僕は1年くらいApple Muiscを契約していて、月額980円ではあるが少なくとも980円分の元を取れるくらいはよく音楽を聴いている。
そこで思ったのだがApple Musicには「友達をフォロー」「共有プレイリスト」という概念があり、他の人のプレイリストを再生したり、他の人をフォローして他人の聴いている楽曲をチェックすることが出来るのだが、これらのApple Musicのソーシャル機能や共有プレイリストの振る舞いについて気になったので検証してみた。
INDEX
Apple Musicのプロフィール
Apple Musicは音楽ストリーミングサービスではあるが、先述した通り簡易なソーシャル機能があり、あまり目にする機会がないが簡易プロフィールページも用意されている。
このプロフィールページは単なるWebページであり、Windowsでも、iTunesをインストールしていなくても、あるいはApple Music未契約でもプロフィールアイコンやユーザー名を確認することが出来る。
これは例えアカウントを非公開にしていても同じで、鍵マークは付くもののプロフィールアイコンとユーザー名は誰でも見ることが出来るようになっている。
ちなみにApple MusicのプロフィールアカウントはApple IDとは別であり、プロフィールアイコンもApple IDから独立している。

以下が僕のプロフィールアドレス。
https://itunes.apple.com/profile/rizingsun
非常に簡素なプロフィールページで、Apple Music契約者でも未契約者でも見れるのはプロフィールアイコンとユーザー名のみ。

自分のApple Musicのプロフィールアドレスを知るには、まずiPhoneやiPadなら、ミュージックアプリから”For You”タブの右上のプロフィール画像をタップしてアカウント画面を開き、”プロフィールを表示”を選ぶ。

するとプロフィール画面が表示されるので、右上のメニューをクリックし、あとは”プロフィールを共有”をタップして”コピー”を選べばいい。
これらの手順はiTunesでも同じだ。
あとはこのプロフィールアドレスをブラウザに入力すれば、Windowsでも、iTunesがインストールされていなくても、Apple Music未契約でもその人のプロフィールアイコンと名前が表示される。
ブログなどをやっていて、プロフィールを公開しても問題がないならこのアドレスをブログのプロフィールに貼ってもいいだろう。

次に、プロフィールページに”Follow on Apple Music”というボタンがあるが、このボタンをクリックした場合Apple Musicを契約しているならその人のApple Music内のプロフィールに飛び、その人が公開設定にしているプレイリストを見たり、楽曲をライブラリに追加したり、その人を気に入った場合はフォローをすることが出来る(その人が気に入らない場合はブロックも出来る)
もしiTunesをインストールしていない状態のWindowsなどで上記のボタンをクリックした場合はiTunesのインストールを促される。
また、Apple Music未契約の場合はApple Musicのホーム画面に飛ばされ、契約を促すようなページが表示されて、プレイリストの閲覧は出来ない。
(この辺の挙動はさすがにApple Musicを一度解約して検証するわけにもいかないので、Windowsでちょっと試した程度なので曖昧)
プレイリストの共有
プレイリストの共有についてだが、デフォルトの状態だと自分で作成したプレイリストは自動で公開設定になる。
ただ、僕が試した限りApple Musicに存在しない曲がプレイリストに含まれている場合は非公開にされることが多いように思う。

プレイリストが公開設定の場合、Apple Musicで楽曲を検索した際などに自分のプレイリストも含めて検索語句と関連がある他の人が作成したプレイリストが”共有プレイリスト”として画面下部などに表示される。
プレイリストが表示される順番は新着順なので、上の画像では僕が作成したプリレイリストが1番目に表示されている。
これらの公開された共有プレイリストはApple Music契約者なら誰でも閲覧ができ、冒頭でも書いた通り自身のライブラリへの追加や、共有プレイリストの作者のフォローも出来る。

自分のプレイリストの公開/非公開を設定するにはプレイリストを開き、右上の”編集”をタップして、”マイプロフィールと検索に表示”のスライダーボタンをタップする。
「このプレイリストは誰にも見られたくない」という場合はこれらの設定を行って適宜自分で公開するプレイリストを選ぼう。

iTunesの場合はサイドバーのプレイリストをクリックすると”プロフィールと検索に公開します”というチェック項目があるのでここでオン/オフをする。
AppleMusicにない楽曲の扱い
上で紹介したプレイリストの公開設定はApple Musicに存在しない曲(CDやiTunesで購入した曲)のプレイリストでも有効だが、他人がそれを再生しようとしても、当たり前ではあるが再生は出来ない。

仮にこれが再生出来てしまったら著作権的にえらいことになってしまう。
Apple Musicではプレイリストは自身のライブラリにあるもの全てを公開することが出来るが、Apple Musicで配信されていない楽曲はプレイリストは閲覧出来ても他人には再生出来ないということになるので、意図せずに著作権を侵害することはないから安心していい。
まとめ
色々とApple Musicのソーシャル機能と共有プレイリストについて検証してみたが、実際のところソーシャル機能といっても非常に簡易でメッセージの送信などの機能もなく、あるのはフォローとブロックくらいで、大半の人には必要とされないものだと感じる。
共有プレイリストについても他人のプレイリストを見て「こんな曲もApple Musicにあるんだ」という発見もたまにあるものの、これらの機能が有効に働いているとは思えなかった。
というより1年以上Apple Musicを契約してきて、誰にもフォローされたことがないので(僕の共有プレイリストに魅力がないのが大きいのだろうが)、僕としてはソーシャル機能や共有プレイリストは存在しないものとして扱っている。
ただ、ブログや他のSNSで「自分はこんな曲を聴いてるよ」というように他人に紹介したい場合は有用かもしれない。
ただ、それには相手側もApple Musicを契約している必要があり、あまり役に立ちそうがない気もする。
せめてWeb上のプロフィールページにプレイリスト一覧や現在再生している曲が表示されたりするなら、ブログ上などでアピールする上で役立つと思うのだが。