Webサイト運営者向け。iOS 13とiPadOSのユーザーエージェント情報

iOS 13とiPadOSは無事リリースされたが実はあまり評判がよろしくない。

iOS 13のリリースからわずか5日後に数々のバグを修正したiOS 13.1が配信されたことからも、かなりの不具合があるのだと予想できる。

僕の周りでも不具合報告が多数あるため導入を控えている人も多いだろう。

今回はiOS 13やiPadOSをまだ導入していないWebサイト/ブログ運営者向けに、iOS 13及びiPadOSのユーザーエージェント、特に「デスクトップ用Webサイトを表示」の仕様についての情報を掲載しておきたいと思う。

iOS 13ユーザーエージェント情報

iPhone用のiOS 13にも実はiPadOSと同じくデスクトップ用Webサイトを強制表示する機能があるのだが、iPadOSと違ってデフォルトでは無効化されている。

この機能をiPhoneで有効にするには”設定”>”Safari”>”デスクトップ用Webサイトを表示”>”すべてのWebサイト”をタップしてオンにする。

当然の如く上記設定を切り替えるとSafariのユーザーエージェント情報は完全に変わるが、あくまでSafari向けの設定でありChromeやFirefoxなどのサードパーティブラウザは影響を受けない。

なお、ここで掲載するユーザーエージェント情報はiPhone X 64GBにiOS 13.1(現時点)をインストールした状態のもの。

Safari iOS 13 ユーザーエージェント

デフォルトの状態のユーザーエージェントは下記。

Mozilla/5.0 (iPhone; CPU iPhone OS 13_1 like Mac OS X) AppleWebKit/605.1.15 (KHTML, like Gecko) Version/13.0.1 Mobile/15E148 Safari/604.1

「デスクトップ用Webサイトを表示」をオンにした場合は下記のようになる。

Mozilla/5.0 (Macintosh; Intel Mac OS X 10_15)
AppleWebKit/605.1.15 (KHTML, like Gecko) Version/13.0.1 Safari/605.1.15

「デスクトップ用Webサイトを表示」をオンにするとユーザーエージェントがMacintosh Intel Mac OS Xに変わり端末の情報を偽装するが、これはiOS 12以前にも存在した「デスクトップ用Webサイトを表示」オプションを有効にした場合のユーザーエージェントと大きな違いはない。

iOS 12以前ではこのブログはたとえ「デスクトップ用Webサイトを表示」オプションを有効にしてもデスクトップ用のレイアウトにならなかったため、iOS 13・iPadOSではユーザーエージェントだけではなく、Safari側のWebサイトの判定の仕方がそもそも変わっているように思う。

なお、画面サイズ(解像度)で判定しているサイトやブログではスマホ表示になってしまうかもしれないが、その際はiPhoneを横向き(ランドスケープ)にすればOKだ。

Chrome iOS 13 ユーザーエージェント

Mozilla/5.0 (iPhone; CPU iPhone OS 13_1 like Mac OS X) AppleWebKit/605.1.15 (KHTML, like Gecko) CriOS/77.0.3865.93 Mobile/15E148 Safari/605.1

Firefox iOS 13 ユーザーエージェント

Mozilla/5.0 (iPhone; CPU iPhone OS 13_1 like Mac OS X) AppleWebKit/605.1.15 (KHTML, like Gecko) FxiOS/19.0b16042 Mobile/15E148 Safari/605.1.15 

iPadOSユーザーエージェント情報

続いてはiPadOSのユーザーエージェント情報。

最新のiPadOS 13.1をiPad Air 第3世代にインストールしたもの。

前述の通りiPadOSでは「デスクトップ用Webサイトを表示」がデフォルトでオンになっており、iPadOS以前にも存在した「デスクトップ用Webサイトを表示」ではデスクトップ表示にならなかったサイト(当ブログ含む)も完全なデスクトップ表示になる。

Safari iPadOS ユーザーエージェント

デフォルト設定だとiPadOSのSafariのユーザーエージェントは下記のようになる。

Mozilla/5.0 (Macintosh; Intel Mac OS X 10_15)
AppleWebKit/605.1.15 (KHTML, like Gecko) Version/13.0.1 Safari/605.1.15

「デスクトップ用Webサイトを表示」を設定からオフにした状態のユーザーエージェントは下記。

Mozilla/5.0 (iPad; CPU OS 13_1 like Mac OS X)
AppleWebKit/605.1.15 (KHTML, like Gecko) Version/13.0.1 Mobile/15E148 Safari/604.1

Chrome iPadOS ユーザーエージェント

Mozilla/5.0 (iPad; CPU OS 13_1 like Mac OS X)
AppleWebKit/605.1.15 (KHTML, like Gecko) CriOS/77.0.3865.93 Mobile/15E148 Safari/605.1 

Firefox iPadOS ユーザーエージェント

Mozilla/5.0 (iPad; CPU OS 13_1 like Mac OS X)
AppleWebKit/605.1.15 (KHTML, like Gecko) FxiOS/19.0b16042 Mobile/15E148 Safari/605.1.15 

まとめ

ざっと主要なブラウザのiOS 13とiPadOSのユーザーエージェント情報を掲載してみた。

前述の通り「デスクトップ用Webサイトを表示」のオプションはiOS 12以前から存在しており、以前まではたとえ「デスクトップ用Webサイトを表示」をオンにしてもデスクトップ表示にならなかったサイトがiOS 13・iPadOSでは完全なデスクトップ表示になる。

ユーザーエージェントはiOS 12以前とiOS 13・iPadOS両者を比較しても大きく変わらないため、ユーザーエージェントを偽装しているというよりはSafari側がWebサイト側の指示を無視して強制的にデスクトップ用サイトを表示させているような印象を受ける。