由貴を好きにならなかったのは当然と言える(2020年代に鷹宮由貴は存在しないから)。

網口愁に記憶を移植したのは誰?

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網口愁には井田鉄也の16歳から26歳までの記憶が移植されており、網口愁は度々井田鉄也の夢を見ている。

これは井田鉄也の考えを知るために因幡深雪が426(和泉十郎・柴久太)に頼んでビデオという形で井田鉄也の過去を見せている(移植している)からである。

井田が記憶を移植していると勘違いしやすいが、実際のところは井田及び森村先生は網口愁への記憶の移植は途中でやめており、網口愁に移植された記憶のほとんどは426(和泉十郎・柴久太)によるものである。

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イベントNo.230で網口が井田の記憶を持っていることを知った井田が「厄介だな、彼女はまだ記憶の移植を続けているのか」と発言しているが、これは井田が426・因幡の関与を知らずに森村先生が依然として記憶を移植していると勘違いしている。

網口が井田の記憶を持っていることに対して「厄介だな」と言うことはそれが井田の思惑に反することだとわかる。

井田鉄也の大人の外見が2通りあるのはどうして?

井田鉄也だけ大人の外見が2通り存在する。

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一人目は特務機構の黒髪の井田鉄也。

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そして二人目が如月を蘇らせるため如月ドロイドを作っていた井田鉄也である。

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白衣姿の井田鉄也は以前のループの最終防衛線崩壊の際に世界のリセットが行われたもののセクター0を経由してループ後の2089年のすみれ橋へと転移され、その後に成長した姿である(すみれ橋転移後は如月ドロイドを作るのに注力した)。

なお、すみれ橋への転移は前述の通りセクター0を経由したため井田鉄也は1周前の記憶を持っている

如月ドロイドを作っていた際の年代は2100年ちょうどであるためゲーム開始時点での井田鉄也は白衣姿の井田鉄也から更に5年歳を取っている。

このすみれ橋への転移から現在に至るまでを経験したのが黒髪の井田鉄也である。

余談であるが井田鉄也はすみれ橋へ転移した際、同様にセクター0から再生された2周前の森村千尋と遭遇している。

井田鉄也の目的は?

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井田鉄也は人類の存続や怪獣の撃退などより、第一として恋人であった如月兎美の復活を望んでいた。

如月兎美は1周前のループで死亡したためAIとなってしまい、井田鉄也は2089年のすみれ橋へ転移したあと地下施設においてドロイドに記憶を移植するなどしてなんとか如月兎美を復活させようとしていたが、記憶を移植したドロイドの如月兎美にその倫理性を咎められた上、426に如月ドロイドを乗っ取られ脱走を許してしまう。

このことから全てをリセットした上で新しい如月兎美に以前のループの如月兎美の記憶を植えつけ最初からやり直すことを決意する。

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井田鉄也の目的はあくまで世界のリセットと恋人として過ごした如月兎美の復活であり、その目的のためには手段を選ばず、機兵汚染事件を引き起こした他、関ヶ原や東雲、鷹宮などをも利用してループを早めようとしていた。

なお、井田鉄也はここが仮想現実の世界であるとは認識しておらず、また施設の耐用年数限界によりこのループが最後の周であることも知らない。

ただ、2188年と呼ばれる世界があることは把握しており、2188年の世界について探るため17番機兵の記録データを関ヶ原に探させていた。

最終的にドロイドに人格・記憶を移植して冬坂を人質に取ったが、関ヶ原にこの世界の真実を告げられ、動揺した隙に射殺(破壊)された。

沖野司の目的は?

