CoD:MWなどのPS4オンラインゲームでパケットロス・パケットバーストが起こった場合の対処法

先日PS4のCall of Duty:Modern Warfare(2019)のオンライン対戦をプレイ中に頻繁に画面左側に3つの四角マークが出て、これはなんだろうと調べたところ「パケットバーストなどが発生している警告」とのことだった。

今回はCoD:MWを中心にして解説するが、MWに限らずPS4のオンライン対戦でパケットロス・パケットバーストが頻繁に発生する場合にも有効な対処法をまとめる。

CoD:MWでのパケットロスとパケットバーストの違い

パケットバースト

そもそもCoD:MWのパケットロスとパケットバーストの違いだが、上記のアイコンはパケットロスではなく「パケットバースト」である。

パケットロス

パケットバーストが四角いアイコン3つであるのに対して「パケットロス」アイコンが4つ表示される。

ちなみにActivision・Infinity Wardによればそれぞれのアイコンの意味は下記のようになる(パケットバーストアイコンの説明はなし)。

黄色なら「警告」に留まるがアイコンがオレンジ色の場合は「深刻(SEVERE)」となる。

パケットロス・パケットバーストはなぜ起こる?

一般にゲームでパケットロス・パケットバーストが起こる原因は以下

  • 回線が遅い
  • プロバイダの問題
  • プロバイダやゲームのネットワーク、ホストまでのサーバーの経由に起因する問題
  • ホスト側の回線の問題
  • ゲームの最適化不足

以上のような理由が挙げられる。

またパケットバーストの場合はReddit(海外コミュニティサイト)によれば送られてくるデータが多すぎて回線あるいはPS4などの端末が情報を処理しきれない場合に起きるとのこと。

僕なりに解消法を色々試した結果、僕の環境の場合はルーターの設定を見直すことで完全に解消とまではいかなくてもパケットバーストの警告は大幅に改善した。

なおCoD:MWでの遅延やパケットロスは実際にゲーム中(対戦中)にオプションボタンを押してオプション画面を開き「アカウント」というタブで確認可能。

ただ、この画面で確認できるのはパケットロスと遅延、回線速度のみでパケットバーストの情報は見れない。

ルーターの設定を見直して警告マークが出る頻度は著しく改善

今回はバッファロー製のルーターを例にして解説するが今回の設定はどのルーターでも基本的には同じだ。

PS4をDMZの指定から外す

まず第一にルーターの設定でPS4をDMZに指定しているなら無効にすることをおすすめする。

僕の環境だけかもしれないが、僕の場合はPS4をDMZの指定から外したら警告マークが出る頻度は著しく減少した。

PS4のポートなどを開くのが面倒でDMZにPS4を指定しているなら一度DMZを空欄にして再度ゲームをテストプレイしてみよう。

ただ、改善が見られない・沢山のオンラインゲームをプレイしている場合はDMZを使わざるを得ない場合もあるのでその際はDMZ関係は無視して構わない。

PS4(PSN)で使用されるポートを開く

次に試したのはPS4(PSN)で使用されるポートを一通り開放するというもの。

一般的にPS4(PSN)で使用されるポートは以下となる。

TCP80、 443、 3478、 3479、 3480、 5223、 8080
UDP3478、 3479

今回はバッファロー製ルーター「WSR-2533DHP-CB」で上記のポートを全て開いた。

なおポートを開く手順はルーターによって異なる上、既にポートを開放する方法は色々なブログで紹介されているため割愛させて頂くのでご容赦願いたい。

QoS設定でPS4(PSN)で使用されるポートを有線設定

ルーターによってはQoS(Quality of Service)設定というものがあり、特定のポートの通信や特定のデバイスなどの送受信を優先的に行うように指定できる場合がある。

QoS設定をしていなければPCやスマホ、タブレットなどのネットの送受信には優先順位が存在せず、デバイスによっては帯域をフルに使ってしまい他のデバイスの通信の質が落ちる場合がある。

QoS設定をすれば任意のポートやデバイスに優先的に通信を割り振ることができ、上記のような現象を回避できる。

ルーターによって設定方法や細かい名称も違う場合があるが、今回はバッファロー製ルーターのQoSという設定画面で以下のような設定を行なった。

PS4(PSN)で使用される先ほどのポートを上記画像のように入力して優先度を「高」に設定した。

また、僕の使用している回線は上り回線がわずか10Mbpsしかないため、上り回線帯域幅は10000Kbpsに設定している。

これにより指定したポートへの通信(今回はPS4への通信)は他のデバイスやアプリケーションの通信より優先されて行うようになる。

ちなみに「上り回線が10Mbpsしかないのならパケットバーストは起きて当然じゃないか」と思うかもしれないが、CoD:MWまではパケットバースト問題はどのオンラインゲームでもほとんど経験したことがないか無視できるレベルだった

少なくともここまで警告表示が出るゲームはCoD:MW以外には記憶にない。

DNSサーバーをパブリックDNSに変更する

通常どのルーターでもDNSサーバーはプロバイダから提供されるものを使っている人がほとんどだと思うが、ルーターやPS4のネットワーク設定からDNSをパブリックDNS(公開DNS)に設定することで通信が安定する場合がある。

主なパブリックDNSは以下の通り。

Google8.8.8.88.8.4.4
Quad99.9.9.9149.112.112.112
OpenDNS Home208.67.222.222208.67.220.220
Cloudflare1.1.1.11.0.0.1
CleanBrowsing185.228.168.9185.228.169.9
Verisign64.6.64.664.6.65.6
Alternate DNS198.101.242.7223.253.163.53
AdGuard DNS176.103.130.130176.103.130.131

上記のいずれかのパブリックDNSをルーターまたはPS4のネットワーク設定から手動(カスタム)で設定する。

個人的におすすめのパブリックDNSはCloudflareの「1.1.1.1」「1.0.0.1」。

GoogleのパブリックDNSは信頼性が高いが利用者が多いため、かえって通信が不安定になる可能性がある。

クロスプレイを無効にする

CoD:MWはPS4やXbox One、PCプレイヤーと共にプレイできる「クロスプレイ」に対応しているが、このこのクロスプレイが有効になっているとラグやパケットロス、パケットバーストが発生するという報告が海外コミュニティサイトのRedditにあったので、CoD:MWのオプション画面の「アカウント」から「クロスプレイ」を無効にしてみよう。

クロスプレイを無効にするとPS4ならPS4のみと言ったように同じプラットフォームのプレイヤーとしかマルチプレイができないが、パケットロス・パケットバーストが改善する可能性もあるので試してみるといいだろう。

設定した結果

上記の設定を適用したのち、あらためてCoD:MWのマルチプレイヤーを3時間ほどプレイしたが稀にパケットバーストの警告マークは出るものの、頻度は著しく減り全く警告マークが出ない試合もあった。

設定をする前も特にラグなどは感じなかったが上記の設定を適用すると心なしか依然より遅延が減っている印象を受けた。

もしCoD:MWなどでパケットロスやパケットバーストの警告マークに悩まされているなら是非「DMZにPS4を指定しない」「PS4(PSN)で使用されるポートを開く」「QoS設定でPS4(PSN)を優先設定にする」「DNSをパブリックDNSに変更する」「クロスプレイを無効にする」という五点を試してほしい。