
Appleは新型iPad Air、新型iMacに続き新型AirPodsをリリースした。
AirPodsの新型は初代AirPodsが発売された2016年12月以来およそ2年と4ヶ月ぶり。
僕自身も旧型AirPodsを愛用していて、日々その便利さに助けれているがこの新型AirPodsは旧型ユーザーにとって買いなのか。
INDEX
新型AirPodsで新しくなった点
従来のAirPodsと新型AirPodsの違いは以下の点。
- 従来のW1チップに代わって新たにH1ヘッドフォンチップを搭載
- Hey Siriに対応
- デバイスの切り替えが2倍、通話への接続が1.5倍高速に
- ゲームでのレイテンシが最大30%短縮
- Wireless Charging Caseが登場。ケースのワイヤレス充電が可能に
特にHey Siriへの対応とワイヤレス充電対応が大きな変更点だろう。
従来はAirPodsでSiriを利用する場合、AirPodsを指でタップする必要があったが、新型AirPodsでは声で”Hey Siri”と呼びかけるだけでSiriの起動が可能になる。
そして新たにワイヤレス充電ケースが登場し、Qi規格のワイヤレス充電マットなどでの充電が可能になった。
なお、ワイヤレス充電対応ケースはLightning端子も搭載しているので、もちろん有線での充電も出来る。
価格
従来の”ワイヤレス充電非対応のケース”と新型AirPodsでの組み合わせでは値段は据え置きであるが、ワイヤレス充電対応ケースとの同梱版は22800円となっており、かなり高くなった印象。

ワイヤレス充電対応ケースのみも販売されているが、単体で8800円となっている。
つまり旧型AirPodsを単純にワイヤレス充電対応にしたい場合はワイヤレス充電ケースだけを買えばいいということだ。
旧型AirPodsユーザーは買い換えるべきか?
では旧型AirPodsを使っている人はどうするべきか。
購入に際しては3つの選択肢がある。
ワイヤレス充電ケースを単体で買って既存のAirPodsをワイヤレス充電化する
単純に今持っている旧型AirPodsをワイヤレス充電対応にしたい場合は、単体でケースを買うのが一番安上がりだろう。
新型AirPodsはHey Siriやワイヤレス接続の高速化などがされているが、通話時間を除けば音楽の再生などのバッテリーの持続時間は従来と同じである。
つまり”電池の持ち”に関しては通話時間以外従来と変化がない。
また、カラーバリエーションも従来と同じくホワイトだけなので、Hey Siriやワイヤレス接続の高速化に魅力を感じないのならケースだけを買い換えるのが賢いと思う。
従来と同じセットを購入する
または、ワイヤレス充電ケース同梱版は購入せずに、従来と同じケースの同梱版を購入する。
この場合新しくなるのはAirPods本体だけだ。
ワイヤレス充電は当然のことながらQi規格対応のワイヤレス充電マットが必要なので、ワイヤレス充電マットを持っていない人は余計な出費がかかるため、Hey Siriやワイヤレス接続の高速化に魅力を感じAirPods本体だけを新しくしたいという場合は、この選択肢もありだろう。
ワイヤレス充電対応ケース同梱版を購入する
一番高くつく選択肢であるが、この場合AirPodsは新しくなり、ワイヤレス充電にも対応し、”旧型のAirPodsを予備の用途に使用できる”などのメリットがある。
特に2年以上AirPodsを利用している場合、電池が劣化している可能性もあるので、いっそのことケースも本体も新しくしてしまうというのも十分にありだ。
既にiPhoneなどでQi規格のワイヤレス充電マットなどでワイヤレス充電を利用しているのなら、追加投資も必要ない。
もちろんワイヤレス充電マットがなくても、有線での充電も可能だ。
まとめ

個人的には旧型AirPodsを所持しているなら、多少高くついてもワイヤレス充電対応ケース同梱版を購入して、ケースもAirPodsも一新するのがいいと思う。
AirPodsはiPhoneやiPadだけに限らず、MacやApple TV、果てはAndroid端末など、Bluetooth対応機器ならほぼ全てのデバイスで使用できる(Hey Siriなどの一部の機能はApple製品のみに対応)ので、用途が非常に広い。
新たにワイヤレス充電対応ケース同梱版を購入すれば、旧型は予備として別のデバイスで使用し、新型をメインとして使うなど、デバイス間での使い分けが可能になる。
ワイヤレス充電マットを持っているなら、利便性も向上するほか、持っていなくても有線での充電もできるし、何より旧型を長く使っているなら本体やケースのバッテリーが劣化している可能性がある。
長い間旧型AirPodsを使っているなら、この機会に全部一新するのがいいと思う。