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沖野司は作中では独断先行しがちであり井田・森村・郷登らともあまり行動を共にしていない。

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特に機兵汚染事件以降はDD426を撒いた犯人が判明していないため「誰も信用できない」とし、1940年代(セクター5)に身を隠している。

機兵汚染事件の際、沖野も戦闘に参加していたが沖野はDD426がDコードを切り離す作用があることに気づき、自分自身にDD426を既に使用していたため機兵汚染の影響は受けていない。

その代わり自分に使用した際にDD426の作用により記憶は失ったが、ナノマシンに保存した自分の記憶を模擬人格として脳に定着させているため記憶に齟齬は生じておらず、端から見れば以前の沖野と全く同じに見える。

沖野司の目的は他の者たちと同じく怪獣に対抗することであり、独自の判断でまずはDコードの発信者を突き止め怪獣の襲来自体を止めようとしていた。

沖野司は2188年のインナーロシターのニュース映像を見た際にインナーロシターに関心を示し、物理的な怪獣への対策ではなくインナーロシターの解析やDコードの発信者を探すといった根本的な解決方法の模索へとシフトしている。

最終的にはDD426を無効化する「NM再構築探査」というナノマシンを開発し機兵汚染問題を解決することになった。

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なお、1944年〜1945年では沖野司は自身の機兵である12番機兵を海の中に隠していた他、自分に何かあった時のために比治山隆俊に対して連結素子を埋め込んだ上、比治山隆俊を12番機兵の搭乗者として登録している。

結果としてこの予感は当たり実際に沖野司は作中でドロイドの攻撃で死亡している。

BJ(ミウラ)とは?目的は?

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BJ(ミウラ)の正体は1周前の三浦慶太郎その人であり、転移中の爆発によりデータが不完全になったためセクター0から実体を持たないまま再生され、この周では17番機兵のAIとして機兵汚染事件の際にも戦闘に参加していたが、機兵に問題が発生したためドローンに人格・記憶を移した存在である。

しかしBJの記憶は不完全であり、記憶(記録)の72%が17番機兵に残されたままになってしまっている。

BJの目的は17番機兵に保存されている記憶を取り戻し、怪獣に対抗する方法を模索することである。

ドローンに人格・記憶を移したあとは井田鉄也によって最初に回収され、関ヶ原瑛との交渉材料に使われた。

しばらくは関ヶ原と行動を共にしていたが関ヶ原が井田鉄也とグルであることに気づいたため1985年に身を隠して南奈津乃と出会い、それ以降は南と行動を共にしている(南を頼ったのは2188年の世界の三浦と南が恋人だったというのも理由の一つだろう)。

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BJは森村先生のイージス作戦について「実行されたら君たちは破滅だ」と言っていることから、記憶を取り戻してイージス作戦に代わる対策を用意しようとしていたようだ。

最終的にこの周の三浦慶太郎が19番機兵搭乗者となったため、BJ(ミウラ)のIDが17番機兵で使用できなくなり17番機兵の搭乗者を南奈津乃に変更することとなった。

この際に機兵の記録データの消去を避けるためBJは自身の人格領域を使用して全記録のダウンロードを行ない、BJ(ミウラ)としての人格は消滅した。

ちなみに17番機兵の記録には森村先生が消去した2188年のデータも含まれている。

なお過去のミウラは関ヶ原と非常に親しかったため、作中でも関ヶ原とミウラのやり取りや回想が非常に多い。

関ヶ原瑛の目的は?

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関ヶ原は機兵汚染事件の際に和泉・東雲と同様にDD426により脳にダメージを受けたが、井田鉄也により「DD426の作用を消したければ自分に協力してBJ(ミウラ)の記録データを引き出せ」と脅迫めいた提案をされ、不本意ながらBJと共に17番機兵を探していた。

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また、記憶を失う前から黒服たちに狙われているがこれはBJに井田とグルだと悟られないための偽装工作である(黒服たちは偽装工作とは知らないため、本気で関ヶ原を追っている)。

BJはのちに関ヶ原と井田がグルであることに気づいたため、身を隠し、南と行動を共にするようになった(グルだと気づいたことに関してBJは関ヶ原を「君は嘘が下手だ」と揶揄している)。

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ちなみに関ヶ原は特にDD426の作用を止めることに固執する人物であり、井田鉄也の脅迫めいた提案に乗っただけではなく、DD426の影響を受けなかった沖野司を問い詰めたり、いよいよ記憶が消えそうになった際は沖野司のアジトに押しかけ助けを求め、記憶の32%を保存することになった。

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記憶を失った後も黒服に追われている他、鷹宮と同様、井田鉄也にも利用され続けていたが、最終的には井田に利用されていた記憶を失う前の自分自身を「どこの勘違いした間抜けだ?」と一蹴して過去と決別、ドロイドに乗り換えた井田鉄也を射殺(破壊)し、冬坂と共に新たな一歩を踏み出すことを誓った。

個人的には関ヶ原瑛の物語は「記憶を失う前の自分自身との決別」を描いていたように思う。

しっぽ・柴久太の正体は?

