PS4&PS5のApple TVアプリの使い方と所感。現時点では使いにくく改善の余地あり

2020年11月10〜14日にかけてAppleはプレイステーション4(PS4)、プレイステーション5(PS5)、Xbox向けにTVアプリをリリースし、PS4やPS5でTVアプリのコンテンツ(映画やApple TV+)を楽しめるようになった。

もちろん映画のレンタルや購入も可能だ。

本記事ではPS4・PS5でのTVアプリの使い方と数ヶ月使ってみての所感、PS4・PS5でのパフォーマンスの違いなどをまとめておく。

なお、PS4・PS5共にTVアプリのコンテンツはダウンロードはできずストリーミングのみ。

PS4・PS5のApple TVアプリの使い方

インストール

PS4

PS4の場合は「テレビとビデオ」の項目の「TV」アプリを選択する(一覧になければ「すべてのアプリ」のタブにある)。

選択したら他のアプリと同じようにダウンロードしてインストールしよう。

PS5

PS5の場合は「メディア」の項目で「TV」アプリがデフォルトで表示されているはずなので選択。

選択したら他のアプリと同じようにダウンロードしてインストールしよう。

サインイン方法

以降の操作はPS4・PS5で共通。

まずはインストールしたTVアプリを起動しよう。

解析データをAppleに送信する場合は「Appleへ送信」、送信したくない場合は「送信しない」を選択。

「視聴を開始する」を選択。

Dパッド(十字キー)右を押して設定画面を開き、「アカウント」を選択。

「サインイン」を選択。

TVアプリを利用する人はApple IDを持っている場合が大半だと思うので「モバイルデバイスでサインイン」を選択(テレビにApple ID情報があるのならば「このテレビにサインイン」でもOK)。

上記画面が表示されたらhttps://activate.apple.comにブラウザからアクセスしてコードを入力するか、スマホのカメラを起動してQRコードを読み取り、指定のURLにアクセス。

正常にコードを入力、またはQRコードからURLにアクセスすれば自動で認証が行われサインインは完了。

操作方法

TVアプリの大まかな操作方法は下記の通り。

  • ○ボタン(PS4)、Xボタン(PS5)で再生・停止
  • ○ボタン(PS4)、Xボタン(PS5)で再生中のコンテンツの情報を表示
  • L1・R1、またはL2・R2で10秒スキップ・10秒巻き戻し
  • Dパッドの左右押しっぱなしで巻き戻し・早送り
  • Dパッドの左右を押すごとに巻き戻し・早送りの速度を変更(4段階)
  • Dパッド下かLスティック下で字幕・オーディオメニュー

なお、TVアプリにはチャプターセレクトはない。

また、当然だがスクリーンショットは撮れない。

問題点

チャプターセレクトがない

現段階ではDパッド下、もしくはLスティック下で字幕・オーディオの選択メニューは出せるがチャプターセレクトが存在しない。

PS4ならXボタン、PS5なら○ボタンを押すことで「最初から再生」という選択は現れるが、ユーザーがインタラクトできるメニューは他には前述の字幕・オーディオメニューくらいしなく非常に不便。

チャプターセレクトはiPadやiPhoneのTVアプリにも存在しないが、PS4やPS5はタッチで画面を操作するわけではないのでチャプターセレクト機能は用意してほしかった。

一部情報がローカライズされていない

コンテンツの一部の情報が英語のままで日本語にローカライズされていない。

1080pのコンテンツの画質が非常に悪い

映画のスクリーンショットや写真を載せるわけにはいかないので伝えにくいのだが、例えばApple TV 4K(ややこしいがハードウェアの方のApple TV)では1080p映画を4Kテレビやモニターで再生した場合、綺麗にアップスケールされるが、PS4・PS5のTVアプリのアップスケールは貧弱で1080p映画の画質はノイズが多く汚い印象を受ける。

ただ、逆に4KコンテンツであればApple TV 4Kで再生した時と同様にきめ細やかな表示になる。

強制HDR表示

Apple TV 4Kであれば非HDR(SDR)コンテンツはSDRで、HDRコンテンツはHDRというようにApple TV 4K側でテレビやモニターのHDRモードを切り替えてくれる機能があるが、PS4・PS5のTVアプリにはそういった設定がなく、常時HDR表示であり、加えてTVアプリを起動させている限り強制的にHDRのままなのでマルチタスクには全く向かない。

ただ、PS5の場合はデフォルト設定ではPS5の出力自体が強制HDRなのでしょうがないことなのかもしれない。

巻き戻しや早送りが遅すぎる

チャプターセレクトがない上に巻き戻しや早送りがとんでもなく遅いので「このシーンを見たい」といった場合は数十秒かけて巻き戻しや早送りを行わなければならない。

また、ストリーミングである以上巻き戻しや早送りを行うとバッファ(読み込み)が生じてしまう上、バッファの頻度もApple TV 4Kと比べるとしょっちゅう発生して再生自体が停止してしまうこともある。

PS4でのパフォーマンスが悪い

PS4ではメニューの表示や巻き戻し、早送りのパフォーマンスが悪く、PS5でも若干もたつくことがある。

少なくとも管理人の意見としてはPS4でTVアプリを常用しようという気にはなれなかった。

総評

総評として、PS4、PS5、どちらであってもApple TV 4KやMac、iPadなどのTVアプリと比べるとパフォーマンスも使い勝手も悪く、機能も制限されているため、個人的にはわざわざPS4やPS5でTVアプリをインストールする必要はないかと思う。

リリース直後なら使い勝手やパフォーマンスの悪さもしょうがないかと思うのだが、リリースされてそろそろ半年というのにこの完成度では正直あまり希望は持てない。

僕としてはTVアプリをリリースするよりはMusicアプリをPS4やPS5向けにリリースした方がよっぽど恩恵があったように思う。

ただ、Appleがゲーム機において専用のアプリをリリースした意味は大きく、Apple製アプリの今後の展開には期待が持てる。