写真の反射における顔バレの危険性

現在販売されているスマートフォンはカメラの性能が飛躍的に向上し、カメラ機能を売りにしている場合も多いが、撮影した写真を安易にSNSなどに投稿すると場合によっては本人が気付かぬ間に顔バレする可能性がある。

ここではスマホやデジカメによる写真の反射による顔バレの危険性と、それを回避する方法を紹介する。

スマホやデジタルカメラでの写真の反射におけるプライバシーの危険性

下記画像は管理人がMacBook Proの画面をiPhoneで撮影したものだ。

MacBookシリーズは液晶画面がグレアとなっているため、上記のような一見すると撮影した人物が映り込んでいないように見える写真でも画像編集ソフトで露出などを調整すると簡単に撮影した人物及び撮影場所がわかってしまう場合がある。

下記画像は上記の写真(JPG)をAffinity Photo(有料のMac/PC向け画像編集ソフト)で露出を調整したものになる。

ご覧のように画像が真っ黒で一見すると撮影者が映り込んでいないように見えても、画像編集ソフトで露出などをちょっと調整するだけで撮影者の輪郭、部屋などがわかってしまう他、場合によっては顔が判別可能なこともある。

上記写真は実際に管理人の顔が判別可能であったため、顔の部分は加工して隠している。

使用しているスマホやカメラにもよるが、少なくとも性別程度はわかってしまうだろう。

今回はMacBook Proの画面を写した写真を例にしたが、もちろん真っ暗なテレビ画面やその他の状況下でも撮影した環境によって撮影者が判別できてしまう場合がある。

ただ、TwitterなどのSNSにおいては画像投稿時に写真や画像は自動でリサイズ・圧縮されるため、先ほどの写真ほど鮮明に撮影者が判別可能なことは稀ではある。

画像を圧縮、もしくは編集して顔バレを防ぐ

例え写真の反射によって撮影者を判別可能な場合が稀であるとしても、前述のようなディスプレイやテレビの反射における顔バレを不安に思うこともあるだろう。

この場合は下記の方法を試して反射による情報を減らしてみよう。

スタンプなどで顔が映り込んでいると思われる場所を隠す

手っ取り早いのは多くのSNSで搭載されているスタンプなどの機能を使って自分の顔が写っているであろう場所にスタンプを貼ってしまう方法だ。

ただ、この場合はスタンプという余計な要素が写真を邪魔してしまうのが欠点だ。

画像を圧縮する

写真を圧縮してデータ量を削減すると写真の情報量が減り、画像編集ソフトなどの露出や明るさの調整によって撮影者を特定することは難しくなる。

下記は元の写真をAffinity Photoで品質を30まで落として圧縮した後の写真と、その写真の露出を上げた画像だ。

写真の圧縮により写真自体のクオリティはそれほど落ちていないが、写真に含まれる情報量は減ったため、露出や明るさを調整しても撮影者や撮影場所の判別は極めて困難になったことがわかる。

なお、画像編集ソフトがなかったり、iPhoneなどのスマホ上で画像を圧縮したい場合は下記のようなオンライン画像圧縮サイトや画像圧縮アプリを使おう。

参考 Compressor JPEGCompressor JPEG 参考 写真圧縮App Store

明るさとコントラストを弄る

写真を圧縮する以外の方法として画像編集ソフトで「明るさ」や「コントラスト」を調整するのも有効だ。

下記は画像編集ソフトで明るさを落とし、更にコントラストを上げて加工した後の写真と、その写真の露出を上げた画像だ。

こちらも写真のクオリティ自体はそれほど落とさずにカラーやコントラストを適切に調整したため、部屋の家具などは若干判別できるが撮影者の特定は極めて困難になった。

iPhoneなどのスマホなどでカラーやコントラストを調整する場合は写真アプリで当該写真を編集しよう。

編集した後に更に圧縮をしてもいいが、前述のように大半のSNSではスマホからの投稿は自動で画像が圧縮されることが多いため、このままでも特に問題はないだろう。

もし不安なようであれば投稿した画像を自分でダウンロードして改めて露出などを上げて撮影者や撮影場所が判別可能などうかチェックしてもいい。

まとめ

暗いテレビのシーンやグレアパネルのPCやモニターを写真に撮る人は少ないかもしれないが、もし被写体が反射しやすい物体であった場合はネットやSNSに投稿する前に念のため自分で露出を調整して撮影者が判別可能な状態で写り込んでいないか注意しよう。

写真をWeb上にアップロードする上で、よく「メタデータ」の削除がプライバシー保護の対策として挙がるが「黒い画面に部屋や撮影者が反射する」という点も気をつけなければならない。

なお、本記事に掲載されている写真はあらかじめ加工を施した画像を使用しており、本記事の写真を編集しても管理人の顔などは判別不能になっている。