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しっぽ及び柴久太の正体は426と呼ばれる和泉十郎であり、加えてこの和泉十郎は2周ループしている。

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和泉十郎はこの周の2097年において森村先生に射殺されているがセクター0の複製から自身を再生して如月ドロイド・玉緒ドロイドなどを乗り継いで最終的に鞍部十郎のナノマシンに意識ごと転移した。

森村先生が和泉十郎を殺したのは前述の通り井田鉄也が「如月兎美、三浦慶太郎、比治山隆俊、鞍部玉緒がAIとなったのは和泉十郎が4人を殺したからだ」という出まかせを森村先生に吹き込んだため、森村先生はそれを真に受けてしまい和泉十郎を危険視したからである。

この和泉十郎は一つの周回で自身の複製からリセットを経ずに再生するという荒技を行っているため2097年以降は実体は持っていない(データのみの存在として郷登らに警戒される所以でもある)。

しっぽも柴久太も鞍部十郎から投影されている幻であり、しっぽは薬師寺恵にしか見えず、柴久太は鞍部十郎にしか見ることができない。

更にしっぽも柴久太も鞍部十郎から距離が離れすぎると投影ができなくなる。

しっぽ・柴久太(和泉十郎)の目的は?

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しっぽは薬師寺恵に魔法の銃で魔法使い(機兵搭乗者)を撃つよう命令しているが、魔法の銃で撃たれた者は機兵を強化できるようになる。

これにより怪獣も一緒に強くなってしまうが機兵強化により戦略次第では優位に戦うことができるようになる。

しっぽの目的は怪獣に有利に戦えるように機兵強化システムを主人公たちに与えることである。

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薬師寺に対して「契約」という形を取ったのは自身が実体を持たないナノマシンの意識だけの存在のため代わりに薬師寺に託したに過ぎない(実体があったらしっぽは自分の手でやっていただろう)。

薬師寺を契約の対象に選んだのも薬師寺が鞍部十郎と最も親しい存在であるためナノマシンの投影距離的に最適だったからである。

如月・玉緒ドロイドに乗り移ってた頃にさっさと銃を使って機兵強化プログラムを自分で打ち込めばよかったじゃないか、とも思えるが和泉十郎が如月・玉緒ドロイドに乗り移っていたのはかなり前のことであるため、その時はまだ準備が万全ではなかったと思われる。

柴久太の目的は機兵汚染の影響(及び森村先生による和泉十郎の記憶移植)で記憶に混乱が生じている鞍部十郎に「映画」と称したビデオテープを渡し、過去の和泉十郎の記憶を客観的に見せることによって鞍部十郎の人格を安定させることである(不思議な夢を見るのはこのビデオテープのせい)。

しっぽ・柴久太、つまり和泉十郎は長いループの果てにこの世界の真実(仮想現実)に気付き主人公たちを陰から手助けしていたのだ。

緒方稔二が子供の頃に埋め込まれたものとは?

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緒方稔二は7歳の頃(1976年)「アクトー団」と戦う遊びをしている際に森村先生によりナノマシンを埋め込まれているが、そのナノマシンとは機兵を用意するための割り込みコードであると思われる。

「これで武器を用意をできる。機兵をね」と森村先生が語っていることから機兵の存在を可能にするためのプログラムであると推測できる。

この割り込みコードはDコードの制御キーを介して自動工場に命令を出し機兵の製造を行うものと考えられる。

この時点において沖野による機兵の設計はまだ行われていないが、来たるべき時に備えて「制御キーを最初に持つことになった緒方」に割り込みコードを注入したのだろう。

自動工場への命令は制御キーを介して行われるため、割り込みコードを注入する対象は制御キーを持つ緒方でなければならなかった。

なお、割り込みコードの入手経路に関しては完全な推測となるが、この周に転移した井田がセクター0の和泉の記録(または本人)から入手した(聞き出した)のだろう。

19番機兵の搭乗者は誰だったのか?

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機兵汚染事件の際の強制転移では東雲・関ヶ原・和泉・AI如月の他にもAI操縦による19番機兵が強制転移されており、1940年代へと転移した際に機兵を残してAI搭乗者は消滅している。

この19番機兵のAI搭乗者は以前のループの最終防衛線崩壊の際の爆発で如月兎美やミウラと同様に実体を持ったリセットが行われなかったAIの比治山隆俊であると思われる。

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DD426の作用で記憶が消える前の関ヶ原が1944年においてこの周の比治山隆俊と出会った際、関ヶ原は比治山のことを「ヒジヤマ」とカタカナで呼んでいる。

また、BJ(ミウラ)自身も「19番機兵に乗っていたのは仲間だった」と落ち込みながら語っていることから以前のループの比治山隆俊のAIが19番機兵に搭乗していたことは間違いないだろう。

どういう経緯で消滅したのかは確認できないが、沖野司(堂路桐子及び堂路博士)が消したか、強制転移の際にデータが破損するなどしたのかもしれない。

緒方憲吾とは?

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「緒方憲吾」(2186年に死亡)とは2188年の緒方稔二の父親であり、この物語の真の元凶である。

緒方憲吾は現実世界の2186年に死亡しているが自分の記憶を保存しており意識だけの存在となって生き延びていた。

敷島重工のネットワークを使い、森村博士らも騙して地上にナノマシンを流通させ戦争などの甚大な被害を現実世界の2188年に引き起こし人類を壊滅状態に追いやった。

これにより「箱舟計画」を推進させ、自分の肉体を手に入れて意識だけの存在から本当の人間への復活を画策していた。

緒方憲吾が探査機に意識(あるいは遺伝子情報)として乗っていたのかは判明しておらず最終的に緒方憲吾がどうなったのかも明確に語られていないが、いずれにしろ2188年の東雲諒子のDコード埋め込みによる怪獣襲来とループに伴い緒方憲吾の目的は果たされなかったはずである。

緒方憲吾はどうなった?

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この世界ではおよそ300回ループが繰り返されているが、作中でループした人物では2周ループし、その後意識のみの存在となった和泉十郎が最長であり、模擬人格や意識のみの存在であっても長期間のループには耐えられないと思われる。

模擬人格といえどもユニバーサルコントロール制御化では死ぬことがあり(森村博士に射殺された森村先生など)、また、少なくとも6〜7周すれば模擬人格でも寿命で死ぬだろう。

死んだ模擬人格はセクター0に複製やバックアップがなければ再生はできない上、意識のみの存在だったとしても長期間のループでは消滅すると思われる。

緒方憲吾の意識は最初は仮想現実内に存在したかもしれないが、300回のループの中で消滅したと考えるのが妥当だろう。

なお、当初の緒方憲吾の計画は仮想現実内の人間に埋め込まれているインナーロシターを介して誰かを乗っ取り、クローン技術を用いてから自身の肉体に移る算段だったと思われる。

イベントアーカイブの最後のイベントの意味

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ゲームをクリアすると究明編のイベントアーカイブに「無限の可能性」という新たなイベントが追加される。

ここではRS13アルファ惑星からおよそ769226262pc離れた惑星で新たに怪獣との戦いが始まるようなイベントが起こっている。

「pc」というのは天文学の距離の単位である「パーセク」を表しており、1pcが3.26光年なので3.26x769226262で約25億光年離れた惑星の出来事である。

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1200光年離れたRS13アルファ惑星に到達するだけでも2000万年かかっているため、25億光年という距離は到達まで文字通り天文学的な時間がかかったはずである。

このイベントは無数に増殖した探査機とそれに乗っている主人公たちの遺伝子情報が遥か遠くの惑星で芽吹き、再び機兵と怪獣との戦いが起こっていることを示唆している。

エンディング(エピローグ)の世界について

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エンディング(エピローグ)では主人公たちが発育ポッドを出てから5年経った世界が描かれている。

最終戦の後に仮想世界がどうなったのかは詳しく語られていないが、15人全員が緊急脱出したためDコードの発信者がいなくなり怪獣の襲来は止まったと思われる。

なお、この間に恐らくは施設は耐用年数限界により物理的に再構築され、Dコードも主人公たちが除去したはずである(あるいは再構築によって消滅)。

施設が再構築されたのなら仮想世界もリセットされそうだが仮想世界全体のバックアップを取ったのか、いずれの模擬人格もそのままであり歳も取っていないようだ。

中枢では井田鉄也が壊滅したセクターの復旧作業に尽力しているが、井田鉄也も本編では死亡し、のちにドロイドで復活した際にも関ヶ原によって破壊されているため中枢で作業をしていた井田鉄也は施設の再構築前のバックアップから再生されたものと思われる。

5年経った世界では関ヶ原を除く全員のその後の進捗が語られる。

なお、関ヶ原がエンディングで姿を見せないのは冬坂によれば「彼、こういうの苦手だから」とのことである。

また、鞍部玉緒がこの周の出来事を「奇跡」と語っているが、およそ300回ループを繰り返し最後の周になって大きく状況が変化し、最終的に全員が無事に現実世界へと飛び立つことができたのは正に奇跡だろう。

この周でこのような「奇跡」が起きたのは如月兎美が偶然にも司令船に転移したこと、和泉十郎が機兵強化システムを可能にするために尽力したこと、森村千尋のコピーに2188年の森村博士の記憶がダウンロードされたことが決定的だったと言える。

そして何より様々な出来事を通して主人公たちに守りたい人や守りたい世界があるという信念が生まれたことがこの奇跡を成し得た最も尊ぶべきことだろう。

タイムライン この周の主な出来事

ここまでの考察を基にゲーム前に起こった出来事をタイムラインにまとめてみた。

なお以前のループを含めた場合タイムラインが複雑になってしまうため、あくまで「今回の周(ループ)」のみをまとめる。

ちなみに下記タイムラインでは年代がバラバラのように見えるが、あくまで全体を俯瞰した上で起こった出来事順に並べている。

本作ではタイムトラベル要素はないとはいえセクターによって年代が激しく前後する(たとえばセクター1の2095年の出来事の場合、他のセクターでも10年遡って考える必要がある)。

2089年・2049年・2009年・1969年・1929年
この周開始直後(リセット後)
・井田鉄也、セクター0を経由しセクター1すみれ橋へ転移。以降如月ドロイドの製造に注力。この間に赤ん坊の自分自身(網口愁)をセクター4の網口家へ預ける
・如月兎美、三浦慶太郎(ミウラ)、比治山隆俊、鞍部玉緒、転移実行の際の爆発でデータが破損。実体を持たないままセクター0を経由して転移。如月兎美及び鞍部玉緒の記憶・人格はのちに井田鉄也によって回収され、それぞれ如月ドロイド・玉緒ドロイドに移植される
・2周前の森村千尋、セクター0経由のバックアップからセクター1すみれ橋で再生・転移
・和泉十郎、セクター0経由で転移(明確な描写なし)
1976年(他セクター2096年・2056年・2016年・1936年)
セクター4
緒方稔二7歳、森村先生により機兵を用意するための割り込みコードを打ち込まれる
2097年(他セクター2057年・2017年・1977年・1937年)
セクター1
2周ループした和泉十郎、森村先生に射殺される。のちにセクター0から再生し意識のみの存在となる
2100年(他セクター2060年・2020年・1980年・1940年)
セクター1
井田鉄也、如月ドロイドを製造し如月兎美の記憶を移植。倫理性を咎められ、更に426(意識のみの和泉十郎)に如月ドロイドを乗っ取られ脱走を許してしまう。これを契機として井田鉄也は世界をリセットして完全な形で如月兎美を復活させることを決心する。その後、1周前の鞍部玉緒の記憶を移植した玉緒ドロイドも製造
2104年・2064年・2024年・1944年
セクター1・2・3・5
・郷登・森村達が2188年のインナーロシターに関するニュース映像を発見する
・東雲、怪獣襲来の際に井田鉄也に助け出され以後井田鉄也(井田先生)に好意を抱く
・薬師寺、和泉十郎(この周)と出会う
・三浦、比治山隆俊に連れられ旧日本軍の最終兵器とされる機兵を見る
2064年(他セクター2104年・2024年・1984年・1944年)
セクター2
機兵汚染事件発生
・東雲・関ヶ原・和泉・AI如月(因幡)・AI比治山、強制転移実行
・AI如月、司令船に転移
・AIミウラ、強制転移前に機兵に問題が発生したためドローンに人格・記憶を移して2060年代に転移、井田によって回収される
・AI比治山、1940年代に転移したあと19番機兵を残して消滅
・東雲・関ヶ原・和泉の3名、脳にダメージを負う
・沖野も戦闘に参加していたが独自にDD426を既に自分に使用していたため影響は受けなかった
現在
セクター年代2105年・2065年・2025年・1985年・1945年
ゲーム開始時点

タイムライン 和泉十郎と森村千尋

続いては非常にややこしい和泉十郎(426)と森村千尋(森村先生)のタイムラインを今回の周に至るまで以前のループも含めてまとめる。

2104年
2周前
和泉十郎・森村千尋・沖野司、UFO(円盤)の中枢でカウントダウンを発見する。3人は当初この施設は宇宙人が作ったものと考えていた。作中の時間軸で2188年を除けば最古のイベント
2105年
2周前
UFOの存在する地殻が崩壊。ゲートを使用したセクター0経由での転移による脱出を試みるがタイマーをセットできず沖野司が自分を犠牲にして和泉十郎と森村千尋を転移させる。この際、セクター0を経由しているため和泉十郎・森村千尋共にバックアップを取った形になっている。2周前の沖野司はここで死亡
2089年
1周前
和泉十郎・森村千尋、沖野司の犠牲を経てセクター1すみれ橋へ転移
2104年
1周前
敷島の宇宙計画を阻止するため和泉十郎・森村千尋は共にテロ活動を開始。2人とも仮想世界のことを理解しておらず、怪獣の原因が敷島重工に存在すると勘違いしている
2104年
1周前
和泉十郎、テロ容疑で逮捕・収監される(囚人番号426)。怪獣の侵攻のドサクサで脱走する
2065年
1周前
和泉十郎、制御キーを無効化するため適合者全員を皆殺しにしようとするが森村千尋によって昏倒させられる(死んではいない)。この際に和泉十郎によって殺害されたのはいずれも1周前の和泉・関ヶ原・東雲・沖野・薬師寺・森村の計6名
1985年
1周前
最終防衛線崩壊。森村千尋、自分を犠牲にして98式二脚車両で井田鉄也をセクター0を経由して転移させる。森村千尋死亡。森村千尋のループはここで一旦リセットされ和泉十郎との時間軸がズレる
2089年
この周
・森村千尋、2周前で止まったバックアップから再生してこの周のすみれ橋へ転移。この際に前述の森村先生が自身を犠牲にして送り出した98式二脚車両に搭乗した1周前の井田鉄也と遭遇
・2周ループした和泉十郎がいずれかのセクターに転移(明確な描写なし)
以降の出来事については先ほどのタイムラインを参照。

このタイムラインを見てみると作中で2周ループしたのは和泉十郎・森村千尋のみだが、森村千尋は井田鉄也を転移させるために自身を犠牲にして死亡したためリセットされ、和泉十郎との時間軸はズレていることがわかる。

森村千尋は2周前からこの周で再生しているがバックアップから再生されているため、2周前のUFO中枢での地殻崩壊の時点までの記憶で止まっている。

作中で記憶のリセットを経ずに丸2周してこの周まで存在を保ったのは和泉十郎のみということになる。

まとめ

数ヶ月に渡る考察は以上で終了である。

今後は本考察の間違いのご指摘や新解釈の提供を頂いても更新はしないため、ご了承願いたい。

この考察が少しでもどなたかのお役に立てれば幸いである。